公開日:2004年6月12日
最終更新日:2018年4月30日

ワクワクドキドキするクルマ

愛車の紹介

My Favorite Car

カテゴリー : その他

優れた美しさを誇るニッサンの高級車 シーマ

中古車購入

走行距離0.8万kmの中古車

当時のまだ景気が良い頃、自分はテレビ大道具の製作をしていました。クルマを持っていなかったので電車通勤をしていたのですが、終電の時刻になっても残業していることが多く、通勤にも使えて休日もドライブが楽しめる愛車が欲しくなりました。

自分は「男っぽい仕事の職人=日産の高級車乗り」というイメージを持っていて、体力のいる仕事をした後は、グリーン車のようにくつろげるクルマに乗って帰宅したいと思っていました。
現に歳の近い先輩はグロリア、社長はセドリックに乗っていました。

左から先輩の31グロリア グランツSV、愛車の31シーマII LTD-AV、社長の33セドリックVQターボ

シーマは以前からリアビューのカッコ良さが気に入っていて、いつかは乗ってみたいクルマでした。

以前は、自分で点検・整備などができなければクルマを持つ資格なんかないと思っていたのですが、そんなことよりも早く欲しいという気持ちが強くなって購入することにしました。
そして平成5年(1993年)9月に県外の日産ディーラー中古車販売店でセドリックシーマを購入。納車時の走行距離はなんと8,000kmでした。
店員によると、前オーナーは高級車の買い替えサイクルが早い人だそうで、2代目シーマが登場した頃なので納得できます。

当時の中古車情報誌の広告

購入したのは平成3年式 後期型 Y31シーマ タイプIIリミテッド マルチAVシステム装着車 (平成2年11月下旬製造、栃木工場生まれ)です。
新車当時の価格は ディーラーオプション分を含めると、推定480万円です。

ボディカラーは後期型から採用されたライトブルーメタリックで、初代シーマの中では一番新鮮で、汚れが目立たず、わりと派手なので気に入っています。
ただこのカラーは、昆虫の目には水面に見えるようで、秋になるとトンボがボデーに産卵します。

「シーマには、ことばにできないイメージがある」 by初代

以前、グロリア乗りの先輩に対して「通勤に使うのはもったいないですよ」と言ったことがあるのですが、もっと贅沢な車を買ってしまいました。
2年落ちの中古車とはいえ高級車なので300万円しました。現金一括払いで購入したので貯金はゼロに。
初めて買う車にしては贅沢でむちゃな出費でしたが、後悔はまったくしていません。

何しろ走行距離の少ない中古車ですから、タイヤやバルブなどの消耗品はほとんど新車時装着品のままでした。

いじりがいのあるクルマ

搭載エンジンはVG30DET型で水冷V型6気筒3リッターDOHC、ハイフローセラミックターボで255馬力です。

足周りは電子制御エアサスペンションです。

NISSAN ロゴは着色しています

シーマの電装品やリレー、コード・コネクタ類の多さには驚かされます。シーマ自体が電子デバイス(電気の要塞)のようです。初めてトランク奥の内張を外したときは、「(電気的に)いじりがいのある車だなあ」と思い、とっても楽しみになりました。

写真は助手席の足下のECCSコントロールユニット配線作業の様子

オーディオは+60GBHDDカーナビと接続してジュークボックス化(現在は別仕様)。
地上デジタルTVチューナーも搭載。
これらはステアリングホイールスイッチキットで純正ステアリングホイールスイッチからも操作できるようにしています。

愛車の特殊性

一見するとノーマルなY31シーマですが、"普通ではない仕様"が盛り込まれています。

詳細はこちら

魅力的なデザイン

日産独特の造りがまじめなクルマ

このクルマを購入した決め手はやはりスタイルの良さ。特にリアビューが最高です。長いあいだ満足できそうなことも要因です。日産独特の造りがまじめなクルマで大変気に入っています。

自分の場合、価格、エンジン性能云々よりも、まずバランスの良いデザイン優先なのです。

仕事が終わり、シーマに乗ってドアを閉めると、シーンと静まってホッと落ち着ける瞬間が心地よく、疲れていても「そうだ、○○へ行こう」と、どこか遠くへ行きたくなるほどです。

秋田にて(この写真が某雑誌に載りました)
福島にて(この写真が某雑誌に載りました)

乗り心地

乗り心地を味わいながら走る

電子制御エアサスペンションは、路面の小さな凹凸なら完璧に吸収するので、まるで分厚いベッドの上に座っているような感覚があります。

路面の状態を伝えにくいため、初めて運転したときは何だか滑るように走るので怖くて足を広げて踏ん張りながら運転した記憶があります。

加速はアクセルペダルを踏んだ量に対して素直に反応し、力強いです。急坂も一気に登ってしまうため、アクセル全開にしていられる時間はほんのわずかです。発進時はリアがかなり落ち込むので、ドアミラーを主翼にして飛んで行く様な姿にも見えます。

