公開日:2007年9月11日
最終更新日:2017年5月5日

新品のようによみがえらせよう

BBS RSホイールのレストア

How to Restore BBS RS Wheels

カテゴリー : メンテナンス

Y31シーマに限らずBBS RSホイール装着車に適用

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レストア前(左)とレストア後(右)

概要

2007年7月、BBS RSホイールを自力でレストアしました。
レストア期間は1ヶ月半でした。

このページではそのレストア方法を紹介しています。



(A)用語について

(B)ホイールの掃除について

(C)ディスクの色について

(D)主なケミカル用品や工具

作業工程と手順

作業工程とその手順は以下のとおりです。アルミホイールのキズや腐食の状態、どこを塗装するかなどによって工程が増減しますが、おおよそこの手順で作業をすると効率よく進めることができます。

例えばウレタンクリア塗装をする場合、2液混合型ですと混合してから決められた時間内に塗装を終えないとスプレーできなくなってしまいます。ですから、リム&ディスクとセンターキャップは同時にウレタンクリア塗装できるように作業を進めます。

また、ウレタンクリア塗装後は完全に乾燥するまで触れませんので、乾燥するまでの間はピアスボルトの掃除やエンブレムの研磨など、作業の効率化も考えて進めることになります。

とは言っても、個人の趣味のレベルなので、作業工程は多少前後しても差し支えないでしょう。

工程ごとにページにまとめましたのでクリックして参照してください。
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パーツごとの作業の流れ(上から下へ進行します)
ホイール内側(インナーリム) ホイール外周 リム ディスク センターキャップA センターキャップB エンブレム ピアスボルトとナット
1.掃除
2.掃除
3.取り外し
4.再び掃除
5.塗膜剥離
6.縁のキズ取り
7.研磨
8.塗装
9.掃除
10.ヘアライン加工
ホイール内側(インナーリム) ホイール外周 リム ディスク センターキャップA センターキャップB エンブレム ピアスボルトとナット
11.塗装前の準備
12.塗装
13.塗装
14.プライマー塗装
15.塗膜剥離
16.研磨
17.塗装前の準備
18.プライマー塗装 (1回目)
19.塗装
20.ヘアライン加工
ホイール内側(インナーリム) ホイール外周 リム ディスク センターキャップA センターキャップB エンブレム ピアスボルトとナット
21.プライマー塗装 (2回目)
22.ウレタンクリア塗装
23.ウレタンクリア塗装
24.ウレタンクリア塗装
25.掃除
26.研磨
27.水研ぎ (平面出し)
28.コーティング
29.装着
ホイール内側(インナーリム) ホイール外周 リム ディスク センターキャップA センターキャップB エンブレム ピアスボルトとナット
  1. ホイール内側の掃除
  2. リム外周の掃除
  3. ピアスボルトの取り外し
  4. 再びホイール内側の掃除
  5. リムの塗膜剥離
  6. リムの縁のキズ取り
  7. リムの研磨
  8. ホイール内側の塗装
  9. ディスクの掃除
  10. リムのヘアライン加工
  11. ディスクの塗装前の準備
  12. ディスクの塗装
  13. センターキャップBの塗装
  14. リムのプライマー塗装
  15. センターキャップAの塗膜剥離
  16. センターキャップAの研磨
  17. センターキャップAの塗装前の準備
  18. センターキャップAのプライマー塗装(1回目)
  19. センターキャップAの塗装
  20. センターキャップAのヘアライン加工
  21. センターキャップAのプライマー塗装(2回目)
  22. ディスクとリムのウレタンクリア塗装
  23. センターキャップBのウレタンクリア塗装
  24. センターキャップAのウレタンクリア塗装
  25. ピアスボルトの掃除
  26. エンブレムの研磨
  27. リムの水研ぎ (塗装後の平面出し)
  28. コーティング
  29. ピアスボルトの装着

レストア完成品

エンブレムも研磨してキレイになった
インナーリム、ディスク裏側も塗装した
外周は掃除しただけでキレイになった
装着後

失敗したこと

1. 深い腐食

リムの腐食が激しくて大きくえぐれたところは研磨せずに残したのですが、凹みに汚れが残ったまま塗装したため、黒く目立ってしまいました。
塗装前の脱脂作業で、凹みの汚れもキレイに取ることで失敗を防げます。

2. インナーリムのコーティング

インナーリム塗装後に汚れ防止のためフッ素系のコーティングをしたのですが、バランスウエイトがはがれやすくなってしまいました(実際にはがれました)。
汚れの付着防止にはコーティングは欠かせないので、バランスウエイトを貼るところだけきちんと脱脂するしかありません。

3. ディスクの塗装

もとからの古い塗装は剥がさなかったため、レストアしてから数年経過して、古い塗装がボロボロ剥がれてきました(もともと剥がれていた部分はペーパーで均しただけです)。
自分で上塗りした塗装は剥がれませんが、下の古い塗装から剥がれてきてしまいました。
たとえ綺麗でも、古い塗装を剥離することで失敗は防げます。

最後に

これをご覧のみなさんもレストアしてみてはどうでしょうか?
自分は新品に近づくようにレストア(修復・再生)しましたが、オリジナルカラーにしてみるのも面白いと思います。メッシュの側面を濃い色にしてスーパーRSのように細長く見せたり、ディスクをホワイトで塗ってプリマドンナのように見せたり、自分でやれば思いのままです。
自分は今度やる機会があったらリムをメッキ調鏡面仕上げにしたいと思います。純正ホイールのレストアもやってみたいと思います。

その後

レストア後、10年目の画像を載せました。

こちらからどうぞ