アームレストに入ってます
カセット デッキ
コネクタ
Cassette Deck Connector
(コネクタ表)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアのマルチAVシステム装着車に適用
基本資料はこちら
コネクタ表
コネクタはパーキングブレーキリリースレバー付近にあります。 端子No.と名称は本体貼付のラベルを参考にしました。
本体のラベル
●角形4Pコネクタ
端子No. |
名称 |
デッキ側の コード(※1) |
システム側 のコード(※2) |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
色 |
帯 |
太さ |
g1 |
ACC AV |
茶 |
- |
細 |
黄 |
緑 |
細 |
12V/0V |
キースイッチが「Acc」、「ON」のときに12V。ECON-ACC電源。
キースイッチが「OFF」でカセットテープのローディング&イジェクト動作時は0V。
マルチAVシステムやカセットデッキの電源ON/OFFには関係ない。 |
g2 |
LIGHTING SWITCH |
灰 |
- |
細 |
青 |
白 |
細 |
12V/0V |
ライトスイッチをスモール以上にすると12V。
キーの位置には関係ない。
マルチAVシステムやカセットデッキの電源ON/OFFには関係ない。
|
g3 |
BACK UP |
橙 |
- |
細 |
赤 |
- |
細 |
12V |
常に12V。BAT電源。 車室内のヒューズ#22(電子部品.B)を通ってくる。
メモリー用とカセットテープのローディング&イジェクト用の電源。
車両からカセットデッキを取り外してしまっても、このピンに12Vを接続してイジェクトボタンを押せばカセットテープが取り出せる。 |
g4 |
EARTH |
紫 |
- |
細 |
黒 |
- |
細 |
0V |
常に0V。デッキ側のコードは2本。 |
(※1): 「デッキ側のコード」とはパーキングブレーキリリースレバー付近からカセットデッキ本体まで配線されているコードのこと。 (※2): 「システム側のコード」とはパーキングブレーキリリースレバー付近からマルチAVシステムまで向かって配線されているコードのこと。
●DIN 6Pコネクタ
マルチAVシステムのAVコントロールユニットにもCSST.6P(コネクタ色:黒)という同じコネクタがあります。内容も同じです。
端子No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
f1 |
R-CH OUTPUT |
赤 |
- |
細 |
音声信号 |
音声(右チャンネル)の出力。 |
f2 |
SIGNAL EARTH |
黒 |
- |
細 |
0V |
常に0V。
音声信号のアースだが、車両のボディへアースしても音声やカセットデッキの状態は変化しない。 |
f3 |
AV-ON SIG |
青 |
- |
細 |
12V/0V |
AV電源ON信号。
キースイッチが「OFF」のときは0V。
キースイッチが「Acc」でテレビ・ラジオ・CDの電源をONにすると12V。それらの電源をOFFにしても12Vのままとなる。
CRTディスプレイに「カセットテープ」が表示されているときは常に0V。
カセットデッキが待機動作中(※1)は12V。
カセットデッキ再生中にここに12Vを接続すると、再生が停止してマルチAVシステムの電源はOFFとなる。次にマルチAVシステムの電源をONにしたときはラジオがONになる。つまり、端子No.f3に12Vを接続すると実際はイジェクトしないがイジェクトした場合と同じ状態になる。
カセットデッキ再生中に端子No,f3と端子No.f5をショートすると、端子No.f5をアースした場合と同じ状態になる。 |
f4 |
DECK-PLAY SIG |
緑 |
- |
細 |
約4.0V/0V |
カセットデッキの動作開始トリガー入力端子。
キースイッチが「OFF」のときは0V。
カセットテープのローディング&イジェクト時は0V。 キースイッチが「Acc」の位置で約4.0V発生。
マルチAVシステムの電源12V/0Vには関係なし。
アースすると、いかなる状態からでもカセットテープの再生が始まる。
ただし、カセットテープが挿入されていなければ何も動作しない。 |
f5 |
C.DECK-ON SIG |
黄 |
- |
細 |
12V/0V |
カセットデッキ電源ON信号。
CRTディスプレイに「カセットテープ」が表示されているときのみ12V。
カセットデッキが待機動作中(※1)は0V。
テレビ・ラジオ・CDの電源がONのときは0V。
アースしている間はCRTディスプレイと電源ランプが消えて音声は出なくなるが、カセットテープの回転には影響なし。 |
f6 |
L-CH OUTPUT |
白 |
- |
細 |
音声信号 |
音声(左チャンネル)の出力。 |
(※1):「待機動作」とは、カセットデッキの電源がOFFでもテープのイジェクトや早送り・巻き戻しができる状態を言う。例えば、ラジオを聴きながらテープを巻き戻すことや、キーを抜いてしまってからでもテープをイジェクトすることができる。
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