シーマはそういった力強さが魅力ですが、のんびりゆったりと乗り心地を味わいながら上品に乗ることも、もうひとつの魅力です。

エアサスペンションが柔らかいと感じたら、かたさを変えたり、エアサスキットで車高を上げ下げしたりして乗り心地が変えられます。この点が愛車を手放せない理由のひとつです。

乗り心地は燃料の残量(重さ)でも変わります。そもそもエアサス車はフル乗車したり荷物を積んだりしても車高を一定に保てるので、空車時でもリアが低い姿勢になっています。このため、発進時や大きく凹んだ路面を通ったときは、リアがさらに沈んでしまいます。乗り心地の感じ方には個人差がありますが、エアサスキットでリアの車高を2~3㎝上げるだけでも乗り心地が向上します。また、エアスプリングのバネ定数をハード固定にすると、乗り心地が格段に向上します。

燃費

形態 燃費
毎日の通勤(渋滞あり) 6.8~7.1km/L
7.0~7.8km/L
ドライブ(高速なし、山岳路あり) 9.0~9.8km/L
8.5~11.5km/L
高速(オートクルーズ走行) 12.0km/L
最近1年間の平均燃費 (2005/5/9現在) 7.4km/L
生涯燃費(2005/5/9現在、データの残っている範囲で) 6.8km/L

道路状況によって大きく変わりますが、渋滞のある毎日の通勤での燃費は、ハイオクでは表の通りで、レギュラーは6.0~6.5km/Lです。ブレンド時は、クルマの認識のされ方によっては悪化する可能性があります。

レギュラーはハイオクに比べてリッターあたり約10円安いので、レギュラーを入れれば燃料費を節約できますが、燃費が悪くなる分を考慮する必要があります。

 
愛車の燃料の違いによる燃費の定義
ハイオクで7.0km/L走る場合、レギュラーで6.3km/L以上の燃費でないとレギュラーを給油しても損する。
レギュラーで6.5km/L走る場合、ハイオクで7.2km/L以上の燃費でないとハイオクを給油しても損する。
愛車の燃料計による燃費の定義
燃料計の1目盛りあたりの走行距離が115kmの場合、燃費を6.5km/Lと定義する。
例えば3/4目盛りから次の1/2目盛りまでの1目盛り区間で125km走った場合、125*6.5/115で 7.065・・・7.1km/Lと計算で求めることができる。

これは満タン法による算出よりも正確である。
なお、クルマの傾斜角によっても残量が変化するので、平地を500m以上走行し、走行中に目盛りを読み取ることとする。

通勤のみや、暖気・アイドリングが多い場合にはレギュラーで十分だと思いますが、峠越え、山を登る場合などにはハイオクがいいでしょう。レギュラーで山登りするとカラカラとノッキングのような音がします。

山坂道を走行すると燃費が悪くなると思いがちですが、シーマはとっても良くなります。それは、たいしてアクセルペダルを踏み込まなくてもスイスイ登ってしまい、下るときは平地よりも燃料を必要としないからです。

正確なデータはまだありませんが、ノーマル車高でサスペンションのかたさはスポーティーにすると燃費の良い結果が出ています。

レギュラーとハイオクの差

レギュラーとハイオクの違いは乗り心地にも現れ、レギュラー100%で長いあいだ走行した後でハイオク100%にすると、その違いがよくわかります。

レギュラーを入れて体感が悪い場合は、ハイオクとの差額で燃料添加剤を入れてみるのもいいかもしれません。

ハイオクにすると・・・
  • 微妙なアクセルワークが必要となる。
  • リアから押される感じが強くなる。
  • 音が静かで気持ちよく走れる。
  • エンジンブレーキが弱く惰性力がある。
  • 燃費が良くなる。
  • 変速ショックが弱くなる。
  • 総じてなめらかな走りとなる。

エコプラン ~ 省燃費のためのポリシー

燃費を良くしようと思ったら、エンジンを分解して点検整備できるほどの技術を持っている人なら自己流で分解洗浄するのでしょうが、自分にはそんな技術はないので、真っ先に思いつくのが燃費向上グッズなのです。しかしグッズの効果にも限界はあるので、あとは運転でカバーしなければなりません。要は運転次第なのです。

運転次第といっても、アクセルペダルをなるべく踏まない運転よりも、むしろ積極的にエンジンの得意とする回転域、つまり、トルクがあって、パワーもあって、しかも、燃料消費率の低い領域を使って加速するのが一番好ましいと思っています。そうです、短時間で加速してしまうのも一つの方法なのです。ただし、アクセル操作は「優しく」が原則です。

