車速信号の取得などに

ECCSコントロールユニット

ECCS Control Unit

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用

概要

ECCSとは、Electronic Concentrated Engine Control System＝電子式エンジン集中制御システムの略称です。
ECCSは「エックス」と読むらしいのですが、管理人は「イー・シー・シー・エス」と発音しています。
ECCSの代わりにECU（エンジンコントロールユニット）やコンピューターと書くこともあります。
左ダッシュサイドに取り付けられています。

コネクタ表

前期と後期で異なるのでそれぞれのページを参照してください

ECCSコントロールユニットコネクタ（前期仕様）

Y31シーマ（前期）のVG30DE、VG30DET搭載車
Y31セドリック・グロリア（前期）のVG20E、VG30E、VG30ET、VG20DET搭載車

ECCSコントロールユニットコネクタ（後期仕様）

Y31シーマ（後期）のVG30DE、VG30DET搭載車
Y31セドリック・グロリア（後期）のVG20E、VG30E、VG30ET、VG20DET搭載車

ディーゼルエンジンコントロールユニットコネクタ

Y31セドリック・グロリアのRB28型ディーゼルエンジン搭載車

識別番号

Y31シーマ（前期/後期）	VG30DE	G30DET
識別番号	68	69

覚え書き（Y31シーマ後期VG30DET用コンピュータ）

※プレッシャーレギュレーターの交換後に確認できた事柄に変更しました（2014年6月）

メーカー品番	Y31シーマ後期VG30DET ECCSコントロールユニットベース部番	所感（主に23710-71V71を基準とした所感）
純正 MEC-102	23710-71V70	89年8月～90年12月まで採用されていたコンピュータ。低速トルク重視傾向のようだ。 ~~運転していて楽しいのはこっちのコンピュータだ。~~ 一言で言うと「過激」。 0-60km/hの低速域が力強い。 80-100km/hの中高速域からの加速が非力。いつもよりちょっとアクセルペダルを踏むとキックダウンが起こりやすい。強く踏んでキックダウンすると、ダウン時のショックが大きく、急にエンジン音が大きくなってどかんと加速するので、その変わり様は「過激」としか言いようがない。しかもキックダウンするまでにタイムラグがあるのでたちが悪い。この過激な変化が自分は好まない。キックダウン時のショックはマインズのECCSも同じ。発進加速時の1→2変速ショックは71V71と変わらない。（過給圧制御はカット、デュアルモードマフラーは全開固定で確認） 71V71よりも発進加速時の1→2変速ショックはある。（過給圧制御なし、デュアルモードマフラーはほぼ全閉固定で確認） 71V71よりもノッキングが起こりやすい。 FPAY31-1309××番台でこの型番が装着されている。
純正 MEC-102R	2371M-71V70	23710-71V70のリビルト品。
純正 MEC-105	23710-71V71	愛車の車両購入時装着品。愛車は90年11月製造だが、こっちのコンピュータが搭載されていた。 FPAY31-1355××番台でこの型番が装着されている。ひとことで言うと「大人しい」。燃費重視傾向のようだ。大人しく運転する人向けかもしれないが、時には意図的にキックダウンさせるような運転でも期待に応えて加速してくれる。 23710-71V70のキックダウンの起こりやすさを改善したのかもしれない。キックダウンが起こりにくいため、低速でカーブを曲がってからの再加速が鈍くさい。キックダウンするときは素早くショック無く行われるため気付かないときもある。キックダウンの滑らかさは抜群。マインズよりもアクセルペダルの踏み込み量が増える。
純正 MEC-105R	2371M-71V71	23710-71V71のリビルト品。基本的に23710-71V71と同じ。
純正 MEC-108	23710-71V72	90年12月から採用。車種:Y31 使用車種:VG30DT 未確認
