自作のコントローラで動きます
電動カーテン
(追加装備)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
愛車はマルチAVシステムとハイマウントストップランプと
リニアモーターカーテンを共存させていた
概要
2006年11月、走行距離20.8万キロの頃、念願の電動カーテン(純正オプションのリニアモーターカーテン)を装着しました。
リアカーテンへの憧れ
昔、愛車と同じライトブルーシーマで白いリアカーテンをつけたクルマを見かけたことがあり、すごく上品なクルマに見えたのを覚えています。それがきっかけで、「いつかは白いカーテンを」と思ってはいたものの、たしか新品はもう手に入らないということで、長いことリアには濃いフィルムを貼っていました。
オフ会で知り合った方の中には電動カーテンを装着され、A/Tセレクトレバーの「R」(リバース)に連動して開閉するように加工された方もいます。A/Tセレクトレバーを動かすたびにカーテンが開いたり閉まったりするので見ていてとても面白い装備だなと思いました。それで忘れかけていたカーテンへの憧れが再び甦りました。
そんな中で、Y31シーマつながりで知り合ったお友達からカーテンを頂くことになりました。10年以上経ったこんなご時世にリアカーテンに巡り会えるとは思ってもいませんでした。
入手
Y31シーマオーナーでお友達のかつさんから純正の電動カーテン一式を頂きました。コントローラは自作するつもりでいたので頂きませんでした。
電動カーテン一式 |
●カーテンレール上下(コード付き) レールはブロンズ色、コードは白・黒
●カーテンレール留め具一式(左右の袋ナットは7mm)(色は黒)
●操作スイッチ
●カーテン(色は白) |
まずはレールの動作確認
はじめはカーテンレールから延びているコードに12Vをつないでも動きそうな音がするだけで動きませんでした。
そこで接点復活剤(KURE CRC
コンタクトスプレー)をレールの中にスプレーしてスライド部を手で何度も往復させました。すると、元気に動くようになりました。ちょっとしたことですが、すごい変わり様でした。
接点復活剤で動くようになった
コントローラの自作
純正よりも多機能な電動カーテンコントローラを自作しました。
自作する場合はリレー式を選択してください。リレー式の方が力強く作動します。
DCモータードライバー式は短時間に開閉を繰り返すと熱を持ちやすく、保護回路が作動してすぐに動かなくなってしまいます(冷めればOKです)。
※このすべてのコントローラはすべてのプログラムと互換性があります。仕様変更や不具合解消は組込プログラムのバージョンアップできることがあります。
純正より多機能な証拠
1. 純正品はカーテンを自動的に閉じることはない → 自作コントローラは自動的に閉じられる。
2. 自作コントローラは、自動的に閉じるのを無効にする設定ができる。また自動的に開くのを無効にする設定もできる。
3. 純正品はA/Tセレクトレバーをリバースポジションにしてから一定時間でカーテンが開く →
自作コントローラはカーテンが開くまでの時間を細かく設定できる。
4. 自作コントローラは、A/Tセレクトレバーをリバースポジション以外にしてからカーテンが閉じるまでの時間を細かく設定できる。
取り付け金具を塗装
金具を内装色で塗装し、目立たなくしました。
内装色に合わせて塗装した
こちらはダークブラウン色
使用塗料 |
●アサヒペン クリエイティブカラースプレー 「43 メキシカンサンド
つやけし(サテン調)」
(ホームセンターで609円で購入。ライトブラウン内装色に似ている)
●「ダークブラウン」(ホームセンターで698円で購入。リアトレイ内装色に似ている) |
スモークフィルムにサヨナラ
せっかくの電動カーテンなので、外からカーテンの動く様子を見られるようにリアガラスのスモークフィルムをはがしました。ついでにリアドアガラスのスモークフィルムもはがしました。
リアガラスのフィルムははがしやすかったのですが、リアドアガラスのフィルムは細かくちぎれてノリが残ってしまいました。ノリを落とすのにMIRAREEDの「ウィンドウフィルム専用はがしスプレー」を使いました。
日産純正のスモークフィルムをはがした
レールの取り付け
無理矢理窓枠やモールのRに合わせると、レールの溝が狭くなり可動しなくなる恐れがあります。取り付けの際には手でスムーズに動くかどうか確認しながら、レールに無理がかからないようにします。
配線
電動カーテンコントローラをトランクに設置し、カーテンレールから延びているコードと接続しました。コネクタは切り取って捨てました。配線はCピラー裏やリアトレイ下を通しました。
電源はIG電源とし、リバース入力はバックアップランプから取りました。
スイッチは設置していません(2007年12月現在)。全自動開閉なので手動操作する必要が無いのです。
マルチAVシステムとの共存
こちらにまとめました
ハイマウントストップランプとの共存
こちらにまとめました
左右の黒い棒は
カーテンレール端に差し込む直径5mmの黒い突っ張り棒は使いませんでした。
本来は上下のレール同士を結んで配線をはわせたり、布カーテンの端を巻き付けるためのものです。
上下のレールをしっかり固定できれば突っ張りとしての役目は必要ありません。
布カーテンの端は、元々カーテンに貼ってあるマジックテープ(オス)を利用してCピラーの内装材にくっつけました。
赤丸部分のマジックテープ(メス)は後で外した
カーテンストッパーの取り付け
カーテンを閉じたときに引っ張られて外側が開いてしまうことがあったため、ゴム製のストッパーを取り付けました。
ストッパーは戸当たり用?で品番は不明。ジョイフル本田ホームセンターにて2個入り200円。
正規の方法でカーテンレール脇の黒い棒にカーテンを巻き付けている場合には必要ありません。
白いゴムがカーテンストッパー。コレがないと閉じたときの勢いで引っ張られてしまう
金具同士のからみ防止に
カーテンを開けたときにフックが絡まることがあるので、絡まないように工夫しました。
このようにカーテンのフック隣り同士絡まることがある
カーテンを取り付けてからこのようにOリングをかけると絡まなくなる
使ったOリングはコレ
(水道補修用Oリング 9850-4 内径3.8mm、太さ1.9mm)
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スモークフィルムから白いカーテンにしたら印象がガラッと変わった
関連ページ
基本資料 〜 電動カーテン(リニアモーターカーテン)
基本資料 〜 電動カーテン 〜 ハイマウントストップランプとの共存
基本資料 〜 電動カーテン 〜 マルチAVシステムとの共存
基本資料 〜 電動カーテンコントローラ(純正)
コネクタ表 〜 電動カーテンのスイッチ
追加装備 〜 電動カーテンコントローラの仕様1
追加装備 〜 電動カーテンコントローラの仕様2
追加装備 〜 電動カーテンコントローラ(1号機)
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追加装備 〜 電動カーテンコントローラ(4号機) 〜 製作の進め方
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