ハーネスは脱着できませんでした
インヒビター スイッチの脱着
(メンテナンス)
Y31シーマ、Y31セドリック・グロリアに適用
※このページは本体の脱着についてのみ書いています。
目次→ 概要、取り外し、取り付け、使ったもの
概要
2011年8月、9月、走行距離29.6万kmの頃、インヒビタースイッチの接点入れ替えおよびオーバーホールするために脱着しました(ただしハーネスは除きます)。
インヒビタースイッチとそのハーネスは分離できませんので、クルマから完全に取り外すには、ハーネスごと取り外さなければなりません。
しかし、ハーネスの脱着は困難極まりありません(インヒビタースイッチコネクタはエンジンルームにあり取り回しがかなり大変、オイル漏れしているところを触る、エンジンの余熱でやけどの恐れ、などです)。
したがって、今回はハーネスは脱着せずに作業しました。
なお、インヒビタースイッチはトランスミッションケース横に取り付けられていますので、クルマの下に潜らないと作業できません。
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取り外し

インヒビタースイッチはトランスミッションケースの横に取り付けられている
(スターターモーターに近いところ)

運転席にてA/TセレクトレバーをP位置にし、
マニアルシャフトに付いているナットを19mmスパナで回し、ワッシャーも外した

コントロールリンケージはスパナでこじるとマニアルシャフトから抜けてくる

外したコントロールリンケージはブラブラして邪魔になるので、
近くのワイヤーに引っ掛けて落ちないようにした

セレクトレンジレバーをニュートラルの位置(ほぼ中央)にし、取付ボルト3本を
8mmソケット+首振りエクステンションバー+ラチェットハンドルで外した
(右上の取付ボルトはコードをとめるクリップと一緒に締められている)

この取付ボルトはエクステンションバーは使わなかった

クリップの取付ボルトを10mmソケットで外した

セレクトレンジレバーを右(車両前方)いっぱいに移し、
インヒビタースイッチ本体を左(車両後方)に引きながら取り出した

やや強引に引っ張ったらここまで降りてきた(笑)

分解・点検・洗浄・接点入れ替えなどの作業はこの位置で行うことになる(汗)
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取り付け

セレクトレンジレバーを右(車両前方)いっぱいに移し、
リンクを合わせてインヒビタースイッチ本体を差し込んだ

この取付ボルトから仮止めした(ここはプラスドライバーが使えた)

次に左上の取付ボルトを仮止めした

セレクトレンジレバーを左(車両後方)に移し、
右上の取付ボルトをクリップと一緒に仮止めした

セレクトレンジレバーをニュートラルの位置にし、
4ミリ棒を差し込み、取付ボルト3本を本締めしていく
(規定締め付けトルク:0.2〜0.26kg-m)
(4.0mmピッタリの3寸釘を使ったがガタがあったので使っても使わなくても変わらない感じがした)

クリップのビスを10mmソケットで締めた

セレクトレンジレバーをPの位置にし、
コントロールリンケージを揺さぶりながらマニアルシャフトに差し込んだ

ワッシャーを入れ、ナットを締めた。
運転席にてA/Tセレクトレバーを動かして確認して終了
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使ったもの
・19ミリスパナ ・・・ ナット脱着に
・10ミリソケットレンチ ・・・ クリップの取付ボルト脱着に
・8ミリソケットレンチ ・・・ インヒビタースイッチ本体の取付ボルト脱着に
・プラスドライバー ・・・ インヒビタースイッチ本体の取付ボルト脱着に
・4mm棒 ・・・ 本体取り付け時の位置決め用に(3寸釘の先端を切ったもの)
・その他、ウエス、パンタジャッキ、ウマ、敷物 ・・・ 作業用に
説明のための写真やメモ代わりの動画を撮りながら接点入れ替え作業したため、2時間半かかりました。
関連ページ
基本資料 〜 インヒビタースイッチ
基本資料 〜 インヒビタースイッチの接点
コネクタ表 〜 インヒビタースイッチ
メンテナンス 〜
インヒビタースイッチのオーバーホール
メンテナンス 〜
インヒビタースイッチの接点入れ替え
メンテナンス 〜
インヒビタースイッチの点検
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