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公開日:2009年5月18日
最終更新日:2014年9月30日

車高で抵抗が変化します

車高センサー コネクタ
Height Sensor Connector
(コネクタ表)

E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア
電子制御エアサスペンション装着車)に適用

基本資料はこちら


車高センサーはフロント右、フロント左、リアの3つあります。
どれもエアサスコントロールユニットにつながっています。



コネクタ表


※電圧の測定は、
車高センサーのコネクタおよびエアサスコントロールユニットのコネクタをつなげた状態で行います。


※抵抗の測定は、 車高センサーエアサスコントロールユニットのどちらかのコネクタを抜いた状態で行います。
車高センサーの固定抵抗分は3つ並列に接続されているので、車高センサー単体で測定したときと、エアサスコントロールユニットのコネクタのところで測定したときとでは、抵抗値に大きな差があります。


※車高による抵抗の変化について

車高センサーは回転式ポテンショバランスレジスター(PBR)タイプで、車高を抵抗で検出します(実際はその抵抗で端子No.1の電圧を分圧し、電圧で出力しています)。
端子No.1〜3間の抵抗は、固定抵抗であり、車高が変わっても抵抗は変わりません。
端子No.1〜2間の抵抗は、車高が高いと小さくなり、車高が低いと大きくなります。
端子No.2〜3間の抵抗は、車高が高いと大きくなり、車高が低いと小さくなります。


※抵抗の実測値について

エアサスコントロールユニットのコネクタを抜いた状態でコード側のコネクタで測定しました。この状態では車高センサーの端子No.1〜3間の抵抗は車高センサー3つ分の合成抵抗となります。車高センサー単体の抵抗よりもはるかに小さい値となります(合成抵抗は実測で0.7kΩ)。
車高センサー単体での端子No.1〜3間の抵抗は、端子No.1〜2間の抵抗値と端子No.2〜3間の抵抗値の和で求められます(単体では2.4〜2.6kΩ)。
測定時の車高はノーマルより約5〜8mm低い状態です(ノーマルに戻すのを忘れて測定してしまいました)。
測定時エアサスキットは接続していません。




■フロント右

愛車(後期Y31シーマターボ)の場合、コネクタはオルタネータの前方、パワーステアリングのオイルクーラーの近くにありました(オイルまみれでした)。


フロント右用の車高センサーコネクタ


端子
No.
名称 コード 電圧 内容
太さ
1 車高センサー基準電圧 約5V 車高センサーの端子No.1とエアサスコントロールユニットの端子No.22につながっている。

実測は約4.5V。
端子間抵抗

端子No.1〜2間の抵抗値は2.0kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.4〜2.4kΩ。
(資料による)
---

端子No.1〜2間の抵抗値は1.4kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.7kΩ。
端子No.2〜3間の抵抗値は1.0kΩ。
(実測による)
2 フロント右
車高センサー出力
可変 フロント右の車高によって電圧が変わる。
車高が高いときは、電圧が高い。
車高が低いときは、電圧が低い。
車高調整後(標準の車高になったとき)は必ず一定の電圧になる(実測は約2.2V)。

エアサスコントロールユニットは、この電圧により"フロント右の車高"を認識し、走行中は電圧の変化により"路面の状況"を認識している。
3 車高センサー共通線 薄緑 約0V 車高センサーのマイナス側の共通線。
各車高センサーの端子No.3とエアサスコントロールユニットの端子No.30につながっている。


 

■フロント左

愛車(後期Y31シーマターボ)の場合、コネクタはパワーステアリングポンプの向かって右側近くにありました。


フロント左用の車高センサーコネクタ


端子
No.
名称 コード 電圧 内容
太さ
1 車高センサー基準電圧 約5V 車高センサーの端子No.1とエアサスコントロールユニットの端子No.22につながっている。

愛車では約4.5V。
端子間抵抗

端子No.1〜2間の抵抗値は2.0kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.4〜2.4kΩ。
(資料による)

---
端子No.1〜2間の抵抗値は1.4kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.7kΩ。
端子No.2〜3間の抵抗値は1.2kΩ。
(実測による)
2 フロント左
車高センサー出力
可変 フロント左の車高によって電圧が変わる。
車高が高いときは、電圧が高い。
車高が低いときは、電圧が低い。
車高調整後(標準の車高になったとき)は必ず一定の電圧になる(愛車では約2.2V)。

エアサスコントロールユニットは、この電圧により"フロント左の車高"を認識し、走行中は電圧の変化により"路面の状況"を認識している。
3 車高センサー共通線 薄緑 約0V 車高センサーのマイナス側の共通線。
各車高センサーの端子No.3とエアサスコントロールユニットの端子No.30につながっている。


 

■リア

コネクタは車高センサーのすぐ近くにありました。


端子
No.
名称 コード 電圧 内容
太さ
1 車高センサー基準電圧 約5V 車高センサーの端子No.1とエアサスコントロールユニットの端子No.22につながっている。

愛車では約4.5V。
端子間抵抗

端子No.1〜2間の抵抗値は2.0kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.4〜2.4kΩ。
(資料による)
---

端子No.1〜2間の抵抗値は1.2kΩ。
端子No.1〜3間の抵抗値は0.7kΩ。
端子No.2〜3間の抵抗値は1.2kΩ。
(実測による)
2 リア
車高センサー出力
可変 リアの車高によって電圧が変わる。
車高が高いときは、電圧が高い。
車高が低いときは、電圧が低い。
車高調整後(標準の車高になったとき)は必ず一定の電圧になる(愛車では約2.2V)。

エアサスコントロールユニットは、この電圧により"リアの車高"を認識し、走行中は電圧の変化により"路面の状況"を認識している。
3 車高センサー共通線 薄緑 約0V 車高センサーのマイナス側の共通線。
各車高センサーの端子No.3とエアサスコントロールユニットの端子No.30につながっている。


 


▲車高による抵抗変化の確認中の様子(フロント左)



参考

※抵抗による車高の変化について
わざと抵抗を変化させることで車高を変えられます。
詳しくは抵抗による車高調整をご覧ください。



関連ページ

基本資料 〜 電子制御エアサスペンション
基本資料 〜 車高センサー
基本資料 〜 車高の点検・調整
基本資料 〜 抵抗による車高調整
コネクタ表 〜 エアサスコントロールユニット
追加装備 〜 エアサスのインジケータキット

 

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