概要
バックアップに入ったかどうかをランプで確認するモードです。
通常はキー「ON」で必ずこのモードになります。もちろんこの状態で走行できます。異常があってもバックアップ機能である程度走行できます。
キー「ON」でエンジンがかかっていないときにもECCSコントロールユニットの赤ランプ(およびオイルプレッシャーランプ = 油圧警告灯)が点灯しますが、これはランプチェックのためで異常ではありません。
バックアップの種類
CPUバックアップ
ECCSコントロールユニットの内部回路の異常を検出した場合はCPUバックアップモードになります。
このモードではECCSコントロールユニットの赤ランプ(およびオイルプレッシャーランプ = 油圧警告灯)が点滅します。点滅速度は点灯1秒、消灯1秒の繰り返しです。
クランク角センサーバックアップ
VG30DET、VG20DET以外の車種においてクランク角センサーの信号異常を検出した場合は、クランク角センサーバックアップモードになります。
バックアップの種類 | バックアップに入る条件 | 赤ランプの表示パターン |
---|---|---|
CPUバックアップ | ECCSコントロールユニット内部回路の異常を検出したとき | 点灯1秒、消灯1秒を繰り返す点滅(オイルプレッシャーランプも同期して点滅する)。 |
クランク角センサーバックアップ (VG30DET、VG20DETを除く) |
始動時、3秒間以上クランク角センサー信号(1°信号または120°信号)の入力がないとき | 点灯3秒、消灯3秒を繰り返す点滅(オイルプレッシャーランプも同期して点滅する)。(Y31セドリック・グロリア) |
点灯0.2秒、消灯4.8秒を繰り返す点滅(オイルプレッシャーランプも同期して点滅する)。(F31レパード) |
CPUバックアップとは
重要なセンサーが故障した場合ECCSコントロールユニットはその信号を無視し、あらかじめ用意してあるバックアップ制御信号を使って運転可能にする機能です。
CPUバックアップになると?
下記のフェイルセーフが行われます。
点火時期固定
燃料噴射は始動時、アイドル時、走行時の3パターンで固定
オイルプレッシャーランプを1秒間隔で点滅
CPUバックアップ時は車速を落として走行してください(一旦エンストしても再始動、再走行ができます)。
バックアップ表示モード |
空燃比フィードバック表示モード
通常自己診断表示モード |
スイッチON-OFF診断表示モード
リアルタイム診断表示モード
上のページへ