公開日:2016年5月15日

エアサスのエアを除湿します

ドライヤー

Dryer

カテゴリー : 基本資料

E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア(電子制御エアサスペンション装着車)に適用

これはコンプレッサーの故障で取り外したドライヤー

ドライヤーとは

エアサスコンプレッサーから送られてくる圧縮空気の水分を取り除く部品です。
内部には乾燥剤(シリカゲル、silica gel)が充填されています。シリカゲルは吸水しても膨張や溶けることはありません。吸収した水分はエア排出時の乾燥空気によって乾燥するため、何度でも再利用できます。シリカゲルの交換は不要ですし、交換しようとしてもできません。
ドライヤーはエアサスコンプレッサーASSYの構成部品の一つで、コンプレッサーの真下に取り付けられています。単品としての部品設定はありません。
エアサスコンプレッサーの空気取込口には小さなフィルターが付いているため、ドライヤーにゴミが詰まることはありません。
コンプレッサーの空気室に油脂類を注入するとドライヤーに影響することがあります。

ドライヤーはコンプレッサーの真下に取り付けられている

入出力

入力は1本で、エアサスコンプレッサーからの圧縮空気が入ります。
出力は3本で、圧縮空気をフロント2本(右、左)とリア1本(左右共)の計3本に分けて送られます。
エア排出時は出力側から入力側へ逆方向に空気が流れます。

ドライヤーの入力側
ドライヤーの出力側。ツメを広げるとホースが抜ける

中身は乾燥剤

ドライヤーの分解についてはこちら

ドライヤーの中はシリカゲルで埋め尽くされている