公開日:2017年1月15日
最終公開日:2019年4月8日

内気循環にしても外気が入ってくる 

ブロアケースのシール交換

Seal replacement of Blower case

カテゴリー : メンテナンス

Y31シーマおよびY31セドリック/グロリアに適用

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ウレタンシールが劣化していたので新しいものに交換した
(ブロアケースはインテークブロアユニットともいう)

概要

2015年12月、走行距離37万キロの頃、エアコンのブロアケース上部のウレタンシールがボロボロになっていたので新しいものに交換しました。
交換といってもすでに古いものは粉々でほとんどなくなっていて、正直、ウレタンかどうかもわかりません(汗)
すき間ができて、取り込んだ外気がそこから車内に漏れてるようでした。

ブロアケース上部に市販のすきまテープを貼り付けたところ

症状

  • 窓を閉め切って内気循環にしていても外気のニオイがする

※内気循環とは車内の空気を循環するモード。この逆は車外の空気を取り込むモード。

原因

  • エアコンのブロアケース最上部のウレタンシールが劣化していた

ウレタンシールが粉々になりなくなっていました。すき間から外気がブロアケースの外へ漏れていたようです。漏れた空気が内気の取り込み口から入り、エアコン吹き出し口から出てきていたようです。このため、いくら窓を閉めて内気循環にしていても、外気が車内に入ってきてしまったと思われます。ダッシュボード上に溜まる黒いカスはおそらく劣化したウレタンシールと思われます。

ブロアケース最上部に約4mmのすき間ができていた。
厚み4mmくらいのゴムを差し込んでみたたらスカスカだった(笑)
ここから外の空気が車内に漏れていたようだ

シール交換

がんばってブロアケースを取り外しました。外し方は省略します。
シールを貼るために使ったと思われる両面テープしか残っていませんでした。この両面テープは簡単に剥がせました。

ブロアケース上部は両面テープだけが残っていた
ブロアケースを取り外して見えてきたのはエアーボックスの開口部。
ここから外気がブロアケースに入ってくる
残っていた両面テープをはがしたところ。
簡単にはがれた
R部分も思っていたよりきれいに貼れた。
使った長さは約610mm

使ったシール材

当該部位の純正ウレタンシールは単体部品としての設定がないため、市販品で代用しました。

品名:すきまテープ防水用 品番:KM-166 KOKUBO 株式会社小久保工業所(和歌山県)073-487-1811 www.kokubo.co.jp(KOKUBOのサイトには載っていません)
「雨戸・サッシ・浴室などを防風」「耐久性、耐候性に優れ長持ち 門扉や鉄扉など戸を閉じる音をやわらげるウインドファン、換気扇まわりのすきまふさぎ、振動の緩和に」
防水 サイズ:(約)厚さ8mm×幅15mm×長さ2m
材質:基材:エチレン酢酸ビニル(EVA)、粘着剤:アクリル系
入数:1巻 MADE IN CHINA 購入価格:100円+税

普通のスポンジだと風が通り抜けてしまいそうなので、適度な硬さのある防風・防水タイプにしました。
特長は密度が高い割に柔らかいこと。両面テープ付き。
欠点は素材の独特な臭い。エチレン酢酸ビニル(EVA)の人工的なニオイです。ニオイが気にならなくなるまで時間がかかります。ニオイがきついせいで生産終了になったものが100円ショップに流れたのではないかと思うほどです。
巾はピッタリでした。長さは約610mm使いました。
気になっていたニオイですが、半年後には消えていました。いつ頃から消えたのかはわかりません。エアコンの中で使うものなので、シール材を買うときは無臭のものを選んだ方が良さそうです。厚めのエプトシーラーが適していると思います。

使ったすきまテープは幅15mm×厚さ8mmでちょうどよかった
シールに使ったのはこのすきまテープ。
ニオイがあるのでオススメできない

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