概要
キー「ON」で通常このモードになり、この状態で走行できます。
ECCSコントロールユニットの内部回路の異常を検出した場合はCPUバックアップモードになります。この状態では排気温度警告灯(およびECCSコントロールユニット側面の赤ランプ)が点滅します。点滅速度は点灯1秒、消灯1秒の繰り返しです。
なおキー「ON」でエンジンがかかっていないときに排気温度警告灯(およびECCSコントロールユニット側面の赤ランプ)が点灯しますが、これはランプチェックのためで異常ではありません。
バックアップ項目 | バックアップに入る条件 | 排気温度警告灯および赤ランプの表示パターン |
---|---|---|
CPUバックアップ | ECCSコントロールユニット内部回路の異常を検出したとき | 点灯1秒、消灯1秒の点滅。 |
診断方法
手順 | 操作 |
ランプ表示 (排気温度警告灯と赤ランプ) |
内容の解説 |
---|---|---|---|
1 | 〔ランプのチェック〕キー「ON」にする。この状態で通常はこの故障警報モードになる。ただし自己診断モードでキー「OFF」して数秒のうちに「ON」にしたときは再び自己診断モードになってしまう。この場合はキー「OFF」後にしばらく待ってから「ON」にすることで故障警報モードにできる。 |
正常時:点灯 警報時:点滅 |
球切れおよびECCSコントロールユニットの電源チェックを行う。 CPUバックアップ時は点滅して警報する。 |
2 | エンジンを回転させる。 | 正常時:消灯 警報時:点滅 |
CPUバックアップ時は点滅して警報する。 |
CPUバックアップとは
重要なセンサーが故障した場合ECCSコントロールユニットはその信号を無視し、あらかじめ用意してあるバックアップ制御信号を使って運転可能にする機能です。
CPUバックアップになると?
下記のフェイルセーフが行われます。
点火時期固定
燃料噴射は始動時、アイドル時、走行時の3パターンで固定
排気温度警告灯を1秒間隔で点滅
CPUバックアップ時は車速を落として走行してください(一旦エンストしても再始動、再走行ができます)。
故障警報モード | 自己診断モード | O2センサーモニターモード
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