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公開日:2004年8月6日
最終更新日:2009年6月23日

点きっぱなしを防ぐ

オートライト コントローラ
Autolight Controller
(追加装備)

Y31シーマおよび
Y31セドリック・グロリアのオートライトシステム装着車に適用
(特にターボタイマー装着車)



自作したオートライトコントローラ

※現在
愛車は、ターボタイマーの取り外しとHIDの導入にともない
オートライトを撤去しましたのでこの装備は装着していません。
(どっとさんにあげました)



仕様と目的

1.ターボタイマー使用時にオートライトが点いたままになるのを防ぐ。

純正のオートライトが消えるタイミングは、エンジンを切って運転席ドアを開けたときです。運転席ドアを開けてからエンジンを切っても、消灯条件が逆のため、ライトが点いたままになります。

では、どういう場面で消灯条件に合わなくなるかというと、それはターボタイマーを使っているときです。カウントダウン中はエンジンがかかっているので、運転席ドアを開けても、ライトは消えません。この場合ですと、やがてカウントダウンが終了してエンジンが切れても、ライトは点きっぱなしになるのです。

このコントローラを装着すると、運転席ドアに関係なくエンジンが切れるとライトは確実に消えます。


2.エンジンをかけるときはオートライトを一時的に消す。

オートライトは通常、キースイッチが「ON」の位置で作動しますが、「START」の位置、つまり、まさにエンジンをかけているときでも作動します。
このため、夜間はヘッドライトを点けたままエンジンをかけることになり、バッテリーの負担が増大します。

このコントローラを装着すると、エンジンをかけるときは強制的にライトが消えてバッテリーの負担が減るため、エンジンがかかりやすくなります。



費用

0円 (あり合わせの部品で作りました)



構成図



(青コードをカットするだけだと、オートライトが無効になります)



回路図

※1.オートライト制御信号は、ライトスイッチ3P茶色コネクタの端子No.42からオートライトコントロールユニットコネクタまでつながっている青いコードをカットして間につなぎます。電流の向きは無関係です。




オートライト制御信号(青コード)に割り込み配線しているところ

回路図中のC1:0.047Fはゴールドキャパシタ、C2:330μFは電解コンデンサーです。どちらもなくても正常に作動します。なぜ入れたかというと、理由は次の機能を持たせるためです。ディレーとは「遅らせる」という意味です。

●エンジン始動時ヘッドランプ点灯ディレー機能

C1(ゴールドキャパシタ)を入れると、エンジン始動直後の最も電圧が高いとされる数秒間は点灯しなくなります。これにより、バルブのフィラメントを保護することができます。これはライトスイッチを「AUTO」にしておいて夜間にエンジンをかける際に有効です。C1の容量を増やすと点灯するまでの秒数が長くなります。

ディレータイム(参考値)
ゴールドキャパシタ 0.56F = 9.2秒
ゴールドキャパシタ 0.047F = 未測定
電解コンデンサー 2200μF = 2.4秒
電解コンデンサー 1000μF = 1.2秒


なお、社外減光システム(AUTO-DIM + H.L.C)を装着している場合には、ディレータイムが4秒以内ではフォグコントロール機能が働いてしまいますので、なるべく容量の大きなモノを使います。

●エンジン停止時ヘッドランプ消灯ディレー機能

C2(電解コンデンサー)を入れると、エンジンが停止してもコンマ数秒間は点灯したままになり、じきに消えます。これは本当にいらないものですが、エンジン停止と同時にヘッドライトが消えるのはあまりにも機械的で芸がないので、何か思考しているように見せるため、イタズラに遅らせています。C2の容量を増やすと、エンジンが停止してから消えるまでの秒数が長くなります。


なお、C1,C2を入れない場合は、整流器(回路図中の矢印みたいな記号がそれ)も入れる必要はありません。



最後に

何といっても、この装備の見せどころは、わざとヘッドランプを点灯したままクルマを降りて、やがてターボタイマーのカウントが終了してエンジンが切れるのと同時に自動的に消灯するところにあります。
端から見て、一見、「消し忘れ?」と思わせておいて、「あれっ自動的に消えるんだ」へとひっくり返せるので、何気ない注目があって止められません。



関連ページ

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基本資料 〜 オートライトリレーユニット
コネクタ表 〜 ライトスイッチ3P茶色
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