概要
2012年7月、走行距離31.1万キロの頃、エアコンの内気循環側にフィルターを取り付けました。
使ったフィルターは家庭用エアコンの交換用フィルターです。
内気循環専用のため、インテークドアを内気循環側にしたときのみ効果があります。
効果
車内の空気がフィルターを通して循環するため、空気がきれいになっていきます。
使うフィルターによって作用が変わります。集塵はもちろんのこと、抗菌、抗ウイルス、脱臭などの作用のあるフィルターはその効果が見込めます。
集塵もどの程度の粒子まで捕獲するのか、使うフィルターによってかなり違います。
交換時期もフィルターの種類によって大きく変わりますが、およそ3か月を目安にしています。が、しかし、交換しないまま3か月を超えてしまうことがよくあります(汗)。交換しなければならないことが唯一の短所です。
設置場所
フィルターの脱着が簡単でかつ効果が期待できそうな場所はないかと思い探していたら、ありました。ちょうど良い具合にフィルターを置ける場所が。
内気の取り込み開口部です。格子状になっているので、柔らかいフィルターでも吸い込まれにくいです。開口部の大きさは約200mm×約100mmです。
格子状の内側にはインテーク ドアが当たるので、フィルターが内側に出っ張らないようにします。インテーク ドアは下の動画のように動きます。
※内気導入にしているときは、インテーク ドアが開いて、格子のところから車内の空気が取り込まれます。
※外気導入にしているときは、インテーク ドアが閉じて、格子のところが塞がれています。
フィルター選び
特にこれといって決まったフィルターはなく、自由に選べるところがまた良いのかもしれません。ただし、フィルターの材質は、薄くて柔らかい物が適しています。厚みがあったり硬いフィルターは設置しにくいです。
使うフィルターによって効果・作用が変わってくるのでフィルター選びはとても面白いです。
家庭用エアコンのフィルターや換気扇のフィルター、後付けフィルターなど何でもありです。
空気清浄機のフィルターは表面積が大きくて理想的なのですが、分厚く硬いものが多くて適さないです。
活性炭(黒いつぶつぶ)が入っているフィルターは、ちょうどよい大きさがあればいいのですが、切るとボロボロ出てきてしまうものは使えません。
光触媒フィルターはダクト内に光源がないので効果が見込めません。
空気抵抗があって風通しが悪いと風量が減ったり、すぐに目詰まりしたり、風音が大きくなります。
買ってみたフィルター
内気取り込み開口部の大きさは約200mm×約100mmなので、それより少し大きめのフィルターを見つけました。
ダイニチ工業の抗ウイルスエアフィルターとアレルバリアフィルターは薄いので2枚をホチキスで重ね合わせました。それをクラレリビングのエアコンクリーンフィルターを折りたたんで開口部に押し当てる感じで設置しました。
最近は上のクラレリビング エアコンクリーンフィルターだけ使っています。洗って再利用できるからです。
フィルターの設置
用意したフィルターをブロアケースの右下から裏に押し込むだけです(笑)。
ブロアケースの裏側は見えないので、手探りでの設置になります。
狭い空間なので、ある程度厚みのあるフィルターなら落ちたりしません。薄くて大きい物は切らずに折りたたむと厚みができるので、押し込むだけです。
内気取り込み口からフィルターが離れていても、内気循環中はブロアファンの吸い込む力で格子に吸い付きます。
ブロアケースは取り外す必要はありません。
ブロアファンも外す必要はありませんが、外せばきちんと設置できたかどうか見えます。
コツをつかめばグローブボックスを外さず、アンダーカバーを外すだけでフィルターの脱着ができます(柔軟性のあるフィルターに限る)。
※フィルターを設置するにあたり、あらかじめエバポレーターの掃除をしました。ブロアケースのシール交換もしておくと外気が漏れません。