純正 MEC-108R	2371M-71V72	23710-71V72のリビルト品。後期の最終バージョンと思われるリビルト品。一言で言うと「最強」。もう一言加えるなら「余裕」。装着直後はエンジン音がうるさく感じたため、エンジンが壊れるんじゃないか？と心配した。どうやら暖機時は音が大きいようだ。20171129装着時はそのようなことはなく装着直後から静かに感じた（POWERモード、暖機後に交換）。信号待ち時の音はマインズの方が静か。 A/TモードスイッチがNORMAL時は2371M-71V71よりもややエンジン音がうるさい気がする。 POWER時の方が静かに加速する。これはデータシステムのECCSに似ているがそれよりはうるさい。ただマインズからこれに交換すると、これの方が静かに感じる。こっちの音質はこもった感じのエンジン音。再加速はマインズよりも踏み込み量は少なくて済み、エンジン音も静かなので余裕を感じる。聞き慣れてくると、エンジンの音が良くわかってくるので、ややうるさく感じるようになる。ノッキングしにくい、というか、ノッキングしないか目立たない（気温が高くて登板時は少しノッキングする）。平地ではノッキングしない。マインズECCSだといつも酷くノッキングする急坂でも、このECCSだとノッキングは少なく目立たない。 A/TモードスイッチがNORMALの時はレスポンスは良くないがPOWER時はすこぶるレスポンスが良い。他のものよりスイッチによる差が大きい気がする。NORMAL時はゆったり運転、POWER時はきびきび運転したいときに向いている。エアコンON時はPOWERにした方がより良い。初めはパワフルさが怖い感じがしたが慣れると気持ちよく運転できる。慣れればエンジン音も平気になる。後期の中では「最強」と思える。マインズのECCSよりレスポンス良く加速して快適。早めに加速したときでもまだまだ「余裕」を感じさせる。マインズにはこれほどの余裕はない。我慢できずにいつもより速く走りたくなる。強く踏めばキックダウンするが、ダウン時のショックは23710-71V70ほど激しくなく、自然な感じは23710-71V71に似ている。通常加速時の点火時期は30～33。まだデータは少ないが燃費が良い。基板はMEC-105用。あまりにもノッキングが酷かったのでPITWORKのF-ZEROを試したらノッキングしなくなった。
インパル MEC-102	23710-71V70	未確認。後期型対応のものがあるのかも不明。
マインズ VX-ROM MEC-102	23710-71V70	発進時、他のECCSと比べても、少ない踏み込み量で走り出すので、リアが沈みやすい。瞬発力がある感じ。 23710-71V72のリビルト品と同程度のパワー&トルクはあるが、エンジン音が"一生懸命"という感じあまり好きではない。信号待ちでは23710-71V72のリビルト品よりはやや静か。 A/TモードスイッチがPOWER時は23710-71V72のリビルト品よりも速度が上がるまでかなり高回転まで引っ張るので、良い感じはしない（故障かな？と思ってしまうほど引っ張る）。平地の加速時でもノッキングすることがある。ノッキングしているときの点火時期は28～29。通常加速時の点火時期は33～35？（要確認）ノッキングが起きたときに、エンジンには良くないことだがノッキングが起きながらも高回転か高負荷をかけると（3秒程度でも）、その後はエンジンを切るまでノッキングしなくなる（レギュラーモードになるかまたは学習によるものだと思う）。この変化はマインズが1番わかりやすい（他のECCSコントロールユニットでは感じたことがない）。やや機械的な感じの音質のエンジン音。発信時は少ないアクセルワークで走り出すが、再加速はやや多めに踏まないと加速せず、その際に大きな音を立てる。ベースがMEC-102のせいか、走行中の急加速時にキックダウンして音が大きくなり過激に加速する。 2019年3月追加データシステムより加速感があるので運転しやすい。データシステムより変速ショックが少ないので運転しやすい。データシステムより音が大きい。データシステムよりはノッキングしにくい。データシステムでノッキングしたシチュエーションでもマインズはノッキングしない。（装着直後は良いが、学習すると大きくなる？）
データシステム HYPER-CHIP MEC-102	23710-71V70	いとことで言うと「静か」。もう一つ加えるなら「楽に運転できる」だ。暖機後のエンジン音が類を見ない静かさ。加速時の静かさもダントツ。純正MEC-108Rよりもレスポンスが良いので運転しやすい。純正MEC-108Rよりもノッキングしやすい。純正MEC-108Rでノッキングしなかったシチュエーションでもデータシステムはノッキングする。純正MEC-108R装着時にPITWORKのF-ZEROを試したらノッキングしなくなったにもかかわらずデータシステムはノッキングする。純正MEC-108Rよりも変速ショックが大きい。1-2変速時にガツンとくる。（学習してくると大きくなる？）

覚え書き（ユニットの重さ）

Y31シーマ後期VG30DET ECCSコントロールユニット	メーカー	質量
23710-71V70	純正	910g
	D社	905g
	M社	920g
23710-71V71	純正
23710-71V72	純正	未確認

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