壊れたので分解してみました
プレッシャー レギュレーターの分解
(メンテナンス)
Y31シーマおよびY31セドリック/グロリアに適用

プレッシャーレギュレーター 22670-F6504 Y31シーマ用
概要
2014年2月、走行距離34.0万キロの頃、故障したプレッシャーレギュレーターを分解してみました。
分解
23年間使ったプレッシャーレギュレーターを分解しました。
分解に使った工具は古びたニッパーとカッターです。

分解の糸口は矢印のところしかない

使い倒したニッパーで糸口を広げていく

ここを開けるとダイアフラム室が見られる

あってはならないところに燃料が溜まっていた!!
画像の燃料は少量ですが、ダイアフラム室の約半分の高さまで燃料が溜まっていました。半分程度溜まるまでは負圧口から出てこないようです。
「負圧ホースを抜いても燃料は出てこないから正常」と判断するのは気が早いかもしれません。
負圧ホースを抜いて、鼻を近付けて「燃料の臭いがしなければ正常」としたいものです。
ダイアフラム室に燃料が溜まってくると、クルマの前方が低くなったときに負圧口に出てくることがあるかもしれません。

これはダイアフラム室の気密を保つための膜。
燃料に触れたせいか、しわになっているところがあったが問題なし

黒い膜は挟んであるだけだった

ダイアフラムの外側の黒い膜が燃料で濡れていた。
燃料室からダイアフラム室への燃料漏れはこの膜が原因のようだ

ダイアフラムをカッターで切り抜いたところ。奥が燃料室

けっこうボロボロ。ひびが入っているようにも見える

切り抜いてみたところ。ボロボロ

燃料は両側から入って中央から出ていく

ダイアフラム中央部のバルブは動くのでピタッと閉じる

ダイアフラムの中央部にはバネが入っていた

ここのバネはけっこう固い
これをご覧のみなさんのプレッシャーレギュレーターは大丈夫でしょうか?
負圧ホースを抜いて燃料臭くないか確認してみると良いと思います。
関連ページ
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