このヒューズボックス(ヒューズブロック・F/Lホルダー・リレーホルダー)は、ボンネットフードを開けてエンジンルームの向かって左側(車両右側)にあります。
ヒューズとリレーの配置図
N&P RELAY ----- LPG SOL. RELAY 2 ----- INHIBIT RELAY |
A.SUSP RELAY ----- TAIL LAMP RELAY |
SPARE FUSE 4本 | ||
P.WINDOW RELAY ----- IGN COIL RELAY |
FL#2 FL 30A 4W ANTI SKID |
|||
FL#1 FL 25A ECCS | ||||
#40 | GLOW PLUG | 10A | ||
CRT | 15A | FL#3 FL 30A A.SUSP. |
||
F.PUMP RELAY ----- LPG RELAY 2 |
#39 | F.PUMP | 10A | |
F.PUMP(CIMA) | (15A) | |||
RR AIR CON | 15A | |||
#38 | 電話 | 3A | FL#4 FL 25A RAD.FAN |
|
TAXI (ACC) | 5A | |||
#37 | 電話 | 3A | FL#5 FL 30A P.WINDOW P.SEAT |
|
TAXI (IG) | 5A | |||
ECCS RELAY ----- LPG RELAY 1 |
#36 | 電話 | 10A | |
TAXI (B) | 10A | FL#6 FL 30A IGN.SW. |
||
#35 | A.SUSP. | 15A | ||
TAXI (ILL) | 5A | |||
#34 A.SUSP | 10A | |||
HORN RELAY | #33 TRUNK OPENER | 20A | ||
#32 H.LAMP LH | 15A | FL#8 FL 100A GLOW PLUG |
||
#31 H.LAMP RH | 15A |
FL(ヒュージブルリンク)表
ヒュージブルリンクNo. | 名称 | アンペア(表記) | 電源 | 内容 |
---|---|---|---|---|
FL#1 | ECCS | FL 25A | バッテリー直 | ECCS系統のヒュージブルリンク。 下記の部位につながっている。
|
FL#2 | 4W ANTI SKID | FL 30A | 4WASアクチュエーターのアクチュエーターリレーの接点およびモーターリレーの接点につながっている。 4WASモジュールからの制御で、アクチュエーターリレーやモーターリレーがが作動して接点が閉じて電源が供給される。 このヒュージブルリンクが切れると、
|
|
FL#3 | A.SUSP. | FL 30A | エアサスコンプレッサーリレーの接点につながっている。 エアサスコントロールユニットからの制御でエアサスコンプレッサーリレーが作動して接点が閉じると、エアサスコンプレッサーが作動する。 エアサスコンプレッサーの作動電流は約15A~20Aで、平均すると約18A(管理人の愛車にて測定)。 このヒュージブルリンクが切れると、
|
|
FL#4 | RAD.FAN | FL 25A | ラジエーターファンモーターリレーの接点につながっている。 水温スイッチおよびECCSコントロールユニットからの制御で、ラジエーターファンモーターリレーが作動して接点が閉じ、ラジエーターファンモーターが作動する。 このヒュージブルリンクが切れると、
|
|
FL#5 | P.WINDOW P.SEAT |
FL 30A | C/B1(サーキットブレーカ1)を通って下記につながっている
|
|
FL#6 | IGN.SW | FL 30A | キースイッチにつながっている。 キースイッチが「Acc」位置のときは、下記に電源が供給される。
このヒュージブルリンクが切れると、
|
|
FL#8 | GLOW PLUG | FL 100A | Y31セドリック/グロリア(RD28エンジン)のグローリレー1と2の接点につながっている。 |
平型ヒューズ
平型ヒューズの電流の流れる方向は、車両前方から向かって左から右です。つまり左側が電源で、右側は負荷です。
市販の電源取り出しコードを取り付ける場合は、取り出すコード側を左にします。
