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最終更新日:2012年2月28日

走行中にテレビを見られるようにできます

AVコントロールユニット

CRT,TEL(L)
(コネクタ表)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアのマルチAVシステム装着車に適用

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AVコントロールユニットとCRT,TELコネクタ

CRT,TEL(L)コネクタはAVコントロールユニットの向かって下段左にあります。
CRT,TELコネクタは2つありますので、左側を(L)、右側を(R)としてページを分けました。CRT,TEL(R)コネクタはこちらです。


装着状態ではツメは下側

71 69 67 65 63 61 59 57
72 70 68 66 64 62 60 58

※ロックは下側
16P、コネクタ色:黒

コネクタ表

端子
No.
名称 入出力 コード 電圧 内容
太さ
57 HP+
スーパーインポーズ用水平同期パルス
入力 白/銀1 0.4V〜1.0V
(スーパーインポーズ時)/0V
スーパーインポーズとはTV画面中に字を表示すること。

CRTディスプレイの端子No.17(HP+)につながっている。

不良時はスーパーインポーズの文字が流れる。
58 VP+
スーパーインポーズ用垂直同期パルス
入力 -/銀1 0.4V〜1.0V
(スーパーインポーズ時)/0V
スーパーインポーズとはTV画面中に字を表示すること。

CRTディスプレイの端子No.19(VP+)につながっている。

キースイッチが「Acc」以上で電圧発生。実測で0.2V。
マルチAVシステムの電源がOFFでも電圧発生。走行中も同じ。

GNDアースしても、テレビ・ラジオ・CD・デッキ・ナビの表示は変化なし。

不良時はスーパーインポーズの文字が流れる。
59 シールドアース   赤/銀1 0V 端子No.57、端子No.58のシールドアース。
CRTディスプレイの端子No.20(シールドアース)につながっている。

常に0V。走行中もOFF。
内部基板にてアースであることを確認した。
60 IG電源 入力 -/橙1 12V/0V キースイッチが「ON」で12V。
エンジンが停止していてもキースイッチが「ON」の位置なら12V。

TVキット側も同じ。
61
SPEED
車速信号
入力 -/- 12V/0V

(走行中は12V/0Vの連続繰り返し)

TVキット接続時は常にOFF
スピードメーターにつながっている。
タイヤ1回転で1回(?)12V。バック時の方がパルスは細かく発生する(?)。
停車時は12V/0Vどちらの状態もあり得る。
エンジン回転数には無関係。
キースイッチを「ON」から「Acc」以下にすると3秒後に12V。キーを抜いても12V。

TVキット側は0V。

この信号は永井電子機器ULTRAの減光システム「オートディム」に使用できる。
愛車ではトランクルームにカーナビ本体を設置したとき、必要な車速信号はここから取得した。

不良時は走行中表示が出ない。
62 N,Pレンジ
インヒビター(N,P)信号
入力 白/銀1 12V/0V

TVキット接続時は常に12V
キースイッチが「ON」で、かつA/Tレバーが「P」(パーキング)または「N」(ニュートラル)の位置の時に12V。
それ以外は0V。

TVキット側は常に12V。

不良時は停車時でも走行中表示が出る。
63 リバース
インヒビター(R)信号
入力 白/橙1 12V/0V キースイッチが「ON」で、かつA/Tレバーが「R」(後退)の位置の時に12V。
それ以外は0V。
64 PKB
パーキングブレーキ信号
入力 薄緑 -/銀1 12V/0V

TVキット接続時は常にOFF
キースイッチが「ON」で、かつ駐車ブレーキを解除した時に12V。
駐車ブレーキ中はアースとつながるためOFF。

TVキット側は常に0V。

不良時は停車時でも走行中表示が出る。
(65) (NC) - -   コードなし。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
(66) (NC) - -   コードなし。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
(67) (NC) - - 0V コードなし。
内部基板にてアースであることを確認した。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
(68) (NC) - -   コードなし。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
(69) (NC) - - 0V コードなし。
内部基板にてアースであることを確認した。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
(70) (NC) - -   コードなし。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。
71 AV-RY
AVカットリレーコントロール信号
出力 6.0V(ACC)/0.6V
(エンジン回転中に測定)
AVカットリレーのコイルにつながっている。コイルのもう一方はACC電源につながっている。
AVカットリレーを作動させるためのマイナスコントロール出力。

キースイッチを「Acc」にしたときに短時間だけ6.0Vを発生(ブザーをつなげると「ピッ」と鳴る)。

エンジン回転中は、マルチAVシステムのあらゆる操作をしても0.6V(本当は0Vになるはず)。走行中も同じ。

アースしても変化なし。
(72) (NC) - -   コードなし。

TVキットのジャンパー線はあるが意味はない。



車速信号が必要な場合には


リア・トランクルームにて車速信号が必要な場合には、このコネクタの端子No.61から取得するのが一番簡単です。


走行中にテレビを見られるようにする裏技


マルチAVシステムは走行中にTVを見ることはできません。
走行中でもTVを見られるようにできるTVキットが売られていますが、停止判断条件に関する端子をいじくれば独自に機能解除が可能です(未確認)。ドライブガイドに影響はありません。

マルチAVシステムが
停止状態と判断する条件
(すべて満たすこと)

対応端子No. どうすればよいか
●車速が0km/h 61 端子につながっているコードを途中でカットし、端子側のコードをアース(端子No.59の黒色コード)につなぐ。
●パーキングブレーキをかけている 64
●A/Tセレクトレバーが「N」か「P」 62 端子につながっているコードを途中でカットし、端子側のコードをIG電源(端子No.60の茶色コード)につなぐ。



裏技の配線図
(この配線の加工だけで走行中でもTVが見られるようになる)


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関連ページ

基本資料 〜 マルチAVシステム
基本資料 〜 車速信号
コネクタ表 〜 AVコントロールユニット CRT,TEL(R)
コネクタ表 〜 CRTディスプレイ

 

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