良くなったのは一時的でした
インヒビター スイッチの接点入れ替え
(メンテナンス)
Y31シーマ、Y31セドリック・グロリアに適用

可動接点は下からバネで押し上げられる
インヒビタースイッチの脱着方法はこちら
概要
2011年8月、走行距離29.5万kmの頃、インヒビタースイッチの接点を入れ替えました。
これでスターターモーターの反応が良くなりました。
しかし一時的に良くなっただけでした。
接点入れ替え
以前からスターターモーターが回らないことがあったので、一度インヒビタースイッチの接点を点検してみようと思ったのがきっかけです。
接点を見ると一部がすり減っていたので、重要な接点とそうでないところを考えて入れ替えました。
●重要な接点とは … 第1接点。これはエンジン始動に使う
●さほど重要ではない接点とは … 第2・3接点。これは表示や走行制御に使う
どれも重要な接点ですが、エンジン始動が最重要と考えているので、ここでは第1接点を最も重要な接点とし、今回はすり減っていた第1接点とすり減っていない第2接点を入れ替えました。
これにより、キースイッチを「START」にしてからスターターモーターが回り出すまでのタイムラグが無くなりました。
しかし、これは一時的なものでした。

インヒビタースイッチ本体のフタを開けてみたところ。
これは可動接点側。グリスでベタベタだった

これは反対側の接点の様子。こちらもグリスでベタベタだ

ここはエンジン始動で重要なPポジションの接点。いつも触るところは色が変わっていた

Pポジションの接点。すり減ってはいないようだった

可動接点にすり減っているところがあった
(この3つ同士はつながっていない)

可動接点の様子(第1接点の片側がすり減っていた)

真ん中のすり減っていない第2接点と外側の第1接点を入れ替えた

組み付け時に接点が落ちないようにグリスで接点を包んだ
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作業風景
今回は接点磨き、バネの伸ばし、洗浄、グリス入れ替えは行っていません。
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