60GB増設しました
カーナビ
Car Navi (追加装備)
(Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用)
運転席から見るとこんな感じ
※現在はこのカーナビではありません
概要
2002年9月、走行距離12万6千キロの頃、carrozzeriaのHDDナビAVIC-XH77を取り付けました。いままではマルチAVシステムの純正ナビやSONYのデジタルマップナビシステムNVX-2を使っていましたが、精度が悪いなど時代にそぐわなくなってきましたので交換しました。
carrozzeriaのHDDナビ AVIC-XH77の仕様
HDD[サイバーナビ] AVIC-XH77
7.0型ワイドTV付CDユニット内蔵HDDナビゲーションサーバーセット (本体/GPSアンテナ/ワイヤレスリモコン/リモコンベース/7.0型ワイドTVモニター/ハイダウェイTVチューナー/車室内外兼用ダイバーシティTVアンテナ/モニター取付スタンド/音声認識コントローラ/音声認識用マイク/携帯電話接続用ケーブル/接続ケーブル一式/取付金具)
最大消費電流:1.5A(ナビ本体GPS部)、2.0A(CDプレーヤーメカ部)
質量:1.6kg(本体)、0.4kg(TVモニター)、0.9kg(TVチューナー)
定価:278,000円、購入価格:188,000円(税別) 32%引き
買ってすぐバラバラに・・管理人ならではの光景
気になる消費電流は下表の通りです。これらはカタログ公称値ではなく、自宅で直流電源のアンメーターから読み取った値です。電源電圧はDC12.0Vで計測、算出しています。電源電圧の変動により消費電流(消費電力)も変化しますので参考程度にしてください。
消費電流(消費電力) |
ACC-ON |
CDからミュージックサーバーへ録音時 |
2.2A (26.4W) |
通常のナビ画面表示時 |
2.1A (25.2W) |
BACKLIGHT/POWERボタンを押してバックライトOFF時 |
1.9A (22.8W) |
BACKLIGHT/POWERボタンを2秒以上押してTVモニターの電源OFF時 |
1.2A (14.4W) |
ACC-OFF |
アクセサリー電源の供給がない時 |
数十mA (0.数W) |
構成図
2005年6月、図中のフィルムアンテナは純正アンテナに変更、
またオートアンテナリモートコントロールの接続先も変更(図は前のまま)
システム構成
名称 |
メーカー・型番 |
価格 |
HDDナビセット
本体
TVチューナー |
Pioneer AVIC-XH77 |
定価:278,000円 購入価格:188,000円 |
VICS用ビーコン受信機
|
Pioneer ND-B4 |
定価:25,000円 購入価格:23,750円 |
PCカード 16MB
|
Pioneer CNFC-16M |
定価:7,800円 購入価格:7,000円 |
延長コード 20ピンRGB延長ケーブル
3m
|
Pioneer CD-RGB31E |
定価:5,800円 購入価格:5,510円 |
IPバスケーブル 6m
|
Pioneer CD-IP600 |
定価:6,000円 購入価格:6,000円 |
増設ハードディスク 60GB
|
TOSHIBA MK6021GAS |
定価:?円 購入価格:18,100円 |
TV&FM-VICS用フィルムアンテナ
|
HARADA 電波職人
パルウスXII FLA-120
現在は未使用 |
定価:27,000円 購入価格:21,800円 |
設置場所を考える
本体もTVチューナーもシート下にはスペース的に設置できません。強引に設置できたとしても、シートがスライドできなくなるかもしれません。このため、スペースの問題でトランクに設置しました。
上段は本体、下段はTVチューナー。共にトランクに設置した
リアトレイスピーカーから伝わってくる振動を抑えるため、
制振材と防音シートと防震くんを使って固定した (スピーカー交換&デッドニング時に施工)
TVモニターの取付位置は、従来通りエアコンの吹き出し口手前にしました。取付金具は今まで使っていた自作品をそのまま利用しました。
エアコンルーバーに取り付けるよりもしっかりしている
取付金具は自作
(例)ちなみにマルチAVシステムのクラスターリッドCに外側からはめるとこんな感じになる
リモコンは、A/Tセレクトレバーの左側に設置しました。
音声認識コントローラは、ステアリングのスポーク部分に設置しました。
GPSアンテナは、リアーパーセルに設置しました。カーナビの精度が良いので、クルマの前方に付けるか後方に付けるかで自車位置表示が前後にずれてしまいます。なるべくクルマの前方に付けた方が表示は遅れなくて良いと思いますが、取付場所が見つからなかったため後ろにしました。
リアパーセル上に置いていたが、スピーカー交換&デッドニング時にボード下に隠した
TVアンテナはフィルムタイプにしたかったので付属アンテナは使っていません。フィルムアンテナのコードを短いものに取り替えると、走行中のちらつきが減ったように感じます。電波を通しにくいガラスなので受信状態は良くありません。
→現在は純正アンテナ使用
フイルムアンテナは有名な「電波職人」を使用。→現在は純正アンテナ使用
配線
電源:
電源ケーブルはバッテリー電源とアクセサリー電源、イルミネーション電源の3つあります。
バッテリー電源は、補助バッテリーにつなげました。すで近くに補助バッテリーがあるので接続は簡単でした。こうすることで、エンジンをかけないで使用しているときでもメインバッテリーの上がりを気にすることなく使うことができます。
