こんな機能もあります
マルチAVシステムの自己診断機能 (基本資料)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアの後期型で
マルチAVシステム装着車に適用
マルチAVシステムには、点検を容易にするための自己診断機能が備わっています。
診断項目
診断項目 |
表示 |
診断内容 |
診断1 |
AVコントロールユニット |
AV |
AVコントロールユニットの内部回路 |
ドライブガイドコントロールユニットの電源制御回路 |
NAV |
自己診断モードに切り換えた時に動作確認を行い、その結果を表示する。 |
CDオートチェンジャーの電源制御回路 |
CD |
カセットデッキの電源制御回路 |
DEC |
キースイッチ回路 |
IGN |
キースイッチを「Acc」にした時から自己診断モードに切り替わるまでの間に、各信号が変化したかをチェックし、変化していればOK、変化していなければNGを表示する。 |
インヒビタースイッチ回路 |
INH |
パーキングブレーキスイッチ回路 |
PKB |
車速信号回路 |
SPD |
ライトスイッチ回路 |
LIT |
診断2-1 |
アンテナ信号 |
現在アンテナ受信中 |
TV受信状態にし、順次アンテナを切り換え、受信しているアンテナ名を表示する。 |
診断2-2 |
ビデオ入力端子信号 |
VTR確認中 |
ビデオ入力端子からの映像(および音声)を表示する。 |
診断2-3 |
CRTディスプレイの明るさ、色合い、色の濃さ |
CRT確認中 |
ビデオ入力端子からの映像を明るさ(色合い、色の濃さ)を切り換えて表示する。 |
診断2-4 |
CRTディスプレイのRGB画面(※) |
RGB確認中 |
TV受信状態にし、TV画面とRGB画面を交互に表する。 |
CRTディスプレイのブランキング画面(※) |
BLK確認中 |
TV受信状態にし、TV画面とブランキング画面を交互に表する。 |
(※)RGB画面とは、文字、枠線、地図などグラフィック画像を表示する画面のことです。また、ブランキング画面とは、真っ黒な画面のことです。
操作要領
準備
自己診断モードに切り換える前に次の操作をします。
自己診断モードに入る前の準備 |
●キースイッチを一度「OFF」にしてからエンジンをかける
●テレビをONにし、映りのよいチャンネル選局し、テレビをOFFにする
●CDオートチェンジャーにCDをセットする
●カセットデッキにカセットテープをセットする
●ヘッドライトを一度点灯させ、消灯する
●パーキングブレーキを解除し、セットする
●10km以上走行する
●A/TセレクトレバーをP→1→Pと動かす。 |
診断モードにする
ノーマルモードから自己診断モードに切り換えるには、システムの「音質」ボタンと「地域」ボタンを同時に1秒以上押します。
診断1
自己診断モードに切り換えると、診断1からスタートします。CDオートチェンジャー、カセットデッキ、ドライブガイドコントロールユニットの電源を自動的にON/OFFさせて動作確認を行い、診断1結果を表示します。
ここで「電源」ボタンを押すと診断2へ進みます。
診断1結果の表示中に「テレビ」ボタンを押すと、もう一度診断1がスタートします。
診断2
診断2は4つのモードがあり、「電源」ボタンを押すとモードが切り替わります。「電源」ボタンを押すごとに、診断2-1→診断2-2→診断2-3→診断2-4→診断2-1のように順次切り替わります。
また、診断2実行中に選局ボタン(「A」、「B」、「C」、「D」、「E」)を押すことにより直接各モードを選ぶことができます。
選局ボタン |
開始されるモード |
「A」 |
診断2-1 |
「B」、「C」 |
診断2-2 |
「D」 |
診断2-3 |
「E」 |
診断2-4 |
診断2-1:アンテナ信号の点検
診断2-1に入ると、”・・現在 アンテナn
受信中”が表示されます(”n”は1〜4が当てはまります)。
アンテナ1…フロアアンテナ
アンテナ2…リアガラスアンテナ、オペラグラスアンテナ(Y31セド/グロ)
アンテナ3…メインアンテナ
アンテナ4…リアガラスアンテナ
TV受信状態になり、4つあるアンテナを約5秒ごとに順次切り換え、受信しているアンテナ名が表示されます。目視で各アンテナでの受信状態をチェックします。
「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。
診断2-2:ビデオ入力端子信号の点検
診断2-2に入ると、”VTR確認中”、”映像、音声を確認してください”が表示されます。
ビデオ入力端子からの映像(および音声)が表示されるので、目視でチェックします。
「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。
診断2-3:CRTディスプレイの明るさ、色合い、色の濃さの点検
診断2-3に入ると、”・・現在CRT確認中”が表示されます。
ビデオ入力端子からの映像の明るさ(または色合い、色の濃さ)が約5秒間隔で変化するので、目視でチェックします。
診断2-3は3つのモードがあり、選局ボタンの「F」を押すとモードが切り替わります。「F」ボタンを押すごとに、BRT(明るさ)→HUE(色あい)→COL(色の濃さ)→BRT(明るさ)のように順次切り替わります。
「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。
診断2-4:CRTディスプレイのRGB画面、ブランキング画面の点検
診断2-4に入ると、”・・現在RBG確認中”が表示されます。
テレビ画面とRGB画面(またはブランキング画面)が約5秒間隔で切り換わるので、目視でチェックします。
診断2-4は2つのモードがあり、選局ボタンの「F」を押すとモードが切り替わります。「F」ボタンを押すごとに、RBG画面→ブランキング画面→RGB画面のように順次切り替わります。
RBG画面の確認中は”・・現在RBG確認中”が、ブランキング画面の確認中は”・・現在BLK確認中”が表示されます。
テレビ画面表示中は”TV画面選択中”が、RBG画面表示中は”RBG画面選択中”が表示されます。ブランキング画面表示中は、その名の通り正常時は何も表示されません。もしも、”ブランキング中”の表示が見える場合は異常です。
自己診断モードからノーマルモードに切り換えるには、キースイッチをOFFにします(未確認)。
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