端子 No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
3 |
流量切換信号(入力) |
緑 |
白2/銀2 |
中 |
約0V/OPEN
7.7V、8.0〜9.0V (対アース、直流計) |
ディーラーで見せてもらった整備要項書追補版IIによると、
キースイッチが「ON」のときは12V。 クランキング時は約0V。 エンジン回転時で冷機時は約0V。 エンジン回転時で暖機後は12V。 |
ということである。
ここにミニパトスキャナーSQ155を接続して確認した結果、キースイッチを「ON」にすると約30秒後にスキャナー点灯、走行中は点灯、ただしアクセルペダルを多めに踏み込んだときに消灯、アクセルペダルを戻せば点灯。
キースイッチを「Acc」以下にすると約6秒後に消灯することが判明。
キースイッチが「Acc」以下ではOPEN。ただし、キースイッチを「ON」から「Acc」に戻したときはすぐにはOPENにならない。
キースイッチを「ON」にすると(エンジンはかけない)ずっと7.7V。キースイッチを「Acc」に戻すと6秒後にOPEN(OPENになるときにエンジンルームから小さな音がする)。
冷機時にエンジンをかけると暖機モードに入るため30秒間OPEN。その後8.0〜9.0V。
走行中にアクセルペダルを多めに踏み込むとOPEN。アクセルペダルを戻せば8.0〜9.0V。
キースイッチを「Acc」に戻してエンジンを切ると一瞬OPENになるがまた8.0V〜9.0V。その6秒後にOPEN。
走行中に2速に落としてエンジンブレーキをかけても無関係。
コネクタを抜いて電圧測定すると、電圧がでているときは12Vが発生している。このことから実際は12Vがモジュレーターに入力されているが、モジュレーター内の負荷で電圧降下が起きているようである。
このコードをカットすると、フューエルポンプが高速で回転し、燃料の流量が増加したままになる。
コネクタからこのコードを引っこ抜き、12Vを入力すると基本流量となり、入力を止めると(OPENにすると)最大流量となる。12Vをスイッチで切り換えれば意図的に流量を切り換えることが可能である。 |
5 |
電源
F/P(+)(入出力) |
黄 |
緑2/-
"AVS-2"のマーキングあり |
太 |
12V/0V(OPEN?) (対アース、直流計) |
キースイッチが「Acc」以下では0V。
キースイッチを「ON」にすると6秒間12V。その後0V。
これは燃圧を上げて始動性を向上させるために6秒間だけポンプを作動させている。
このコードはフューエルゲージユニットのヒューエルポンプ(F/P)のプラス端子につながっていて、ECCSコントロールユニットからフューエルポンプリレーを介してコントロールされたIG電源。
エンジンがかかっている状態では常に12V。
主にこのモジュレーターの電源用で、このコードが切れてもヒューエルポンプにはあまり影響がない。 |
6 |
アース |
黒 |
-/- "AVS-2"のマーキングあり |
太 |
0V |
常に0V。
燃料流量が増加しているときはフューエルポンプを流れる電流はこのコードを通ってアースに落ちる。 |
8 |
F/P(-) (出力) |
黄 |
緑2/- |
太 |
4.8V/0V (対アース、直流計) |
キースイッチが「Acc」以下では0V。ただし、キースイッチを「ON」から「Acc」に戻したときはすぐには0Vにならない場合がある。
キースイッチを「ON」にすると(エンジンはかけない)4.8V。キースイッチを「Acc」に戻すとすぐに0V。
冷機時にエンジンをかけると暖機モードに入るため30秒間0V。その後4.8V。
走行中にアクセルペダルを多めに踏み込むと0V。アクセルペダルを戻せば4.8V。
状態 |
アースとの電圧差 |
基本流量時 |
4.8V |
最大流量時 |
0V |
キースイッチを「Acc」に戻してエンジンを切ると6秒後に0V。 |
フューエルゲージユニットのフューエルポンプ(F/P)のマイナス端子につながっている。
燃料流量が増加しているときは端子No.6のアースとほぼ同電位になる。
この端子をアースすると、フューエルポンプが高速回転する。
走行中に2速に落としてエンジンブレーキをかけても電圧は変化なし。
DIYで燃料流量を検出するにはこの端子を利用するのが最も手っ取り早い方法である。 |
8.2V〜8.4V /12V/0V(OPEN?) (対端子No.5の電源、直流計、端子No.5をプラス端子) |
テスターのプラス端子を端子No.5の電源に、マイナス端子を端子No.8のF/P(-)につなげて直流電圧を測ったところ、以下のようになった。
キースイッチが「Acc」以下では0V。
キースイッチを「ON」にすると(エンジンはかけない)6秒間12V。その後0V。
一度OFFにしてから6秒経過(この時にエンジンルームからコン!と小さな音がする)しないと、再びキースイッチを「ON」にしても12Vにはならない。(暖機が終わっているときは12Vではなく、8.2V〜8.4Vになる)。
冷機時にエンジンをかけると暖機モードに入るため30秒間12V。その後8.2V〜8.4V。
走行中にアクセルペダルを多めに踏み込むと12V。アクセルペダルを戻せば8.2V〜8.4V。停車中に空ぶかし(5000rpm程度)しても8.2V〜8.4Vのまま。
状態 |
F/Pにかかる電圧 |
基本流量時 |
8.2V〜8.4V |
最大流量時 |
12V |
キースイッチを「Acc」に戻してエンジンを切るとすぐに0V。 |