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公開日:2004年6月20日
最終更新日:2013年5月6日

こんな機能もあります

マルチAVシステムの自己診断機能
(基本資料)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアの後期型で
マルチAVシステム装着車に適用


マルチAVシステムには、点検を容易にするための自己診断機能が備わっています。


診断項目

診断項目 表示 診断内容
診断1 AVコントロールユニット AV AVコントロールユニットの内部回路
ドライブガイドコントロールユニットの電源制御回路 NAV 自己診断モードに切り換えた時に動作確認を行い、その結果を表示する。
CDオートチェンジャーの電源制御回路 CD
カセットデッキの電源制御回路 DEC
キースイッチ回路 IGN キースイッチを「Acc」にした時から自己診断モードに切り替わるまでの間に、各信号が変化したかをチェックし、変化していればOK、変化していなければNGを表示する。
インヒビタースイッチ回路 INH
パーキングブレーキスイッチ回路 PKB
車速信号回路 SPD
ライトスイッチ回路 LIT
診断2-1 アンテナ信号 現在アンテナ受信中 TV受信状態にし、順次アンテナを切り換え、受信しているアンテナ名を表示する。
診断2-2 ビデオ入力端子信号 VTR確認中 ビデオ入力端子からの映像(および音声)を表示する。
診断2-3 CRTディスプレイの明るさ、色合い、色の濃さ CRT確認中 ビデオ入力端子からの映像を明るさ(色合い、色の濃さ)を切り換えて表示する。
診断2-4 CRTディスプレイのRGB画面(※) RGB確認中 TV受信状態にし、TV画面とRGB画面を交互に表する。
CRTディスプレイのブランキング画面(※) BLK確認中 TV受信状態にし、TV画面とブランキング画面を交互に表する。

(※)RGB画面とは、文字、枠線、地図などグラフィック画像を表示する画面のことです。また、ブランキング画面とは、真っ黒な画面のことです。


操作要領


準備

自己診断モードに切り換える前に次の操作をします。

自己診断モードに入る前の準備
キースイッチを一度「OFF」にしてからエンジンをかける
●テレビをONにし、映りのよいチャンネル選局し、テレビをOFFにする
●CDオートチェンジャーにCDをセットする
カセットデッキにカセットテープをセットする
●ヘッドライトを一度点灯させ、消灯する
●パーキングブレーキを解除し、セットする
●10km以上走行する
●A/TセレクトレバーをP→1→Pと動かす。


診断モードにする

ノーマルモードから自己診断モードに切り換えるには、システムの「音質」ボタンと「地域」ボタンを同時に1秒以上押します。

診断1

自己診断モードに切り換えると、診断1からスタートします。CDオートチェンジャー、カセットデッキ、ドライブガイドコントロールユニットの電源を自動的にON/OFFさせて動作確認を行い、診断1結果を表示します。

ここで「電源」ボタンを押すと診断2へ進みます。
診断1結果の表示中に「テレビ」ボタンを押すと、もう一度診断1がスタートします。

診断2

診断2は4つのモードがあり、「電源」ボタンを押すとモードが切り替わります。「電源」ボタンを押すごとに、診断2-1→診断2-2→診断2-3→診断2-4→診断2-1のように順次切り替わります。

また、診断2実行中に選局ボタン(「A」、「B」、「C」、「D」、「E」)を押すことにより直接各モードを選ぶことができます。

選局ボタン 開始されるモード
「A」 診断2-1
「B」、「C」 診断2-2
「D」 診断2-3
「E」 診断2-4


診断2-1:アンテナ信号の点検

診断2-1に入ると、”・・現在 アンテナn 受信中”が表示されます(”n”は1〜4が当てはまります)。

アンテナ1…フロアアンテナ
アンテナ2…リアガラスアンテナ、オペラグラスアンテナ(Y31セド/グロ)
アンテナ3…メインアンテナ
アンテナ4…リアガラスアンテナ


TV受信状態になり、4つあるアンテナを約5秒ごとに順次切り換え、受信しているアンテナ名が表示されます。目視で各アンテナでの受信状態をチェックします。

「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。

診断2-2:ビデオ入力端子信号の点検

診断2-2に入ると、”VTR確認中”、”映像、音声を確認してください”が表示されます。

ビデオ入力端子からの映像(および音声)が表示されるので、目視でチェックします。

「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。

診断2-3:CRTディスプレイの明るさ、色合い、色の濃さの点検

診断2-3に入ると、”・・現在CRT確認中”が表示されます。

ビデオ入力端子からの映像の明るさ(または色合い、色の濃さ)が約5秒間隔で変化するので、目視でチェックします。

診断2-3は3つのモードがあり、選局ボタンの「F」を押すとモードが切り替わります。「F」ボタンを押すごとに、BRT(明るさ)→HUE(色あい)→COL(色の濃さ)→BRT(明るさ)のように順次切り替わります。

「電源」ボタンを押すと次のステップに進みます。

診断2-4:CRTディスプレイのRGB画面、ブランキング画面の点検

診断2-4に入ると、”・・現在RBG確認中”が表示されます。

テレビ画面とRGB画面(またはブランキング画面)が約5秒間隔で切り換わるので、目視でチェックします。

診断2-4は2つのモードがあり、選局ボタンの「F」を押すとモードが切り替わります。「F」ボタンを押すごとに、RBG画面→ブランキング画面→RGB画面のように順次切り替わります。

RBG画面の確認中は”・・現在RBG確認中”が、ブランキング画面の確認中は”・・現在BLK確認中”が表示されます。

テレビ画面表示中は”TV画面選択中”が、RBG画面表示中は”RBG画面選択中”が表示されます。ブランキング画面表示中は、その名の通り正常時は何も表示されません。もしも、”ブランキング中”の表示が見える場合は異常です。


自己診断モードからノーマルモードに切り換えるには、キースイッチをOFFにします(未確認)。



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