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公開日:2009年3月29日
最終更新日:2010年1月11日

Y31シーマ 前期
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サスペンション&ブレーキ


ステアリングを握る人と風景を楽しむ人。シーマの脚は、その両者に違う快適さを、同時に提供する。



えもいえぬ乗り心地、地を這うような安定感。

ビッグ・カー、シーマの走行性能を決定するシャシー能力、素晴らしいクオリティを持ち、圧倒的な動力性能を誇ったとしても、乗る方に快適な走行フィーリングを届けるのは、シャシーのキャパシティなのです。それは乗り心地に影響し、走行安定性、ハンドリングなど、総合的な性格となって表れます。シーマは、新しいビッグ・カーとしての明確なコンセプトをもって、この足まわりのセッティングにかかりました。

ストラット式独立懸架&セミトレーリングアーム式独立懸架。この4輪独立懸架サスペンションは数多くのスポーティーカーが採用し、その優れた運動性能と信頼性に定評のレイアウト。日産でも多くの車種で採用、膨大なノウハウの蓄積があり、そのノウハウを結集して熟成、シーマの誇る足まわりとして完成させました。直進安定性はもとより、コーナリング、ハイウェイでの車線変更でも無類の安定感。ハンドリングに対する応答性も素晴らしく、ステアリングをとるオーナーを充分に満足させるでしょう。

タイプIIリミテッド、タイプIIに電子制御エアサスペンションを、スポーツ性の強いタイプII-Sには専用にチューニングしたスポーティサスペンションを装備しています。


4輪独立懸架サスペンションの性能。

フロントはストラット式。直進性に優れ、さらに走行中、路面からの突き上げや車体の揺り戻しを防ぎ、快適な乗り心地を実現する二重防振サスペンションメンバー付き。ラック&ピニオン式電子制御パワーステアリングと相まって、なめらかで正確なハンドリングもあわせて実現しています。

リアは乗り心地に優れ、高い運動性能を持つセミトレーリングアーム式です。このサスペンション方式に数々のチューニングを施し、ビッグ・カーにふさわしい重厚な安定性を獲得しました。ことにサスペンションの優劣が明確に出るといわれるコーナリングにおいても、抜群の安定性を発揮します。


電子制御エアサスペンション。

乗り心地と操縦安定性を高めるとともに車高調整機能をもたせた電子制御エアサスペンション。このシステム、2段階のバネ定数をもつエアスプリング、3段階の減衰力をもつショックアブソーバーを4輪に装備。きめ細かな検知を行う車高センサーをはじめ合計11種類のセンサーによって路面状況、走行状況を把握し、バネ定数、減衰力を電子制御。乗員数による車高変化を防ぎ、車両姿勢を常にベストに保ち、優れた安定性と快適な乗り心地が得られます。高速走行では自動的に車高を下げ、さらに安定性を増します。

制御モードは、NORMAL(ソフトな乗り心地)とSPORTY(しっかりとした乗り心地と安定性)の2モード設定。さらにスイッチ操作で、HIGH(悪路走行時、路面との干渉回避)、EXTRA HIGH(停車時リアのみ。タイヤチェーンの脱着などに)の2つの車両姿勢が得られます。
(タイプIIリミテッド、タイプIIに標準装備。)


大いなる安心感をもたらすビスカスL.S.D.

シーマは、ビスカスL.S.D.(リミテッド・スリップ・デフ)を装備しています。その優れた能力に評価いただいているビスカスカップリングをL.S.D.に活用したのです。ビスカスカップリングは封入されているシリコーンオイルの粘性によって、実になめらかに自然な感覚で作動します。またコーナリング中や高速走行時の横風による微妙な回転差にもすばやく、スムーズに作動。挙動変化を押さえ、走行安定性をいちじるしく高める効果もあわせもっています。

また、このビスカスL.S.D.の大きな特長のひとつに、雪路やぬかるみなどからのスムーズな脱出性があります。左右いずれかの後輪が空転を始めれば、反対側の車輪へ瞬時に、そして確実に駆動力を伝え、容易に脱出できるというわけです。ステアリングをとる人にとって、それは大きな安心感となり、どんな走行状況下でも気持ちにゆとりを持って運転できることでしょう。
(タイプIIリミテッド、タイプII-Sに標準装備。)


より高い安定性を求めて、制動力強化。

圧倒的な動力性能には、それ以上の制動力が求められるのは当然のことです。また優れた安定性を持たずして真のビッグ・カーは標榜できません。
シーマのブレーキは、放熱性に富み、常に安定した制動力を発揮するベンチレーテッドディスクブレーキを4輪に採用してポテンシャルを高め、万全を期しています。そのうえで、4WAS(4輪アンチスキッドブレーキシステム)を装備しました。


急制動時でもタイヤロックせず。4WAS。

滑りやすい路面で急ブレーキをかけると、車輪がロック、ステアリングが効かなくなり、尻振りを起こしてしまいます。このような危険回避のため、シーマは4輪アンチスキッドブレーキシステム(4WAS)を装備したのです。

システムは、前2輪とリアデフの3つのセンサーが車輪のスリップ状態を逐一検知。ブレーキ液圧を電子制御して車輪のロックを防ぐものです。それは、レーサーがサーキットで急制動時にスピンしないように行うポンピングブレーキより、はるかに高密度のブレーキングON-OFF。これならば、たとえ濡れた路面や凍結路という低μ路でもブレーキングしながらカーブが曲がれることはもちろん、突然の障害物と出会ってもブレーキングしながら、ハンドル操作でこの障害物を避けることができます。また、品質のよさを表すように、作動を伝えるブレーキペダルへのキックバックも小さく、違和感はありません。

シーマは乗る方の安全をすべてに優先する、という大前提を、この先進のブレーキシステムで実現しています。
(タイプII系に標準装備。タイプIにメーカーオプション)


操作性を重視したパーキングブレーキ。

非力な女性でも操作しやすいよう、イージーリリースパーキングブレーキを採用しています。掛ける際にはフットレスト上部にあるペダルを踏み、解除にはセンターコンソール部にあるノブを軽く引くだけという容易さ。ドライバーに余計な負担をかけません。

 

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