最終更新日:2009年5月25日

コンプレッサーが動くと点灯します

エアサスのエア供給インジケータ
Airsus Air Supply Indicator
（追加装備）

E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア
（電子制御エアサスペンション装着車）に適用可能

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エアサス用コンプレッサーと車高インジケータ

2004年12月、エアサスのエア排出インジケータと統合し、
エアサスのインジケータキットに収めました。

仕様

エアサスコントロールユニットからの要求でエアサスコンプレッサー（エアサスポンプ）が作動したときに車高インジケータを薄く点灯させる。


解説

純正の車高インジケータが点灯するタイミングは、エアサススイッチを操作したときと、高速走行中に自動的に車高調整されたときで、エアサスコンプレッサーの作動タイミングとは必ずしも一致しません。

この装備を装着すると、エアサス用のコンプレッサーが作動しているとき（つまり車高がアップしている時）に純正の車高インジケータが点灯するようになるため、コンプレッサーの稼働状態が顕著に分かるようになります。


回路図

作動原理をわかりやすくするために関連回路も書いてあります。

この装備を実現するために新規に追加したのは「追加部分」と書かれた「抵抗器」と「整流器」だけです。

整流器は必須。無いとコンプレッサーが誤作動します。
抵抗器（51Ω）は無くてもOK。ノーマル点灯との明るさに差を付けるために入れてあります。

端子配置

エアサスコントロールユニットには3つのコネクタがあります。

●20Pコネクタ

●16Pコネクタ

●12Pコネクタ

作動原理

この装備は次に挙げる原理を基に作動します。

1．エアサスコントロールユニットの端子No.17がアース電位になると車高インジケータが点灯します。

2．エアサスコントロールユニットの端子No.33がアース電位になるとコンプレッサーが作動します。

3．両端子をつなげると点灯と作動が同時に行われます。



配線する前に

エアサスコントロールユニットの目的の端子は、端子配置から探します。
もしも、端子配置が実車とそぐわない場合は、搭載されているユニットが異なる可能性があるので作業を中止します。


キースイッチを「ON」の位置にして、端子No.17の紫コードをアースすると車高インジケータが点灯することを確認します。
また、同様に端子No.33の灰色コードをアースしてコンプレッサーから音が聞こえることを確認します。

万が一、端子を間違えるとエアサスコントロールユニットが壊れる可能性があるので、このアースによる確認作業は1秒以内に行います。


配線

配線は、エアサスキットを装着しているクルマの場合、車種別専用ハーネスに加工するのが便利で安心です。

整流器の向きに注意します。
整流器の代わりにLED(発光ダイオード)が使えるかもしれませんが、中には整流作用のないものもありますので注意します。

ノーマル点灯よりもやや暗くするために抵抗器を入れていますが、インジケータが暗すぎると感じたら30Ωくらいに、反対に明るすぎると感じたら抵抗値を上げてみます。100Ωでは暗すぎて日中は認識できません。

実体はこれだけです


エアサスキットの配線があるのでゴチャゴチャしてます

装着して分かったこと

エアサスのコンプレッサー作動中にアクセルペダルを踏むとコンプレッサーが停止することはコンプレッサーの音を聞いていれば誰でもわかりますが、その後どうなっているかまではエンジンの音で打ち消されてわかりませんでした。

この装備を付けてからは、アクセルペダルを踏んでコンプレッサーが停止しても、加速中にもかかわらず3秒もしないうちに再作動していることがわかるようになりました。

また、走行中や追い越し加速中もわりと作動していることが分かりました。さらに、作動中でもカーブにさしかかって少しでもステアリングを切ると（あるいはクルマが少しでもロールすると）停止することも分かりました。

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関連ページ

基本資料 〜 電子制御エアサスペンション
基本資料 〜 エアサスの自己診断機能
基本資料 〜 抵抗による車高調整
コネクタ表 〜 エアサスコントロールユニット
追加装備 〜 エアサスキット
追加装備 〜 エアサスのバネ定数コントローラ
追加装備 〜 エアサスのエア排出インジケータ