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公開日:2014年11月26日

右前輪のショックが堅い

サブハーネスの断線2
(メンテナンス)

E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア
電子制御エアサスペンション装着車)に適用

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フロント右の減衰力がおかしくなった
(フロント右アジャスタブル ショック アブソーバー コネクタのところで断線してた)

(※アジャスタブルショックアブソーバーは3段階の減衰力を持ち、
内蔵の電気モーターの力で減衰力を変化させている)

 

概要

2014年5月、走行距離34.4万kmの頃、フロント右のショックアブソーバーの減衰力切替が正常に作動せず、堅さがおかしくなりました。


症状

・乗り心地がおかしい(フロントがゴツゴツする)。

キースイッチ「ON」でフロント右ストラットから数秒間、減衰力切替モーターの音(ウ〜〜〜ン)がする。
フェイルセーフに入ったときの音とは異なります。

エアサスキットの減衰力モニターがキースイッチ「ON」で赤(HARD)と緑(SOFT)を交互に点滅した後、緑(SOFT)になる。走行中は黄(MID)になったり赤(HARD)になったりして安定しない。
エアサスキットのコードが断線したときも同じような表示になったため、エアサスキットの故障が再発したと思い、こっちの発見が遅れました。

減衰力切替モーターの故障の時のようなフェイルセーフに陥ることはありませんでした。


原因

フロント右ストラットのサブハーネスの減衰力センサーの断線。

減衰力センサーからの応答がないため、減衰力切替が作動しなくなっていました。



赤コードが断線していた


他のコードも軽く引っ張っただけで断線してしまいました。
白コードと黒コードも切れやすくなっていたようです。
 


黒コードは軽く引っ張っただけで抜けた
 


修理

サブハーネスのコネクタから端子を抜き、断線したコードを端子にハンダ付けしました。この補修で直りました。費用は0円でした。



コネクタから白いリアホルダーを外しているところ



コネクタから端子を抜いているところ
(こうして写真を撮っておくと戻すときにわかりやすい)



すべての端子を抜いたところ(作業しやすくするため)



白コードは端子から簡単に抜けてしまった
(青コードがハンダ付けしてあるのは1回目のサブハーネスの断線で修理したため)



端子を短く切ってからコードをハンダ付けした
(後端にハンダ付けすると太くなってコネクタに差し込めなくなることがあるため)



ハンダ付けしたところ
(今回ハンダ付けしたのは白・赤・黒コード)
(青コードは前回のサブハーネスの断線でハンダ付けした)
(緑コードは治療歴なし)



端子をコネクタに差し込んだところ



リアホルダーをセットしてカバーを戻して終了


これで正常になりました。




気になること

カバーの裏側に擦れた跡がありました。走行中のストラットタワーの揺れで擦れるのでしょうか? これが断線の原因になっている可能性もあります。

 


当たるだけではこんな跡は付かないはず


 

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