アクセサリー電源は、キー差込スイッチにつなげました。キーを差し込んでいるときに12Vになります。こうすることで、キースイッチを「Acc」の位置にしなくても使うことができます。普通ならキースイッチを「Acc」にしたときに12Vになるところにつなげますが、これでは他の機器にも電気が流れてしまい、無駄が多すぎるのです。この電源はキーの位置を検出するためだけに使われるので、ほとんど電流は流れません。
イルミネーション電源は、リアコンビネーションランプのスモール電源(ライトスイッチ連動)につなぎました。この電源はライトスイッチの位置を検出するためだけに使われるので、ほとんど電流は流れません。
オートアンテナリモートコントロール:
純正のパワーアンテナコネクタの端子No.6(黄色コード、コントロール入力)につなげます。こうすることで自動的にパワーアンテナがアップ/ダウンします。しかしこれはTVチューナー用ではなく渋滞情報などをキャッチするVICS/FM多重アンテナ用ですので、ナビの電源に連動してアップ/ダウンしてしまいます。自動でアップ/ダウンするかどうかは設定できますので、リモコンの10キーをカスタマイズしてリモコンで操作できるようにしています。また、現在はツインパワーアンテナのデモンストレーション用に社外のリモコンでアップ/ダウンできるようにしています。
10キーをカスタマイズすればリモコンでパワーアンテナをアップ/ダウンできる
ミュート:
オーディオのメインユニットにつなげました。音声ガイドが出るときや音声で操作するときに、オーディオにミュートがかかります。ミュート中に電圧測定したら0.3Vでした。
車速信号:
マルチAVシステムのAVコントロールユニットのCRT,TEL(L)コネクタの端子No.61(オレンジ色のコード)につなげました。トランクにて車速信号が必要な場合にはここから取得するのが便利です。
バック信号:
リアコンビネーションランプのリバースランプにつなげました。
パーキングブレーキスイッチ:
このコードはクルマが停車しているかどうか知るためのものです。これを説明書どおりつなげると、走行中に肝心な操作ができなくなってしまいます。写真のようにアース線(黒色コード)につなげると、常に停車状態になりますので、走行中でも操作できるようになります。
パーキングブレーキにつなげるコードはアースに結線。
これで走行中でも操作できるようになった
マイク:
運転席のサンバイザーに取り付けました。
電話/拡張入出力:
使用していません。
VICS/FM多重アンテナ:
リアガラスのフィルムアンテナかガラスアンテナ(どっちがどっちだかわからない)を分岐してつなげました。これらの純正アンテナでもFM-VICSは受信できます。純正のフロアアンテナは試していません。
TVアンテナ:
パワーアンテナ、フィルムアンテナ、ガラスアンテナ、フロアアンテナにつなげました。すべてマルチAVシステム装着車に既存の純正アンテナです。中間にブースターを入れて、FM-VICS用に分岐しています。ブースターの電源は、アクセサリー電源と同じようにキー差込スイッチにつなげました。
カーナビのTVとFM-VICS用に使っているブースター。
TV/FM-VICS用5チャンネルブースター Nishikiori TBU-011 購入価格:8,379円
GPSアンテナ:
アンテナをリアトレイボード下に設置してつなげました。
26ピンRGB出力:
TVチューナーから出ている26ピンRGBケーブル(3m)がTVモニターまで届かないため、別売りの20ピンRGB延長ケーブルCD-RGB31E(3m)を購入してつなげました。カタログには「AVIC-XH77などのモニター〜TVチューナー間の延長にはご使用できません」と書いてありますが、何の問題もなく使用しています。実はカー用品店の店員が「形状は一緒だけどマッチングがとれてないかもしれないので、ダメもとで買ったら?」と言うのでそうすることにしたのです。単なる延長コードであることを考えればマッチングがとれているはずですし、被覆を剥けば中身はただのコードなのでダメでもどうにかなるのです。
結果的に問題ありませんでしたが、TVモニター側のプラグがL型ではないので、モニターをダッシュボード上に設置した場合にコードが邪魔になります。おそらくTVモニター側のコネクタ形状がヨコ向きかタテ向きかの違いで「使用できません」としているのだろうと思います。
ビーコン受信機:
別売りの受信機を購入し、ダッシュボード上に設置してつなげました。
ビーコン受信機ND-B4の中身。
ビーコンには電波式と光式があるが、両方受信できる。
断熱ガラスなので電波ビーコンは受信できていないかもしれない
IPバス:
別売りのIPバスケーブルCD-IP600を購入し、同社製のIPバス入力付きオーディオメインユニットFH-P009MDと接続しました。これでカーナビの音声(音声ガイダンスを除く)をクルマのスピーカーで聞けるようになりました。
ビデオ&オーディオ入力:
現在は何もつなげていません。
本体とTVチューナーを同じ所に設置して
コードの長さをを短縮したため、こんなにコードが余った
遊び心があっておもしろい
音声応答機能で登場する女性キャラクターは、時には看護婦姿やぬいぐるみをかぶっての登場など様々。記念日や季節、時間などによっても格好が変わり、とってもかわいいです。
ここに挙げた女性キャラクター画像はごく一部。一番右も女性か?
