タイマーも一緒です
パワーアンテナ
Power Antenna
（コネクタ表）
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
パワーアンテナ一式（トップは別）
部品番号：28207-71V01、23,000円
パワーアンテナは左リアフェンダーに付いていることから、リアフェンダーアンテナと呼ぶこともあります。
Y31セドリック/グロリアスーパーカスタムを除く全車は、ラジオやテレビの電源スイッチに連動して自動的に上下するので、フルオートパワーアンテナやオートアンテナとも呼ばれています。
パワーアンテナタイマーはパワーアンテナ本体に付いています。
コネクタはタイマー部に付いています。
アンテナ線の出力は、JASOラジオプラグです。
マルチAVシステムの場合は、ピンプラグのような形状のプラグに変換する変換コードを経て、AVコントロールユニットのMAINアンテナ入力につなげます。
パワーアンテナタイマーの内部
配線図
パワーアンテナ 8Pコネクタ
コネクタは8Pですが、つながっているコードは6本です。
パワーアンテナタイマー（白い箱）とコネクタ（オス）
パワーアンテナコネクタ（メス）
コネクタ色:白
コネクタ表
|
端子No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
| 色 |
帯 |
太さ |
| 1 |
IG電源 |
茶 |
-/銀1 |
中 |
12V/0V |
キースイッチを「ON」にしたときに12V。
車室内のヒューズ#14（電子部品.IG）を通ってくる。
IG電源がなぜ必要か？→キースイッチを「START」にすると、一時的にACC電源（端子No.3）が0Vになってしまうため、普通ならパワーアンテナがDOWNしてしまうが、これを防ぐためにIG電源を監視している。
判定条件：ACC電源（端子No.3）が0Vでも、IG電源（端子No.1）が12VならDOWNしない（キー「START」時を考慮）。 |
| 2 |
BAT電源 |
茶 |
-/銀1 |
中 |
12V |
常に12V。
車室内のヒューズ#22（電子部品.B）を通ってくる。
BAT電源がなぜ必要か？→基本的にここのBAT電源で動力を賄っている。キースイッチが「OFF」の時やキーを抜いているときでも、DOWNできるようにしている。またターボタイマーでエンジンが切れたときにもDOWNできる。
動作電流は0.5A〜0.6A（UP/DOWN時）。1A以上になるとリミッターが働いてストップする。一番上まで伸びたとき、または、一番下まで縮んだときに1A以上になりストップする。また途中で障害物があったときにも1A以上になればリミッターが働いてストップする。 |
| 3 |
ACC電源 |
緑 |
-/銀1 |
中 |
12V/0V |
キースイッチを「Acc」にしたときに12V。
車室内のヒューズ#26（電子部品.ACC）を通ってくる。
判定条件：端子No.6のコントロール入力が12Vでも、ACC電源（端子No.3）とIG電源（端子No.1）が0VならDOWNする。
愛車はキー差込電源に変更 |
| 4 |
アンテナスイッチ入力 |
青 |
-/- |
中 |
12V/0V |
パワーアンテナスイッチの端子No.3につながっている。
アンテナを一番上まで伸ばすか、約半分の長さにするかが、入力電圧で決定される。0V（OPEN）の時は全部伸び、12Vの時は約半分伸びる。
パワーアンテナスイッチの下部のスイッチが押し込まれている時は、コントロール入力（端子No.6）とつながっている。したがってここに12Vが入力されるのは、下部のスイッチが押し込まれていて、かつコントロール入力（端子No.6）が12Vの時だけである。 |
| 5 |
アース |
黒 |
-/- |
中 |
0V |
常に0V。 |
| 6 |
コントロール入力 |
黄 |
-/- |
中 |
12V/0V |
純正や社外オーディオからのアンテナコントロール入力。
マルチAVシステム装着車の場合、AVコントロールユニットのACC,SP,AV SWコネクタの端子No.13、ANT-SIGにつながっている。
IG電源（端子No.1）かACC電源（端子No.3）が12Vで、かつ12V入力でアンテナが伸びる。0V（OPEN）でアンテナが縮む。
パワーアンテナスイッチの端子No.1にもつながっている。下部のスイッチが押し込まれている時は、端子No.4とつながる。
愛車はリモートコントロールに変更 |
UP/DOWN判定条件
IG電源
（端子No.1） |
ACC電源
（端子No.3） |
コントロール入力
（端子No.6） |
判定結果 |
| 0V |
0V |
0V |
DOWN |
|
0V |
12V |
0V |
DOWN |
|
0V |
0V |
12V |
DOWN |
|
0V |
12V |
12V |
UP |
| 12V |
0V |
0V |
DOWN |
|
12V |
12V |
0V |
DOWN |
|
12V |
0V |
12V |
UP |
|
12V |
12V |
12V |
UP |
パワーアンテナタイマーの役目
電源やコントロール入力などを受けて、パワーアンテナを伸び縮させます。
一番上まで伸びたかどうか、一番下まで縮んだかどうかは、電流の検出によって行われます。
約半分（ハーフ）の長さにする場合には、タイマーで停止します。
UP/DOWN時に何かに当たったりした場合には、電流の検出によって停止します。
アンテナ内部が故障し、正しい電流が検出できない場合には、タイマーで停止します。
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パワーアンテナ 3Pコネクタ
パワーアンテナとタイマーを結ぶ3Pコネクタ
コネクタ色：白
コネクタ表
|
端子No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
| 色 |
帯 |
太さ |
| 1 |
電源 |
黄 |
- |
中 |
10.5V/7.0V |
BAT電源（端子No.2）入力時、10.5V。
UP/DOWN時、7.0V。 |
| 2 |
UP- |
緑 |
白 |
中 |
11.5V/1.0V/11.5V |
BAT電源（端子No.2）入力時、11.5V。
UP時、1.0V。DOWN時、11.5V。 |
| 3 |
DOWN- |
緑 |
青 |
中 |
11.5V/11.5V/1.0V |
BAT電源（端子No.2）入力時、11.5V。
UP時、11.5V。DOWN時、1.0V。 |
関連ページ
基本資料 〜
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マルチAVシステムのアンテナ
メンテナンス 〜 パワーアンテナの故障
コネクタ表 〜 AVコントロールユニット
追加装備 〜 ツインパワーアンテナ
追加装備 〜 マルチAVシステムのアンテナの混合
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