概要
このモードは自己診断モードと同じモード2です。操作も同じで、エンジンを回転するとこのO2センサーモニターモードになります。
このモードでは排気温度警告灯の表示で空燃比フィードバック補正係数を表します。
ECCSコントロールユニット側面の赤ランプも排気温度警告灯に同期して表示します。
ランプの表示と意味
空燃比フィードバック制御の状態に対応するランプの表示は下表のとおりです。
空燃比フィードバック制御の状態 | 赤ランプ、排気温度警告灯 | ||
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空燃比フィードバック制御中 | フィードバック補正係数 | 0.95<α<1.05 | |
α>1.05(薄い=リーン) | 点灯 | ||
α<0.95(濃い=リッチ) | 消灯 | ||
空燃比フィードバック制御がクランプ時 | クランプ直前の状態を保持 | ||
空燃比フィードバック制御が異常の時 | 消灯 | ||
※1サイクル中のデューティー比で空燃比の状態を表示する |
診断方法
手順 | 操作 | 解説 |
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1 | 〔診断モードの切り換え〕キー「ON」にする(エンジンは停止)。通常この状態では故障警報モードになるので次の要領で自己診断モードに切り換える。診断コネクタのCHK端子とIGN端子を約2秒以上ショートしてその後オープンする。この操作をするごとに故障警報モード→自己診断モード→故障警報モード→・・・と切り換わる。 注意:この操作で自己診断モードから故障警報モードに切り換えた時に記憶が消去される。 なお、自己診断モードのままキー「OFF」して数秒のうちに「ON」にしたときは自己診断モードが継続されることもある。 上記自己診断モードのときにエンジンを停止する(キースイッチは「ON」のまま)。 |
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2 | 〔O2センサーモニターモードに切り換え〕上記の状態でエンジンを回転させるとO2センサーモニターモードに移行する。(エンジン回転中はモード切り換えはできない) |
上表を参照のこと |