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公開日:2014年4月29日
最終更新日:2014年4月30日

壊れたので交換しました

プレッシャー レギュレーターの交換
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック/グロリアに適用


交換後のプレッシャーレギュレーター

 

概要

2014年2月、走行距離34.0万キロの頃、プレッシャーレギュレーターを新品に交換しました。
交換したのはこれが初めてです。
燃料が通るところですが、特に問題なく交換できました。


ときどき磨いていたものの、新品の輝きには敵わない



交換


作業は気温が低く、エンジンが冷えているときに行いました。これはフューエルフィルターの交換で学んだ教訓で、気温が高いときやエンジンが暖まっていると燃料ホースを抜いたときに出がなかなか止まらないことがあるからです。

燃料タンクの給油口を開けて内圧を抜きました。給油口を開けたときに少し「シュッ」と音がしたので開けて正解でした。でも正圧だったのか負圧だったのかはわかりません。

燃料ポンプのフューズを抜き、キーを「START」位置にして数回クランキングしました。

そしてバキュームホースを抜きました。

次にリターンホースを抜きました。
プレッシャーレギュレーターをウエスで囲い、リターンホースを少しずつ抜きました。下にはタイミングベルトがあるので垂らすわけにはいきません。



リターンホースのホースクランプを緩め、ホースリムーバーの代わりにクリップリムーバーでホースを抜いていった


ホースクランプを緩めてもなかなか抜けなかったので、ホースリムーバーの代わりにクリップリムーバーと8mmスパナ、10mmスパナを使ってテコの応用で抜いていきました。
ホースリムーバープライヤー(YF-6247A)は持っていますが、急に抜けそうなので使いませんでした。


隙間が広がったところに8mmスパナを入れてホースを抜いていった


さらに隙間が広がったら10mmスパナも入れてグイグイとホースを抜いていった
 

ホースを抜いても燃料はほとんど出ませんでした。
抜いたホースは空のペットボトルに突っ込んでおきました。



リターンホースを抜いたところ。燃料はほとんど出てこなかったが念のためペットボトルに差し込んだ


次に六角穴付ボルトを抜きました。
向かって左側のボルトを抜いていくとボルトの頭がコレクターに当たりますが、無理矢理抜きました。
六角レンチもコレクターに当たって塗装が剥がれてしまいましたが、ここは自家塗装したところなので、タッチアップで直ります。


向かって左側の六角穴付ボルトがギリギリだった。
六角レンチがコレクターに当たって塗装が剥がれてしまった


次に2本のホースを抜きました。
ここも手だけでは抜けそうになかったのでクリップリムーバーとスパナを使いました。
ホースの奥の方が抜けてきてしまってはどうにもならなくなるので、ホースに無理がかからないように慎重に行いました。
出てきた燃料の量はウエスを少し湿らす程度でした。
 


片方のホースを外したところ


両方のホースを抜いたところ。ウエスを少し湿らす程度しか燃料は出てこなかった
 

次に新しいプレッシャーレギュレーターにホースを差し込んだのですが、ホースが燃料で濡れていたせいか、滑るように簡単に差し込めました。
ホースを差し込む量はボルトの穴位置で確認しました。



ホースが燃料で濡れているせいだろうか、すんなりホースを差し込むことができた

 

六角穴付ボルトを締め(トルク0.38〜0.51)、2個のホースクランプを留めました。


ボルトを締めたところ


リターンホースをつないだところ


バキュームホースをつないだところ

リターンホースとバキュームホースをつないで完了。

キーを「ON」位置にすると(エンジンはかけない)、シャーという音がしましたが、これは燃料ラインに入ったエアーのせいだと思います。エンジン始動後は正常になりました。



関連ページ

基本資料 〜 プレッシャーレギュレーター
基本資料 〜 燃料系統
メンテナンス 〜 プレッシャーレギュレーターの故障
メンテナンス 〜 プレッシャーレギュレーターの分解

 

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