トランクの右下にあります
フロア アンテナ
Floor Antenna (基本資料)
Y31セドリック・グロリア・シーマのマルチAVシステム搭載車に適用

フロアアンテナ(Y31シーマ・AV仕様)(リア右下) 28202-69V00
概要
このアンテナはマルチAVシステム車(AV車)のみに装備されています。
アンテナコードはAVコントロールユニットのTV.SUB(アンテナ1)の入力端子につながっています。
テレビ用のサブアンテナですが、単体ではFM放送もAM放送も受信出来ます。
トランクの床下右(マフラーと反対側の位置)に取り付けられています。
ただの鉄板ですが、贅沢にもマフラー吊りゴムのような物を3つも使っています。
アンテナコードの芯線はゴムで絶縁された空中の鉄板につながっています。アンテナコードのシールドアースは上の鉄板から延びている棒にアースされています。上の鉄板からシャシーにボビス止めされています。

トランクルームから降りてきたアンテナコードはここに接続されている

フロアアンテナのアンテナコードはトランク内のここに上がってきている
接続コードについて
フロアアンテナの後端に不可解な接続コードがあります。この接続コードはどう考えてもない方が良いです。何故なら、アンテナコードの芯線とアースをショートさせているのと同じことだからです。

フロアアンテナ後端の接続コード
このコードはY31ブロアムVIPのマルチAVシステム車でも装着を確認した
マルチAVシステムの4系統ダイバーシティー受信方式ならこのままでも問題ないでしょう。しかし、オーディオを社外品に変え、他のアンテナと混合したときに問題が起こりました。インピーダンスの整合が取れないせいか、ノイズが酷くなりました。この接続コードを外してみたらノイズが減りAM放送の受信感度が上がりました。
接続コードの有無による受信感度比較
接続コード"あり"と"なし"の2パターンで比較してみました。
フロアアンテナのみを社外カーオーディオにつなげました。
確認したのはAM放送のみです。FM放送は元々ノイズが少ないので確認していません。
受信感度評価点の意味 = ★★★★★:良好、★★★★:多少ノイズあるが良好、★★★:ノイズが多いが聞き取れる、★★:ノイズが多く聞き取りにくい、★:聞き取れない
フロアアンテナの後端の接続コードの有無によるAM放送受信感度比較 |
AM放送局
(周波数kHz)→ |
NHK(594) |
AFN(810) |
TBS(954) |
文化放送(1134) |
ニッポン放送(1242) |
ラジオ日本(1422) |
コードの有無↓ |
あり(標準) |
★★★ |
★★★★ |
★★★★ |
★★★★★ |
★★★★ |
★ |
なし |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★ |
この表を見てわかるとおり、コードは無い方が受信感度が高く、ノイズが少なくて聞き取りやすくなります。実用的な感度になりました。
関連ページ
基本資料 〜
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マルチAVシステム
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マルチAVシステムのアンテナ
追加装備 〜 マルチAVシステムのアンテナの混合
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