概要
電子制御エアサスペンションの車高調整は、車高センサーから読み取った情報をエアサスコントロールユニットで処理して制御しています。
車高センサーから「車高が高い」という情報が来ると、エアサスコントロールユニットは「車高を下げる」制御を行います。逆に「車高が低い」という情報が来たら、「車高を上げる」制御を行います。
車高センサーの情報というのは「電圧」です。
なお、車高センサーは路面の状態を知るためのセンサーでもあります。エアサスコントロールユニットは走行中も絶えず車高センサーの電圧を監視しています。
フロント車高センサー
フロントサスペンションメンバーに取り付けられています。
左右に各1個あり、トランスバースリンクの回転角を検出し、車高を電気信号(電圧)に変換してエアサスコントロールユニットに送ります。
リア車高センサー
リアスタビライザーにつながっています。
リアは1個で、スタビライザーの回転角を検出し、車高を電気信号(電圧)に変換してエアサスコントロールユニットに送ります。
配線図
解説
リアの車高で説明します。
リアの車高センサーは、図のように、エアサスコントロールユニットの端子No.22、24、30につながっています。
リアの車高センサーの出力は、車高センサーコネクタの端子No.2から、エアサスコントロールユニットの端子No.24に入ります。
補足:エンジン停止していても電圧は出ています(機能停止時は除く)。
車高が高いときは
車高センサーコネクタの端子No.1~2間の抵抗値は低くなり、端子No.2~3間の抵抗値は高くなります。これにより端子No.2の電圧は高くなります。この電圧はエアサスコントロールユニットの端子No.24から読み取り、「リアの車高が高い」と認識します。
車高が低いときは
車高センサーコネクタの端子No.1~2間の抵抗値は高くなり、端子No.2~3間の抵抗値は低くなります。これにより端子No.2の電圧は低くなります。この電圧はエアサスコントロールユニットの端子No.24から読み取り、「リアの車高が低い」と認識します。
いずれも「車高が標準ではない」という認識なので、標準に戻すようにエアサスコントロールユニットが車高調整します。調整中は常に端子No.24の電圧を監視しており、標準車高時の電圧になるまで車高調整を続けます。
ときどき車高を変えてみよう
いつも同じ車高で走っているとセンサーが壊れやすくなります。これは長年乗っていてわかったことです。
センサーは可変抵抗器のようなものなので、古いラジオのボリュームのように、ガリが発生します。正確な車高が得られなくなると、ちぐはぐしたおかしな車高調整が行われるようになります。
そうならないようにするためにも、エアサスキットを使って、ときどき車高を変えて走ってみましょう。