ブレーキペダルを踏むとON
ストップランプ スイッチ
Stoplamp Switch
(基本資料)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用

ブレーキペダルを踏むとストップランプスイッチがONになる
※ASCD専用のブレーキスイッチも併せてご覧ください
概要
ストップランプスイッチは、通常はOFFで、ブレーキペダルを踏むとONになります。
※ステーからストップランプスイッチを取り外すと、スイッチはONの状態になります。この状態でコネクタを差し込んでいるとブレーキランプ(ストップランプ)は点いたままになります。

ストップランプスイッチ (NILES JAPAN)
(ロックナットは14mmのスパナ)
フリーのときはスイッチがONになっている
部品番号
部品番号: 25320-75A00
後対応部品番号: 25320-75A0E(無条件で代替え可能)
値段は880円(税別。2011年現在)。
※2009年11月に買ったストップランプスイッチは25320-75A0Eでした。値段は税込み914円でした。
※ブレーキスイッチとON/OFFの作用が逆のため互換性はありません。
構造
内部には接点の他に黒い棒とバネが入っています。
ブレーキペダルを踏んでいない時は、黒い棒が外から中へ押され、接点が開きます(スイッチOFFの状態=ブレーキランプは点かない)。
ブレーキペダルを踏んでいる時は、バネの力で黒い棒が外へ押され、接点が閉じます(スイッチONの状態=ブレーキランプが点く)。


中央の丸い穴に黒い棒が押し込まれると
上の接点が押し上げられて下の接点と離れる(スイッチOFF)
取り付け方法
ブレーキペダル上方右側の所定の穴にねじ込んでいき、ストッパーラバーとボルトのネジ部先端のすき間が0.3〜1.0mmのところで止めます。
コネクタをつなぎ、ブレーキペダルを踏んでストップランプが正しく点灯することを確認します。
ロックナットで固定して完了です。締め付けトルクは1.2〜1.5kg-mです。
配線図
構成図に近い図になっています。ストップランプスイッチが壊れると、ブレーキランプだけでなく各ユニットにも影響が出ます。

※EPSコントロールユニット(パワステコントロールユニット)と
エアサスコントロールユニットは車種により選択
※車種により存在しないユニットもある
コネクタ表
コネクタを抜くとどうなるか
コネクタを抜くと通電しなくなる(スイッチOFFと同じになる)ため、ブレーキペダルを踏んでいない時と同じ状態になります。
このため、ブレーキペダルを踏んでもストップランプスイッチが点かなくなったり、シフトロックが解除できないなどの不具合が生じます。
スイッチが壊れたらどうなるか
●スイッチONのまま変化しなくなったら
スイッチONは「ブレーキペダルを踏んでいる」という状態ですから、ストップランプが点きっぱなしになります(この状態が続くとバッテリーが上がるので注意!)。
またASCD(オートクルーズ)はセットできなくなります。
2011年8月、愛車にて確認。
●スイッチOFFのまま変化しなくなったら
スイッチOFFは「ブレーキペダルを踏んでいない」という状態ですから、ブレーキペダルを踏んでもストップランプが点かなくなります。
またシフトロックが解除できないなどの不具合が生じます。
この他、ブレーキペダルによるASCDのキャンセルは、ブレーキスイッチでも可能ですので、ASCDは普通に使えます。
2011年8月、愛車にて確認。
関連ページ
基本資料 〜 ブレーキスイッチ
メンテナンス 〜 ストップランプスイッチの故障
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