簡易型、応急処置用です
プッシュ スタート スイッチ
Push Start Switch
(追加装備)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用

とりあえずエンジンがかかるように日産でつけてもらったプッシュスタートスイッチ
上のページへ
概要
2011年7月、スターターモーターの交換で日産ディーラーの整備工場に入庫したもののまったくエンジンがかからず、整備工場から脱出するためにプッシュスタートスイッチ化してもらいました。
自分で取り付けできますが、日産ディーラーの整備工場内で出しゃばるのも何なので、担当者にお願いしました。

応急処置のために追加してもらったプッシュスタートスイッチの配線図
キースイッチ「ON」位置でプッシュスタートスイッチを押している間は、バッテリー+端子 →
プッシュスタートスイッチ →
スターターモーターのS端子 へ電気が流れ、
スターターモーターが作動する
(※ST信号は流れない)

日産でつけてもらったプッシュスタートスイッチの配線。
ここからプッシュスタートスイッチ経由でバッテリー+端子につながっている

エンジンルームから見下ろすと配線がこんな感じに見える

バッ直なので危険だが配線はここを通した
(後で細いコルゲートチューブを巻いた)
使い方
1. キースイッチを「ON」位置にする。
2. エンジンがかかるまでプッシュスタートスイッチを押す。
注意
・キースイッチの位置に関係なくスターターモーターを回せてしまいます。
・キーが無くてもスターターモーターを回せてしまいます。
・車両盗難に注意。
・スイッチに流れる電流は実測で2.4Aです。電流容量に余裕のあるスイッチ、コードを使いましょう。ちなみに使われていたスイッチは、エーモン1575
DC12V-5A、DC24V-2.5A でした。
※プッシュスタートスイッチでもエンジンがかからないことがありました。
これはST信号をECCSコントロールユニットに入れていないのが原因で、エンジン始動時の燃料噴射量が増量しなくなり、エンジンがかかりにくくなったのだと思います。
応急処置のためのプッシュスタートスイッチなのでST信号は配線していないのです。
ST信号をECCSコントロールユニットに入れるにはプッシュスタートスイッチを押すのと同時にキースイッチも「START」位置にすればOKです。これでエンジンはかかります。
プッシュスタートスイッチを押すのと同時にアクセルを煽ったらエンジンがかかりました(確認済み)。 |
参考
スターターモーターのS端子の配線はエンジンルームのコネクタブロックにつながっています。プッシュスタートスイッチの配線をするときはこのエンジン・トランスミッションハーネス
コネクタAにつなげるのが手っ取り早くて簡単です(日産の作業担当者はスターターモーターのすぐ近くにつなげていました)。


ジャンクションブラケット一番上のコネクタにスターターのS端子がきている。
コードは黒/青。
もちろんここのコネクタが接触不良の時はエンジンがかからなくなる
※極端な話、ここにバッ直するとスターターモーターが回ります。緊急時には良いかも。
※このプッシュスタートスイッチは、「インヒビターリレーキット」導入に伴い、2011年9月に撤去しました。
上のページへ
関連ページ
コネクタ表 〜 ECCSコントロールユニット
コネクタ表 〜 インヒビタースイッチ
コネクタ表 〜 エンジン・トランスミッションハーネス コネクタA
メンテナンス 〜 スターターモーターの交換
メンテナンス 〜
インヒビタースイッチの点検
追加装備 〜 インヒビタースイッチジャンパー線
追加装備 〜 インヒビターリレーキット1
追加装備 〜 インヒビターリレーキット2
追加装備 〜 インヒビターリレーキット3
|