ASCD用のキャンセルスイッチです
ブレーキ スイッチ
Brake Switch
(基本資料)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
ブレーキペダルを踏むとブレーキスイッチがOFFになる
※ストップランプスイッチも併せてご覧ください
このスイッチはASCD(オートクルーズ)専用です。
概要
ブレーキスイッチは、通常はONで、ブレーキペダルを踏むとOFFになります。
このスイッチはASCD(オート スピード コントロール デバイス = オートクルーズ)専用のスイッチです。ASCDのキャンセル用に使われます。
このスイッチは、ASCDキャンセルスイッチという言い方をすることもあります。
ストップランプスイッチとON/OFFの作用が逆のため互換性はありません。
(ブレーキペダルの上を見上げたところ)
ブレーキスイッチ
(ブレーキペダルの左側から見上げたところ)
(ロックナットは14mmのスパナ)
フリーのとき(車両に取り付けていないとき)はスイッチがOFFになっている
部品番号: 25300-V5000
後対応部品番号: 25300-62J0E(1,610円 - 2011年現在)
※ステーからブレーキスイッチを取り外すと、スイッチはOFFの状態になります。この状態ではASCDはセットできなくなります。
取り付け方法
ブレーキペダル上方左側の所定の穴にねじ込んでいき、ストッパーラバーとボルトのネジ部先端のすき間が0.3〜1.0mmのところで止めます。
コネクタをつなぎ、両電極間の抵抗が0Ω、ブレーキペダルを踏んで∞になることを確認します(テスターが必要です)。
ロックナットで固定して完了です。締め付けトルクは1.2〜1.5kg-mです。
コネクタ表
コネクタ色:青
コード側からみたところ
コネクタNo.B-26
端子
No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
1 |
ブレーキスイッチ(電源側) |
灰 |
青 |
中 |
12V/0V |
ASCDメインリレーからN・Pリレーのb接点を通ってくるIG電源。
ASCDスイッチがOFFのときは0V。
A/Tセレクトレバーが「P」か「N」のときは0V。 |
2 |
ブレーキスイッチ(出力側) |
桃 |
- |
中 |
12V/0V |
ASCDコントローラの端子No.5につながっている。
この端子が12VのときのみSET操作できる。
オートクルーズ中にOFFになるとCANCEL操作と見なされる。
ブレーキペダルを踏んでいるときは0V。
ブレーキペダルを踏んでいないときは12V(端子No.1とつながる)。 |
コネクタを抜くとどうなるか
コネクタを抜くと通電しなくなる(スイッチOFFと同じになる)ため、ブレーキペダルを踏んでいる時と同じ状態になります。
このため、ASCDコントローラの端子No.5に「ブレーキペダルを踏んでいる」という信号が入り、ASCDはセットできなくなります。
スイッチが壊れたらどうなるか
●スイッチONのまま変化しなくなったら
スイッチONは「ブレーキペダルを踏んでいない」という状態ですから、ASCDは普通にセットできます。
またブレーキペダルによるASCDのキャンセルは、ストップランプスイッチでも可能ですので、ASCDは普通に使えます。
したがってどこにも不具合は生じません。
2011年8月、愛車にて確認。
●スイッチOFFのまま変化しなくなったら
スイッチOFFは「ブレーキペダルを踏んでいる」という状態ですから、ASCDはセットできません。
したがってASCDは使えなくなります(ASCD以外は正常に作動します)。
2011年8月、愛車にて確認。
関連ページ
基本資料 〜 ストップランプスイッチ
メンテナンス 〜 ストップランプスイッチの故障
メンテナンス 〜 ブレーキスイッチの故障 |