水温センサーとは
ここで言う水温センサーとは、エアコン用の水温センサーのことです。エンジン冷却水温が低いときのファン停止制御やソフトな風量増加制御(低水温風量制御)に使われています。
この水温センサーはヒーターユニットのインレットチューブに取り付けられています。
エンジン冷却水温を抵抗値に変換し、オートアンプはこの抵抗値を電圧値に変換して入力しています。この水温センサーはオートアンプ以外にはつながっていません。エアコン専用の水温センサーです。
エンジン用の水温センサーについては壁温センサーを、水温計用は水温センサーご覧ください。
コネクタ表
ここでは水温センサーのハーネスに付いているコネクタについて紹介しています。
コネクタ記号はB-35です。コネクタ色は白です。
815 | 816 |
端子No. | 名称 | コード | 電圧 | 内容 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
色 | 帯 | 太さ | ||||
815 | 水温センサー信号 | 赤 | 白 | 中 | 抵抗変化 電圧変化 |
エアコン用の水温センサー信号で、オートアンプの端子No.31につながっている。 冷却水温が低いと抵抗が高く、冷却水温が高いと抵抗は低くなる。 抵抗が変化することによって電圧が変化する。 ここの電圧を測るには、コネクタをつなげたまま信号アース間電圧を測る。 水温センサーの抵抗を測るには、コネクタを外して信号アース間で測る。 |
816 | 信号アース | 灰 | - | 中 | 0V | オートアンプの端子No.16とエアコン用各種センサーのアースにつながっている。 |
水温センサーの特性
水温センサーは温度によって抵抗が変化します。温度が低いときは抵抗が高く、温度が高いときは抵抗が低くなります。
例えば、水温が20℃のときは約1.67kΩ、50℃のときは約550Ω、80℃ のときは約220Ωとなります。
壊れるとどうなるか
コネクタ部分の端子の腐食などによって接触抵抗が加味されると抵抗が高くなります。抵抗が高くなるとオートアンプは水温が低いと認識するため、温風の吹き出しが遅くなるか、まったく風が出なくなると思われます。
管理人の愛車の場合は、エンジンをかけてエアコンの温風が出始めたときの水温計がちょうど一番下の目盛りのところです(約55℃)。出始める温度が高くなった場合は接触抵抗が加味された可能性があります。普段からファンが回り出したときの水温を確認しておくと、いざというときに役に立ちます。
コードが断線したときはエアコンの自己診断機能のステップ2で"23"が表示されます。
部品番号と価格
水温センサー 部品番号:27724-14V10 部品コード:27707 Sec-No:G2731 ウォーター センサー アッセンブリー
価格: 2,730円
【メモ】
コネクタまでコード付き
車種: Y31、SY31、JHG50
代替部品: なし