点灯条件によりライトを点灯・消灯します
オートライト コントロール ユニット
Autolight Control Unit
(基本資料)
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Y31シーマおよび
Y31セドリック・グロリアのオートライトシステム装備車に適用
オートライト コントロール ユニット
オートライトコントロールユニットは、オートライトシステムの主要構成部品です。
部品名称: ライティング コントロール アッセンブリー
部品番号: 28575-14V00
部品コード: 28575X
SEC(FIG)-No: G2404
価格: 26,100円(2005年時価)
重さ: 200g
このコントロールユニットは右ダッシュサイド(アクセルペダルの斜め右上前方奥)にあります。インストロアカバー右を外してブレーキペダルの辺りに頭を突っ込んで右上奥を見上げると見えます。
オートライトコントロールユニットの取付位置
(手前の配線やASCDコントローラが邪魔をして見えない)
(愛車のY31シーマタイプIIリミテッドAV)
コントロールユニットの仕事
■テールランプ類の制御
ライトスイッチが「AUTO」で、キースイッチが「ON」、オートライト光センサーからの入力信号がテールランプ類の点灯条件を満たしているときにテールランプ類を点灯します。
具体的には、オートライトコントロールユニットコネクタのオートライト制御信号(端子No.9)がOFF(アース電位)で、IG電源(端子No.2)が12V、オートライト光センサー(端子No.5)からの入力電圧が約1.0V以上のときに、テール出力(端子No.7)をOFF(アース電位)にします。
これによりテールランプリレーが作動し、テールランプ類が点灯します。
点灯するランプは、ライトスイッチを1段の位置にした時と同じです。つまり、テールランプのほか、スモールランプ、各種イルミネーションランプ等です。
■ヘッドランプの制御
テールランプ類の点灯条件を満たしている上で、オートライト光センサーからの入力信号がヘッドランプの点灯条件も満たしている時にヘッドランプを点灯します。
具体的には、オートライトコントロールユニットコネクタのオートライト制御信号(端子No.9)がOFF(アース電位)で、IG電源(端子No.2)が12V、オートライト光センサー(端子No.5)からの入力電圧が約1.15V以上のときに、テール出力(端子No.7)およびオートライト制御出力1(端子No.8)とオートライト制御出力2(端子No.4)をOFF(アース電位)にします。
これによりテールランプリレーが作動してテールランプ類が点灯し、オートライトリレーユニット内のリレー1およびリレー2が作動してヘッドランプが点灯します。
ライトスイッチが「AUTO」の時に、ライトスイッチをメイン(M、ハイビーム)からディマー(D、ロービーム)に切り替えると、車室内のヒューズ#21(テールランプ)からの電源が、テールランプリレー→ライトスイッチの端子No.43→端子No.44を通ってオートライトリレーユニットの端子No.5に入ります。これにより、オートライトリレーユニット内のリレー3およびリレー4が作動し、ヘッドランプがメイン(M、ハイビーム)からディマー(D、ロービーム)に切り替わります。
感度調整
点灯・消灯のタイミングが好みに合わない場合は、感度調整用ボリュームで調整できます。感度調整用ボリュームはユニット外側のゴムキャップを外すと中に見える青色の半固定抵抗器がそれです。
感度調整用ボリュームの回転角度は約270度で、右へ回すと点灯タイミングが遅く(点灯しにくく)なり、逆に左に回すと点灯タイミングが早く(点灯しやすく)なります。
ユニットを車両から取り外さなければ調整出来ませんが、取り外すのが非常に困難で、元に戻すことも容易ではありません。
なお、感度調整用ボリュームで点灯・消灯タイミングを変更した場合、ヘッドランプとスモールランプ類の両方とも変更されます。ヘッドランプのみやスモールランプ類のみの変更はできません。
オートライトコントロールユニットの感度調整用ボリューム
点灯・消灯のタイミングが大きくずれてきた時はオートライトの故障が考えられますので、感度調整の前にオートライト光センサーを点検してください。
暗くてもスモールのみでヘッドランプを点かなくする方法
トンネル通過などでスモールランプは点灯しても、ヘッドランプは点灯させたくないときがあります。例えばヘッドランプをHIDに交換した場合で、点灯・消灯を繰り返すと寿命が縮まるので、勝手に点灯・消灯させないようにしたいものです。
スモールランプは点灯して、ヘッドランプは点灯しなくするには、下記いずれか一つの方法で実現できます。
●オートライトコントロールユニットコネクタの端子No.8(オートライト制御出力1)および端子No.4(オートライト制御出力2)のコードをカットする。
●オートライトリレーユニットのコネクタを抜く。
オートライトをまったく使わない場合は
ライトスイッチを「AUTO」にしないことはもちろんですが、オートライトシステムがまったく必要ない場合には、オートライトコントロールユニットコネクタを抜いたり、オートライト光センサーのコネクタを抜いても構いません。他には影響ありません。
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