また、裏技で、というか説明書に書いていないだけかもしれませんが、ジャイロ電圧が表示できるなどの隠れた機能があり、遊び心をくすぐられ飽きのこないカーナビになっています。
ハードディスクの増設
2003年9月、ハードディスクを増設しました。
いままでハードディスクに録音した曲をFM電波で飛ばしてマルチAVシステムで聴いていましたが、オーディオメインユニットに交換してからは程度の良い音で聴けるようになりました。これで調子に乗ってCDから録音していたら、あっという間に容量が足りなくなってしまい、これを機に増設することにしました。
CD録音前はハードディスクの残り容量は98%でしたが、CD20枚ほどで14%まで減少、その後は容量不足のメッセージが出て録音できなくなりました
増設ハードディスクはパイオニアのHDDナビゲーションサーバー用ハードディスクND-HD10だと10GBしかないので、またすぐ一杯になってしまいそうですし、容量の割に定価が29,800円もするのが気になっていました。そこでパソコン用のハードディスクを利用することにしました。カタログには「パソコン用に市販されているハードディスクなど、本製品以外のハードディスクはご利用になれません」と書いてありますが、パソコンショップで買ったノートパソコン用のハードディスクが問題なく利用できています。
当初は40GB増設しようと考えていましたが、買いに行ったら60GBも40GBも値段がほとんど変わらないため、衝動的に60GBを買ってしまいました。今となっては40GBでも十分だったと思っています。
これは10GBマスターハードディスク。東芝のMK1016GAP。
これだけでは物足りないため増設することに。
これは増設用に買ったノートパソコン用60GBハードディスク。東芝のMK6021GAS
装着は以外に簡単で、ハードディスクカバーと金属カバーを外して、買ってきたハードディスクを空いているスレーブ側にシールが貼ってある方を上にして差し込みました。このとき、純正品ならある取付ブラケットは非純正品にはないので正しく装着できるか気になりますが、ピンがずれていないか手で感触を確かめながら奥まで確実に差し込めばOKです。あとはカバーを元に戻して装着完了です。
装着後に初めて電源を入れると増設ハードディスクをフォーマットするかどうかの問い合わせ画面が出たので、現在地ボタンで先に進みました。フォーマットはあっという間に終了し、その後マスターハードディスクからデータの移行が行われ、すべての作業が終了しました。これで空き容量は15%からいっきに98%に増大。これでいったい何曲入るのだろうか?
増設ハードディスクを装着して電源を入れたらフォーマット確認画面が表示された
フォーマットしてマスターハードディスクから増設ハードディスクへコピーしているところ
「追加HDD OK」が表示され、空き容量が98%になった。
2005年6月現在、500曲くらい収録しているにもかかわらず空き容量は95%もある
純正ステアリングからの操作
ステアリング上のスイッチでカーナビのオーディオソースを切り換えられるようにしています。
純正ステアリングからの操作についてはこちら
(ステアリングホイールスイッチキット)
今後の予定
1. IPバスケーブルの音声信号コードを太いものに交換し、音質向上を図りたいと思っています。具体的には、IPバスケーブルの外被を破いてばらし、その中から音声信号コードを見つけ出し、太いコードでバイパスする予定です。ノイズの問題がありそうな予感がしますが、まずはやってみないことにはわかりません。
2. バックビューモニターを検討しています。すでにバックカメラは買ってありますし、カーナビにリバース連動ビデオ切換機能がありますので、TVチューナーのビデオ入力VTR1につなげばすぐに利用できるようになっています。しかし課題はバックカメラをどこに設置するかです。
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