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公開日:2011年2月14日
最終更新日:2012年8月16日

カードエントリー付車用です

ドア ロック アクチュエーター(運転席)
Door Lock Actuator(Driver's Seat)
(コネクタ表)

Y31シーマ、Y31セドリック・グロリアのカードエントリー付車に適用


この図はカードエントリー無車にカードエントリー付車用のドアロックアクチュエーターを取り付けた図



ドアロックアクチュエーター ACTR ASSY 80550-26V15
89-A028 80227 JIDECO JAPAN


概要

これは運転席ドア用のドアロックアクチュエーター(ソレノイド)です。オートドアロックアクチュエータとも言います。
カードエントリー付車の専用部品です。標準車(カードエントリー無車)には装着されていません。しかし標準車にも取り付けできますので、市販のリモコンドアロックのドアロックモーターとして使うことができます。

 


運転席ドア



部品番号


「ACTR ASSY」
部品名称: オート ドアロック ソレノイド アッセンブリー
部品番号: 80550-26V15、80550-26V16 どちらも無条件で互換性あり
値段:  10,600円(2005年3月)、12,400円(2011年2月)




コネクタ表

【ドアロックモーター&ドアロック検出スイッチ】

モーターを内蔵していて、モーターの正転/逆転でドアをロック/アンロックさせます。

このドアロックアクチュエーターをカードエントリー無車に取り付ける場合は、ドアロック検出スイッチの配線はいりません。


 


ドアロックモーター&ドアロック検出スイッチコネクタ


※カー用品店で入手可能な市販の4Pコネクタも差し込めるが
離脱防止ロックがかからないこともある



コネクタ色: 白/黒

 

端子
No.
名称 コード 電圧 内容
太さ

1

ドアロックモーター 赤2/- 12V/0V カードリレー2の端子No.3(スイッチのコモン)につながっている。

コードに「AVS-2」という表記がある。
カードエントリー車のリクエストスイッチを押した時に作動する(車速感応集中ドアロックでは作動しない)。

バッテリー電圧を端子No.2(赤)にプラス、端子No.1(青)にマイナスをつなげるとロック側に動く。

バッテリー電圧を端子No.1(青)にプラス、端子No.2(赤)にマイナスをつなげるとアンロック側に動く。

動作電流はどちらの向きも2.0A〜2.5A(13.5V時)

動作は内部のモーター回路が遮断されるので自動的に止まる。止まると電流は流れなくなる。次の動作は反対側(モーターを逆転させる方向)にしか動かない。例えば、いま現在アンロック状態の時はロック側にしか動かない。ただしロッドを手で動かしてロック側にすれば再びアンロック側に動かせる。

端子No.1〜2間の抵抗は、実測で280Ω。
ただし、モーターが動く方向にしか電流が流れないため、テストリードのつなげる向きによっては∞Ωのときもある。

2

黒2/青1 12V/0V カードリレー1の端子No.3(スイッチのコモン)につながっている。

3

ドアロック検出スイッチ -/赤1 0V
(アース)
ボディーアース このスイッチは、いま現在ドアがロックされているかどうか知るためのセンサーのようなもの。

端子No.3〜4間の抵抗は、ドアロックで∞Ω、ドアアンロックで0Ω。

4

黒2/-   カードコントロールユニットの端子No.1につながっている。





【ドアロックスイッチ】

ドアロックスイッチのコネクタは本体からコードが延びた先にあります。コードの長さはおよそ150mmです。

ドアロックスイッチは、カードエントリー付車の場合はドアロックアクチュエーターに内蔵されており、カードエントリー無車の場合は単体でドアロックスイッチが存在します。

コネクタの形状はカードエントリー付車とカードエントリー無車に関係なく同一です。

このスイッチは、車外から運転席ドアのドアキーを回したり、車内のドアロックノブを上下させたり、ドアレバーを引いたりした時に、ロックしようとしているのか、アンロックしようとしているのかを検出するスイッチです(いま現在のロック/アンロック状態を知るためのセンサーではありません)。

※端子No.1と3同士が接触することはありません。
※端子No.1と3が同時にスイッチONになることはありません。

 




ドアロックスイッチコネクタ


 

端子
No.
名称 コード(アクチュエーター側) コード(ハーネス側) 電圧 内容
太さ 太さ

1

ロックスイッチ -/- 白2/- 約12V(スイッチOFF時)
0V(スイッチON時)

スイッチONで0Ω
スイッチOFFで∞Ω
カードエントリーシステム無車の場合、ハーネス側のコードは桃色。

パワーウインドウメインスイッチの端子No.9の「ドアロックスイッチ」につながっている。

ロック側で端子No.2とつながる(スイッチON)。ただし次のように変化する。

ロッドを上から下げていくと、スイッチOFF→ON→OFFと変化する。
ロッドを下から上げた時は、スイッチOFFのままで変化しない。

このスイッチがONになると、集中ドアロックが作動する。

2

アース -/- -/- 0V
(アース)
ボディーアース。

端子No.1と3の両スイッチのコモン。

3

アンロックスイッチ -/- 青2/- 約12V(スイッチOFF時)
0V(スイッチON時)

スイッチONで0Ω
スイッチOFFで∞Ω
パワーウインドウメインスイッチの端子No.14の「ドアアンロックスイッチ」につながっている。

アンロック側で端子No.2とつながる(スイッチON)。ただし次のように変化する。

ロッドを下から上げていくと、スイッチOFF→ON→OFFと変化する。
ロッドを上から下げた時は、スイッチOFFのままで変化しない。

このスイッチがONになると集中ドアアンロックが作動する。




注意

アクチュエーターに取り付けられているロッドは、インサイドドアハンドル(ドアレバー)を引いた時やドアロックノブを上げ下げした時にも動きますが、中途半端に動かすと誤作動の原因となることがあります。

例えば、インサイドドアハンドル(ドアレバー)を引いた時に中途半端な位置で止めると、その後のドアロック操作が誤作動します。集中ドアロックされないばかりか、逆に集中ドア”アンロック”がかかってしまいます。

具体的にはドアロックノブが上がってアンロックスイッチがOFF→ON→OFFと変化した時に、最後のOFFがギリギリかろうじてOFFになった状態だと、ドアロックノブを下げてもロックスイッチはOFFのままでONにならず、逆にアンロックスイッチがOFF→ON→OFFとなってしまうからです。

これは内蔵されているドアロックスイッチの仕組みによるものなので仕方がありません。対処法は、ロックを解錠するときにインサイドドアハンドル(ドアレバー)をいっぱいまで引っ張ったり(やや早めに)、ドアロックノブを持ち上げる時はいっぱいまで上げるようにすることで誤作動を防げます。 アクチュエーターの取り付け位置を下げるかロッドを曲げて短くすることでも誤作動を防げます。



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