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公開日:2010年9月23日

少し延長したくて・・・

フューエル ホースの交換
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用


交換前


概要

2010年4月、走行距離27.0万キロの頃、燃料フィルターのOUT側のホースを交換しました。


交換理由

燃料フィルターを奥に移せばオイルフィルターの脱着が楽にできると思い、そのために燃料ホースを延長する必要がありました。

※自分でオイルフィルターを交換するわけではないのでどうでも良いのですが(笑)、作業員が手こずっているときがあるので、少しでも脱着しやすくしてあげようと思いました。

※ここのホースは以前、エンジンオーバーホール時に交換されています。特にホースに問題があって交換するわけではありません。


燃料ホースの入手

日産ディーラーにホースを注文しに行きました。
OUT側のホースの部番で注文すると長さが切られてくると思われるので、長めのリターン側のホースの部番で注文する予定でした。

担当者に「燃料ホースの切り売りはしていませんか? 長さ50cm欲しいんです」と尋ねたところ、「1m単位での注文販売になります。工場に余りがあればいいんですが・・・」との返事。

すると担当者が「お時間大丈夫ですか? ちょっと待っててください」と言って工場の方へ行きました。しばらくして何種類か燃料ホースを持ってきました。その中で内径のあいそうなものを選んで、無料で頂きました。長さは670mmありました。


日産ディーラーでタダでくれた燃料ホース


ビニール袋にはA6440-N7686の部番が書いてありました。この部番のホースはZ32やY32、Y33など多車種対応のもので、切って使うためにホースは長いままのようです(長さ:2200mm)。もちろんY31にも切って使うことができます。
 

請求金額:0円(税込み)

日産サティオK店

費目 コード 作業内容および部品名称 記号 数量 部品代 技術料
A6440-N7686 フューエル ホース   1 0円  

※フューエルホースA6440-N7686は、日産ディーラーで余っていたもの(長さ:670mm)をいただいたものであり、本来のホースの部番ではない。この部番のホースはZ32、Y32、Y33など多車種対応のもの(標準の長さ:2200mm)。Y31に使える。

※ホースには「ECO <7903+>FPM」と書いてある。内径:7.5mm、外径13.5mm、糸入り。
※OUT側のホースの部番で注文すると、当然だが長さが切られたものが届くらしい。部番にこだわらずホースを注文する場合は1m単位での切り売りになるそうだ。



交換手順

1. 燃圧を抜きます。
エンジンがかかっている状態でフューエルポンプのヒューズを抜きました。これでエンジンに燃料が供給されなくなり、ホースに残っている燃料を使い切るとエンストします。ヒューズを抜いてから数秒でエンストします。これだけでは不十分なのでヒューズを抜いたままの状態でエンジンをかける操作を3回しました(クランキング)。念のため給油口を開けて燃料タンクの圧を抜きました。
 


エンジンルームのヒューズボックスからフューエルポンプのヒューズを抜いた



2. ホースを抜きます。
まずはホースをまとめているホースtoホースクランプなどを取り、ホースを自由にします。ホースを抜いたときに燃料が出てくる可能性があるため、空のペットボトルとウエスを用意しておきました。

内張はがし工具でテコの応用でホースを緩めました。
ホースにウエスを巻いて少しずつ抜いて抜きましたが燃料が大量に出てきます。ペットボトルに移してもすぐに一杯になってしまいます(汗)。

【注意】(これらは体験したことです)
※車体が暖まっているときは、なかなか燃圧が抜けいないことがあります。
※車体前方が低いときは、なかなか出が止まらないことがあります。
※燃料フィルターが新しいときは、OUT側から容赦なく出てくることがあります。

クルマは一晩放置したのでエンジンは冷えています。しかし朝から昼にかけて日差しが強かったので車体全体が暖まったせいか、燃料蒸発ガスが燃料を押し出しているような感じがしました。また駐車場所の傾斜の関係で車体が前下がりになっていることもあって(?)出がよいのか?と思いました。
 


クランプを緩めたところ


内張ハガシ工具でホースを抜きやすくしているところ


3. ホースを差し込みます。
燃料フィルターのOUT側に新しいホースを差し込み、クランプで固定しました。そして穴の空いている保護チューブを通しました。

ブラケットを曲げて燃料フィルターの位置を奥にしたのでホースの長さを50cm長くしました。
 


燃料フィルターに新しいホースを差し込んだところ


ブラケットを曲げて燃料フィルターを奥の方へ移したところ


燃料ホースの長さを確認してから切った


上側のホースを留めたところ

 

4. ヒューズを元に戻してエンジンをかけます。


右ストラットタワーの辺りがスッキリした


交換後、オイルフィルターはこのように見えるようになった
(まだエアコンホースとパワステホースが邪魔だ)


 

関連ページ

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