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公開日:2007年9月2日
最終更新日:2009年10月26日

表示の検査と改造に

オートアンプの蛍光表示管
(基本資料)

Y31シーマ全車および
Y31セドリック/グロリアのオートエアコン・ITエアコン搭載車に適用
(※マルチAVシステム車用のオートアンプに限る)


オートアンプの蛍光表示管のピンアサイン
蛍光表示管のピンアサイン
(ピンアサインとは蛍光表示管の端子と表示の割り当てのこと)



オートアンプの表示部は蛍光表示管が使われています。液晶ではありません。

標準タイプのオートアンプの場合は、キースイッチが「ON」のときに電源が入り点灯します。マルチAVシステム車用のオートアンプの場合は、CDオートチェンジャーの表示も兼用しているため、 キースイッチが「Acc」と「ON」のときに電源が入り点灯します。

車両のライトを点灯してオートアンプのイルミが点灯している状態では、蛍光表示管の明るさは半減します。



蛍光表示管は上と下の2段の端子配列です。表示中は端子に約12Vが出ています。例えば右上の「ECON」マークが表示されているときは上の30番端子に約12Vが出ています。

ピンアサインの調査方法は、上の1番端子に約12Vが出ていたので、その端子と他の端子を接触させてマークの表示(発光)を確認しました。つまり、各マークを表示(発光)させたいときは、対応する端子に約12Vを加圧すればよいことになります。



使っていない表示を有効利用

愛車のようにマルチAVシステム車からマルチを取り外すと、CDオートチェンジャーの表示がまったく点かなくなります。これを何かに有効利用できないか使えてみると面白いと思います。

DISCの数値は0〜19、TRACKの数値は0〜99の範囲で表示可能です。

例えばDISCのところには、現在何速で走っているかを表示するA/Tインジケータはどうでしょうか。またTRACKのところには、オートアンプ内部で扱っている車内温度などを表示してみてはどうでしょうか。PICマイコンなら簡単にできそうな気がしますが、オートアンプにつながっている温度センサーはリニアに反応しないようなので、計算が難しいかもしれません。



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