端子No. |
名称 (診断記号) |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
21 |
RX |
水 |
-/- |
中 |
信号 |
レシーブ(ECCSコントロールユニットのデータ受信)。
ECCSコントロールユニットの端子No.21およびA/Tコントロールユニットの端子No.28につながっている。
電圧はキー「ON」で12V。キースイッチを「ON」から「Acc」以下にすると6秒後にOFF。エンジンをかけていても9.6V(テスターのDC10Vレンジ) |
日産独自の通信プロトコル(通信規格)を介して通信を行う。
通信速度は9.6kbps(9600bps)。 |
22 |
TX |
橙 |
黒2/- |
中 |
信号 |
トランスミット(ECCSコントロールユニットのデータ送信)。
ECCSコントロールユニットの端子No.22およびA/Tコントロールユニットの端子No.30につながっている。 |
31 |
CLK |
水 |
-/- |
中 |
信号 |
クロック(通信の同期信号)。
周波数は153.6KHz(許容範囲:±5KHz)。
信号はデューティー比50%の矩形波。
153.6KHzの1周期は6.51μS (1周期/153600Hz=0.00000651S=0.00651mS=6.51μS)。
ECCSコントロールユニットの端子No.31およびA/Tコントロールユニットの端子No.29につながっている。
愛車では、このクロックなしでは通信できなかった。
A32セフィーロはクロック信号なしでも通信できた。 |
47 |
CHK |
赤 |
-/- |
中 |
12V入力 |
診断の起動(チェック)。
ECCSコントロールユニットの端子No.47につながっている。
この端子とIGN端子(またはIGN2端子)を約2秒以上ショートして離すと、自己診断の診断モードが切り替わる。
診断モードは、この操作を繰り返す毎に切り替わる。
診断モードには、1:故障警報モード、2:自己診断モードの2つがある。 |
87 |
IGN |
茶 |
黄2/桃1 |
中 |
12V/0V |
IG電源。キースイッチを「ON」にしたときに12V。
イグニッションコイルリレーの出力側とイグニッションコイルの入力側につながっている。 |
89 |
GND |
黒 |
-/桃1 |
中 |
0V |
アース。常に0V。
エンジンアースおよびECCSコントロールユニットの端子No.50と端子No.60につながっている。 |
C08 |
PS |
赤 |
-/- |
中 |
4.4V〜6.6V一定/約1.5V〜2.2V |
パワステソレノイド。EPSソレノイドバルブの端子電圧チェック用。
車速が0km/hのときは約4.4〜6.6V、100km/hのときは約1.5〜2.2V。
EPSソレノイドバルブの端子No.N12とエアサスコントロールユニットの端子No.29につながっている。
電子制御エアサスペンション搭載車でない場合には、EPSソレノイドバルブの端子No.N12とEPSコントロールユニットの端子No.7につながっている。 |
11A |
IGN2 |
赤 |
黒 |
中 |
12V/0V |
IG電源。キースイッチを「ON」にしたときに12V。コントロールユニット電源。
バッテリーのプラス端子からヒュージブルリンク(25A)、ECCSリレーを通ってくる電源。
ECCSリレーとイグニッションコイルリレーは別物だが、同期して作動するので、IGN端子とこの端子に電源が出力されるタイミングは同じである。
キースイッチを「ON」から「Acc」以下にしたときは6秒後にOFF。
下記の端子につながっている。
・VTCソレノイド右(可変バルブタイミングコントロールソレノイド)の端子No.82
・VTCソレノイド左(可変バルブタイミングコントロールソレノイド)の端子No.60
・燃圧コントロールソレノイドの端子No.61
・過給圧制御ソレノイドの端子No.63
・クランク角センサーの端子No.3(電源)
・可変吸気ソレノイドの端子No.59A
・ECCSコントロールユニットの端子No.49と端子No.59 |