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公開日:2006年9月12日
最終更新日:2011年3月30日

リレーの音だけ聞こえました

ドアがロックしない(助手席)
(メンテナンス)

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Y31シーマ、Y31セドリック・グロリアに適用


概要

2005年5月、走行距離18.2万キロの頃、助手席ドアがロックしなくなりました。ドアロックアクチュエーターを交換したら直りました。


症状


1.発進時や再加速時に時速10kmくらいのところで毎回助手席ドア付近からから「カチッ!」というリレーのような音が聞こえる。

これは時速10km〜15kmで作動する車速感応集中ドアロックが作動した時の音。しかし助手席ドアはすでにロックされているので、毎回集中ドアロックが働いてしまうのはおかしい。

2.パワーウィンドウメインスイッチの「DOOR LOCK」を押しても助手席ドアがロックしない(アンロックもしない)。

「DOOR LOCK」を押しても、いつものアクチュエーターの音はするが、助手席ドアのロックノブが下がらない。その反対に、「UNLOCK」を押しても、いつものアクチュエーターの音はするが、助手席ドアのロックノブが上がらない。


原因

助手席ドアのドアロックアクチュエーターのリンケージ部品が破損していました。

通常、ドアロックアクチュエーターはキーシリンダーとロックノブにつながっているものですが、アクチュエーターに付いているリング部品が破損してつながらなくなっていました。このため、アクチュエーターが作動してもロックノブはまったく動かないのす。

また、ドアロックアクチュエーターにはドアロック検出スイッチが内蔵されていて、ドアがロックされているかどうかを調べるために使われていますが、このスイッチがロックされていない状態のままになっていると、車速感応集中ドアロックが毎回作動してしまうようです。走行中にリレーのような音がしていた症状はこのせいだと思われます。

助手席のドアロックアクチュエーターを取り外した状態でロック/アンロック操作(運転席のドアロックノブ操作、パワーウィンドウメインスイッチでの操作共)しても、助手席のパワーウィンドウスイッチ辺りからリレーの音が聞こえました。


 


リンケージ部分が破損していた。
こうなるとアクチュエーターを交換するしかない
(黒いのはデッドニングの跡)



修理費用

約10,000円(自分で交換したので部品代のみです)


交換の目安

約18万キロに1回交換か?


部品の購入

 

請求金額:10,600円(税込)

レッドステージ 日産サティオK店

費目 コード 作業内容および部品名称 記号 数量 技術料 部品代
H0551-26V01 タイマー リレー ASSY   1   10,600円

※ドアロックアクチュエーター(RELAY ASSY-TIME) H0551-26V01 「ACTR ASSY H055126V01 89-A237 50106 JIDECO」
※いままで使っていたアクチュエーターの部番は、80551-26V00。新品の部番H0551-26V01は後対応部番。


 


新品のドアロックアクチュエーター


左が壊れたアクチュエーター。リンク部品が破損して外れている




部品の交換

ドアにデッドニングを施してありますので剥がすのが大変でしたが、それ以外は特に難しいことはなく、交換したら直りました。
2本入っていたロッドは長い方を使いました。



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関連ページ

基本資料 〜 ドアロック機構
コネクタ表 〜 ドアロックアクチュエーター(運転席)
メンテナンス 〜 ドアの締まり異音事例
メンテナンス 〜 パワーウィンドウメインスイッチ
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