端子 No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
1 |
インヒビタースイッチ”2”レンジ |
橙 |
- |
中 |
12V/0V |
A/Tセレクトレバーを「2」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
2 |
インヒビタースイッチ”1”レンジ |
青 |
橙 |
中 |
12V/0V |
A/Tセレクトレバーを「1」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
3 |
A/Tモードスイッチ ”POWER” |
茶 |
- |
中 |
12V/0V |
A/Tモードスイッチを「POWER」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
4 |
アイドルスイッチ |
薄緑 |
黒 |
中 |
8V〜15V /0V |
アクセルペダルを踏んでいないとき8V〜15V。
踏んでいるとき0V。
アイドルスイッチとは、アイドル接点とも呼ばれ、アクセルペダルを踏んでいるかどうかを検出するためのスイッチ。アイドルスイッチはスロットルバルブスイッチに内蔵されている。 |
6 |
ASCD OD解除信号 |
青 |
橙 |
中 |
4V以上 /2V以下(シーマ)、 5V〜10V/2V以下(セド・グロ) |
ASCDクルーズOD解除時(クルーズ走行でリジュームスイッチON時)に2V以下。
ASCDクルーズOD時(上記以外)に4V以上。
Y31セドリック・グロリアのオートクルーズ非装着車はなし。 |
7 |
キックダウンスイッチ |
青 |
白 |
中 |
3V〜8V /0V |
アクセルペダルをいっぱいに踏んでいるとき0V(アース)。それ以下のときは3〜8V。 |
8 |
ASCDクルーズ信号 |
橙 |
青 |
中 |
12V/0V |
ASCDクルーズインジケータランプ点灯時に12V(車速約60km/hでクルーズSETスイッチON時)。
ASCDクルーズインジケータランプ消灯時は0V。
Y31セドリック・グロリアのオートクルーズ非装着車はなし。 |
9 |
ODスイッチおよび OD OFFインジケータランプ |
橙 |
黒 |
中 |
12V/0V |
ODスイッチ(オーバードライブスイッチ)が「ON」のとき12V。「OFF」のときは0V(アース)。 OD
OFFインジケータランプのマイナス側につながっている。ODスイッチが「OFF」のときにスイッチがONとなり、アースとつながってインジケータランプが点灯する。 |
10 |
スロットルセンサー(電源)
またはコントロールレバーセンサー(電源)(RB28エンジンのみ) |
茶 |
黄 |
中 |
4.5V〜5.5V |
スロットルセンサー用の電源。スロットルセンサーの端子No.1につながっている。 Y31セドリック・グロリアのRD28エンジンの場合は、コントロールレバーセンサー用の電源。コントロールレバーセンサーの端子No.1につながっている。
電圧の測定は、テスターのマイナス側を端子No.15の「各センサーのアース」につなぐ。 |
11 |
スロットルセンサー(接点) (VG系エンジンのみ) |
赤 |
緑 |
中 |
0.1V〜0.5V(アイドルスロットル開度時)〜2.5V〜3.5V(フルスロットル開度時)(シーマ) /0.2V〜0.6V(アイドルスロットル開度時)〜3.4V〜4.4V(フルスロットル開度時)(セド・グロ) |
アクセルペダルの踏み込み量を電圧値に変換したもの。
アクセルペダルを離した状態(アイドルスロットル開度時)からアクセルペダルをいっぱいに踏んだ状態(フルスロットル開度時)までの電圧値。
電圧の測定は、テスターのマイナス側を端子No.15の「各センサーのアース」につなぐ。
RD28エンジンの場合は、スロットルセンサーの代わりに端子No.14のコントロールレバーセンサーを使う。 |
12 |
油温センサー |
緑 |
- |
中 |
数V |
A/Tフルードの温度を電圧値に変換したもの。油温が上がると電圧が下がる。
油温 |
電圧 |
10℃ |
約1.8V |
40℃ |
約1.1V |
|
14 |
コントロールレバーセンサー (Y31セドリック・グロリアのRD28エンジンのみ) |
青 |
白 |
中 |
0.3V〜1.1V(全閉)〜3.6V〜4.6V(全開) |
Y31セドリック・グロリアのRD28エンジンのみ、スロットルセンサーの代わりに使用。 エンジンの燃料噴射ポンプに取り付けられているコントロールレバーセンサーにより、アクセルペダル開度およびアクセルペダル開速度(踏込速度)を検知する。
コントロールレバーセンサーの端子No.2につながっている。
VG系エンジンの場合は、コントロールレバーセンサーの代わりに端子No.11のスロットルセンサーを使う。 |
15 |
各センサーのアースおよびシールドアース |
黄 |
緑 |
中 |
0V |
スロットルセンサー、車速センサー1(出力軸回転センサー)、タービンセンサー、油温センサーのそれぞれマイナス側につながっている。
車速センサー1(出力軸回転センサー)とタービンセンサーはシールドアースも兼ねている。 |
16 |
車速センサー1 (出力軸回転センサー) |
白 |
- |
中 |
AC0V〜AC数V |
A/Tの出力軸(アウトプットシャフト)に取り付けられている回転センサー。コンビネーションメーターで生成している車速パルスとは別物。車両停車時は0V。 |
17 |
フルスロットルスイッチ |
赤 |
青 |
中 |
8V〜15V/0V |
