リレーでP/Nポジションスイッチをバイパスします
インヒビター リレー キット3
Inhibitor Relay Kit 3
(追加装備)
Y31シーマ、Y31セドリック・グロリアに適用

インヒビター リレー キット3
上のページへ
概要
2014年7月、走行距離34.7万キロの頃、前作のお助けキット2を作り直して装着しました。
リレーを使って強制的にP/Nポジションスイッチをバイパスするキットの新しいバージョンです。今回から確実にリレーを作動させる回路になりました。
※前作のお助けキット2では炎天下で高水温時の再始動でエンジンがかからないことがありました。停車時にミッションケース付近に熱がこもってしまうのが原因と思われます(冷めれば問題ありません)。
仕様
A/Tセレクトレバーが「P」のときも「N」のときも、問題なくエンジンがかかること。
※これはインヒビタースイッチの接触不良が原因でエンジンがかからない場合に特化したキットです。
使い方
1. いつものようにエンジンをかける(これで当キットが有効になり、エンジンがかかる)。
仕組み
インヒビタースイッチのA/Tギアポジションセンサーの「P」と「N」の出力電圧でリレーを作動させ、P/Nポジションスイッチを強制的にバイパス(ON)します。
リレーがP/Nポジションスイッチの代わりになるため、P/Nポジションスイッチが完全に壊れても、確実にエンジンがかかります。

まず用意したのは整流器2本の組み合わせ。
A/Tギアポジションセンサーの出力「P」と「N」が干渉しないようにするため整流器を入れた

バッテリーすぐ横のコネクタブロックを倒したところ

PポジションとNポジションの信号(電圧)をここから取り出す

PポジションとNポジションの信号(電圧)を分岐したところ

インヒビターリレーキット3の全貌
.
前作のキット2との違いは?
●P/Nポジションスイッチで電圧降下が起きても(約8V以下になっても)まったく問題ない。
●配線が少しだけ増える。
配線図

(インヒビターリレーと整流器、青色の配線が今回追加したキット)
A/Tのポジションセンサーの「P」と「N」の両方から整流器を通してリレーを作動させるのがキット3の特長
使った部品
●リレー、コネクタ:
前作のキット1、キット2と同じです。
●整流器:1N4006 一般整流ダイオード レクトロン VRM:800V Io:1A(@15円×2個)
●平型端子:リレーのコネクタ用に使用
●キボシ端子:分岐用に圧着部分のみ使用
上のページへ
関連ページ
基本資料 〜 インヒビタースイッチ
コネクタ表 〜 インヒビタースイッチ
メンテナンス 〜 スターターモーターの交換
メンテナンス 〜
インヒビタースイッチの点検
追加装備 〜 インヒビタースイッチジャンパー線
追加装備 〜 インヒビターリレーキット1
追加装備 〜 インヒビターリレーキット2
追加装備 〜 プッシュスタートスイッチ |