自分が特に実践しているのはO/Dや2速を積極的に使った運転です。例えば、時速15kmくらいまで減速した後の再加速では、クルマが3速のまま加速しようとするのでロスが多く、そんなときは2速に落として効率的に加速しています。また、アクセルペダルから足を離しても割と力強く走ってしまうので、フットブレーキだけでは物足りず、O/D-OFFや2速を使ってエンジンブレーキを効かせています。こうすると、回転数が上がるので、発電量が増え、それが次の発進時の蓄えにもなると思っています (※A/Tやパワステオイルポンプを交換してからは実践していません)。

基本方針

省燃費=グッズ+電源強化・電力消費低減などの装備+アイドルストップ+あとは運転次第!

分類 説明
省燃費グッズ マイナスイオン系、磁石系、メタルチップ系、接点復活・改質系、燃料タンクに入れる燃費向上グッズなどを装備
燃料 シェルハイオク使用。時々、出光ハイオクを使用(洗浄剤はこっちの方がいい?)
→最近はコスモハイオクが多い(愛車と相性がよい)
→最近はシェルハイオク、出光ハイオクが多い
オイル 日産純正オイル(エンデュランス 10W-50)使用
電源強化 補助バッテリー搭載。電力負荷の分散
電力消費低減 ヘッドランプとフォグランプにHID採用
壊れたマルチAVシステムの徹底排除(無駄な消費電力を大幅カット、重量大幅軽減)
間欠ワイパーの車速感知式化による停車時の電力消費低減
字光式ナンバーに蛍光灯採用
現在は字光式ナンバーにLED採用
電力消費低減
エンジン負荷低減
エアコンは、夏はA/CよりもECON(エコノミーモード2)を使用。冬はECONを消して送風(エコノミーモード1)使用。断熱フィルムとカーテンなどの併用でエアコンの効率アップ
エンジン負荷低減 デュアルモードマフラー車速感知式化による実用域での排気抵抗低減(現在この方式は未使用)
デュアルモードマフラー燃料流量感知式化によるトルクとパワーの両立(現在この方式は未使用)
エアーエレメントは空気抵抗の少ないものを使用(社外品)
最近は湾岸イオンフィルター使用
運転術 燃料流量インジケータの採用で、エンジン設定領域を把握しながら走行
アイドリングは必要最低限。ターボタイマーの排除。暖機は低速走行しながら
アクセルペダルは優しく踏み、離すときは早くする
アクセルペダルを踏まないときは、完全にペダルから足を離す(減速時フューエルカットを促進させるため)
エンジン音をしっかり聞きながら走る(これかなり重要)
加速時や登坂道などでは、必要に応じてシフトダウン(O/D、2速)し、燃料消費率の少ない回転域(約2000回転)を使うか、または回転数を高くしてトルクのある回転域を使う
時速10km程度まで減速後からの再加速は、3速ではじまることがあるため、必要に応じて2速にシフトダウン(無駄のない加速を心掛ける)
車間距離を適度にとり、ブレーキを踏む回数を減らす
前を走っているクルマよりも遥か前方の道路状況も把握しながら運転する
赤信号になりそうだったら早めにアクセルペダルから足を離す(遥か前方の青信号は赤になると思え)
ブレーキングは、フューエルカットを期待して(?)積極的にエンジンブレーキ(O/D、2速)を併用(省燃費グッズの影響などでアクセルペダルを踏まなくても進もうとする力が強いため、2速を使わないとフットブレーキだけでは物足りないという理由もある)。回転数を上げることで発電量(充電量)の増加を期待し(?)、次の発進加速に備える
渋滞など道路事情を考慮したルートを設定する
重量軽減 壊れたパーツ、使わないパーツは取り外す。無駄な積載はしない。
純正部品のみで約26kg軽量化済み(2014年9月現在)
その他 エアサスは、ノーマル車高。ショックの硬さもノーマル(現在はバネ常数をハードにして走行)
タイヤは、ノーマルサイズ、オールシーズンタイヤ(転がり抵抗低減タイヤ使用)。空気圧は約10%高めを維持管理
現在はBBS RSホイールを装着
ボディーをツルツルピカピカにすると空気抵抗が弱まる?

なお、燃料添加剤、オイル添加剤、水抜き剤や流行のアーシングは基本的に使用していません。
添加剤はプレゼント当選したときに使うくらいです(写真)。

この写真が某雑誌に載りました

燃料の流量が増加したとき(不経済運転しているとき)に点滅する”燃料流量インジケータ”を装着しました

2017年、月までの距離 約38万4400キロ達成!!
2018年、40万キロ走破!!

35万キロ達成!!(2014年9月)
20万キロ達成!!(2006/6/10)
これは”7”が揃った瞬間です(本物です)

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