アクセルペダルを半分以上踏んでいるとき8V〜15V。それ以下のときは0V。 |
19 |
インヒビタースイッチ”N”たは”P”レンジ |
緑 |
白 |
中 |
12V/0V |
A/Tセレクトレバーを「N」または「P」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
20 |
インヒビタースイッチ”D”レンジ |
桃 |
- |
中 |
12V/0V |
A/Tセレクトレバーを「D」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
21 |
オーバーランクラッチソレノイド |
赤 |
黄 |
中 |
12V/0V |
オーバーランクラッチとは、エンジンブレーキ用のクラッチのこと。オーバーランクラッチソレノイドとは、エンジンブレーキを制御する部品。
エンジンブレーキを効かせるときにオーバーランクラッチソレノイドをOFFにしているようである。
オーバーランクラッチソレノイド作動時に12V(”D”レンジ、ODスイッチ”ON”(セド・グロの場合はODスイッチ”OFF”)、車速約40km/h、アクセル開度2/8以上の時)。
オーバーランクラッチソレノイドが作動していないとき0V(”D”レンジ、ODスイッチ”OFF”、車速約40km/h、アクセル開度2/8以下の時)。 |
22 |
ロックアップソレノイド |
緑 |
黄 |
中 |
8〜15V/0V |
ロックアップ締結時に8〜15V。ロックアップ解除時に0V。 |
23 |
A/Tモードスイッチ ”POWER"インジケータランプ |
青 |
赤 |
中 |
12V/0V |
”POWER”インジケータランプのマイナス側につながっており、アースすると点灯する。
車室内のヒューズ#15(エンジン&トランスミッション)が切れると点灯しなくなる。
”POWER”インジケータランプは自己診断機能の結果表示にも使われるので、点灯はスイッチ連動ではなく、A/Tコントロールユニットが行っている。
A/Tモードスイッチを「POWER」にしたときに0V(アース)。それ以外は12V(アース以外)。 |
24 |
車速センサー2 (メーター内車速信号) |
橙 |
- |
中 |
1V以下〜4.5V以上断続 |
コンビネーションメーターで生成している2パルスの車速信号。
車速センサー1(出力軸回転センサー)(端子No.16)の予備。 |
25 |
エンジン回転信号 |
茶 |
白 |
中 |
数V |
アイドリング時に約1V。
無負荷2500rpm時で約2.4V。
セド・グロでかつVG20DET以外は、アイドリング時に9.5V〜12V。無負荷2500rpm時で約10V。 |
26 |
インヒビタースイッチ”R”レンジ |
赤 |
白 |
中 |
12V/0V |
A/Tセレクトレバーを「R」にしたときに12V。それ以外は0V。 |
27 |
A/Tモードスイッチ
”SNOW”および A/Tモードスイッチ ”SNOW"インジケータランプ |
青 |
黒 |
中 |
12V/0V |
A/Tモードスイッチを「SNOW」にしたときに12V。それ以外は0V。
”SNOW”インジケータランプとA/Tモードスイッチの”SNOW”は連動している。
”SNOW”インジケータランプにもプラス側につながっており、A/Tモードスイッチを”SNOW”にすると点灯する。 |
28 |
BAT電源 |
橙 |
青 |
中 |
常に12V |
車室内のヒューズ#22(電子部品.B)を通ってくる。 |
29 |
IG電源 |
黄 |
赤 |
中 |
12V/0V |
キースイッチが「ON」のとき12V。 車室内のヒューズ#15(エンジン&トランスミッション)を通ってくる。 |
30 |
31 |
アース |
黒 |
- |
中 |
0V |
常に0V。 |
32 |
33 |
ライン圧ソレノイド (ドロッピングレジスター) |
灰 |
赤 |
中 |
5V〜14V /0.5V以下 |
暖機後、スロットル全閉時(エンジン停止、キースイッチ「ON」時)に5V〜14V。
暖機後、スロットル全開時(エンジン停止、キースイッチ「ON」時)に0.5V以下。
ライン圧ソレノイドのニードル弁始動後はON-OFF保持電流が比較的小さな電流で済むため、ドロッピングレジスターを経由してライン圧ソレノイドに電流を流す。 |
34 |
ライン圧ソレノイド |
黄 |
- |
中 |
1.5V〜2.5V /0.5V以下 |
ライン圧ソレノイドとは、オイルポンプ吐出圧を調圧(減圧)する部品。
ライン圧ソレノイドはニードル弁始動時に大電流が必要になるため、ドロッピングレジスターを介さずにライン圧ソレノイドに電流を流す。ニードル弁始動後は端子No.33の回路を経由してライン圧ソレノイドに電流を流す。
暖機後、スロットル全閉時(エンジン停止、キースイッチ「ON」時)に1.5V〜2.5V。
暖機後、スロットル全開時(エンジン停止、キースイッチ「ON」時)に0.5V以下。 |
35 |
シフトソレノイドA |
灰 |
赤 |
中 |
12V/0V |
シフトソレノイドのプラス側につながっており、電圧が12Vの時にシフトソレノイドがON(作動)する。
ギヤ位置とシフトソレノイドA、Bの関係を下表に示す。なおA/Tセレクトレバーが”D”以外の時は1速の状態になっている。
|
シフトソレノイド |
A |
B |
1速 |
12V |
12V |
2速 |
0V |
12V |
3速 |
0V |
0V |
4速 |
12V |
0V |
この信号を見れば今何速で走っているかがわかる。これを利用すればA/Tシフトインジケータが自作できる。 |
36 |
シフトソレノイドB |
緑 |
赤 |
中 |
12V/0V |