ヒューズを差したままテスターの電圧計でヒューズ切れをチェックする場合は、右側で検電します。
※名称が2段になっているのは、仕様によって用途が異なるためです。
ヒューズNo. | 名称 | アンペア(表記) | 電源 | 内容 |
---|---|---|---|---|
#31 | H.LAMP RH | 15A | BAT電源 | ヘッドランプ右側用の電源。 下記につながっている
|
#32 | H.LAMP LH | 15A | BAT電源 | ヘッドランプ左側用の電源。 下記につながっている
|
#33 | TRUNK OPENER | 20A | BAT電源 | 下記につながっている
|
#34 | A.SUSP. | 10A | BAT電源 | 下記につながっている
|
#35 | A.SUSP. | 15A | BAT電源 | エアサスカットバルブリレーの接点につながっている。 リレーの2つの接点を直列に通って全輪の各サブタンクに取り付けられているカットバルブのプラス側につながっている。 エアサスコントロールユニットからの制御でエアサスカットバルブリレーが作動して接点が閉じ、4つのカットバルブが作動する。 このヒューズが切れると、
|
TAXI (ILL) | 5A | |||
#36 | 電話 | 15A | BAT電源 | ハンドフリー自動車電話装着車は無線機につながっている。 このヒューズが切れると、
|
TAXI (B) | 5A | |||
#37 | 電話 | 10A | IG電源 | ハンドフリー自動車電話装着車は無線機につながっている。 このヒューズが切れると、
|
TAXI (IG) | 10A | |||
#38 | 電話 | 3A | ACC電源 | このヒューズが切れると 、
|
TAXI (ACC) | 5A | |||
#39 | F.PUMP | 10A | BAT電源 | フューエルポンプリレーの接点につながっている。 接点の先は、フューエルポンプのプラス側につながっている。 Y31シーマのVG30DET(ターボエンジン)搭載車は、さらにフューエルポンプコントロールモジュレータ(FPCM)の端子No.5にもつながっている。 ECCSコントロールユニットからの制御でフューエルポンプリレーが作動して接点が閉じ、フューエルポンプが作動する。 実測で4.0A(これはバッテリー電圧に影響される。エンジンを始動していないときは3.8A)。 フューエルポンプコントロールモジュレータ(FPCM)によってポンプが高回転になっているときは約6~7A(VG30DET)。 このヒューズが切れると、フューエルポンプが止まり、数秒~数十秒後にエンストする。 しかし、フューエルポンプが完全に停止していても、ホース内に残っている燃料の熱膨張&気化ガスによって再びエンジンが始動できる場合がある。実験ではヒューズを抜いてから5分くらいの間隔を置いて10回ほどエンジン始動できた。すぐにエンストしたのは3回ほどで、あとは数秒から30秒くらい持続したこともあった。これならフューエルポンプの故障で立ち往生しても少しの距離なら自走ができそうだ。 |
F.PUMP(CIMA) | 15A | |||
RR AIR CON | 15A | Y31セドリック/グロリアのリアエアコンのリアブロアファンモーターのプラス側につながっている。 |
||
#40 | GLOW PLUG | 10A | BAT電源 |
Y31セドリック/グロリア(RD28エンジン)のエンジンコントロールユニット(端子No.22)につながっている。 |
CRT | 15A | マルチAVシステムのAVカットリレーの接点につながっている。 AVコントロールユニットからの制御でAVカットリレーが作動して接点が閉じ、マルチ関係の各ユニットにACC電源が供給される。 AVカットリレーは下記の各ユニットにつながっている
バッテリー電圧の低下でマルチAVシステムが自動的にACC電源を切ったときも(AVカット機能)、このヒューズが切れたときと同じ状態になる。 AV仕様ではない車種およびマルチAVシステムを完全撤去した場合は、このヒューズを抜いても影響はない。 当サイトではAVカットリレーから供給されるACC電源のことをECON-ACCと呼んでいる。 |