公開日:2007年7月19日
最終更新日:2016年1月21日

ECCSの自己診断システム(前期)
モード4 - スイッチON-OFF診断表示モード

Self-diagnosis System of the ECCS(Early Type)
Mode-4 : Switch ON-OFF diagnostic display mode

カテゴリー : 基本資料

Y31シーマ・Y31セドリック・グロリアの前期型に適用

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概要

スタートスイッチ(スタータースイッチ)、スロットルバルブスイッチ、車速センサーの作動を運転しながらその場で確認できます。

各スイッチおよびセンサーの信号がECCSコントロールユニットに正しく入力されているか診断するモードです。

エンジン運転中、実走行中またはキースイッチ「ON」のときに、スイッチ作動操作(キースイッチ「START」、アクセルON-OFF、車速の上下)を行いながら、その時の信号変化をランプで確認します。

オイルプレッシャーランプも赤ランプに同期して点灯します。

診断項目 表示内容 表示ランプ
キースイッチ「START」信号系統 スイッチの状態変化(ON→OFFまたはOFF→ON)を検出し、これをランプの点灯、消灯で状態を表示する。
  • スイッチOFF(またはON) → ランプ点灯
  • スイッチON(またはOFF) → ランプ消灯
赤ランプ
スロットルバルブスイッチ信号系統
車速センサー信号系統
  • 車速20km/h以下でランプ消灯
  • 車速20km/h以上でランプ点灯
緑ランプ

診断方法

手順 操作 ランプ表示 内容の解説
1

〔ランプのチェック〕

ECCSコントロールユニットの調整ボリュームが左回し状態(ラベルの自己診断以外の位置)にあることを確認し、 キースイッチを「ON」にする(エンジンは停止状態または始動のどちらでもよい)。
赤ランプ・緑ランプ点灯 球切れおよびECCSコントロールユニットの電源をチェックする。
バックアップシステムが作動中は赤ランプが点滅して警報を行う。
2

〔モードの切り換え〕

調整ボリュームでモード4 - スイッチON/OFF診断表示モードにする。
赤ランプ消灯 モード切換操作を行った時点でのスタータースイッチおよびスロットルバルブスイッチの状態が記憶され、赤ランプが消灯する。
3

〔スタータースイッチ、スロットルバルブスイッチの診断〕

スタータースイッチを「ON」、「OFF」する。アクセルペダルを踏んで離す操作をして2つのスイッチのON→OFFまたはOFF→ON信号を発生させる。
信号が切り換わるごとに、赤ランプが消灯→点灯→消灯…と表示が変わる 2つのスイッチのうちいずれかがON→OFFまたはOFF→ONと切り換わると赤ランプが点灯する。以降スイッチの切り換わりを検出するごとに赤ランプが消灯→点灯…を繰り返す。
4

〔車速センサーの診断〕

クルマを20km/h前後で走行させる。
20km/h以上のとき緑ランプ点灯、20km/h以下のとき緑ランプ消灯

バックアップ表示モード | 空燃比フィードバック表示モード

通常自己診断表示モード | スイッチON-OFF診断表示モード

リアルタイム診断表示モード

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