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公開日:2010年1月11日
最終更新日:2010年3月17日


修理または改造に

オート リフレックス ルーム ミラーの分解
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用




外枠の取り外し

外枠は薄くて細長いので柔軟性があり、多少は曲げたりできます。画像でツメの位置を確認して手で外します。マイナスドライバーなどを使う場合は傷つけないように注意します。

※四隅は接着剤で固定されているため、無理矢理切るしかありません。初めて枠を取り外すときは十分注意します。
 


手でここまで開けられるが四隅は接着剤で固定されている



四隅の接着部分は無理矢理切る



外枠の裏側。ツメは8ヶ所ある



四隅は接着剤で固定されているため切るしかない



外枠を取り外した状態



ステー部のカバーを外す

ルームミラーを天井から外したり取り付けるときはこのカバーを外します。
 


穴にマイナスドライバーなどを差してカバーを起こしてから手で引く



カバーの裏側。穴側にツメが2ヶ所ある



液晶ミラーを外す

液晶ミラーはブチルゴムのようなネチネチした黒い粘着剤で貼り合わせてあるだけです。ゆっくり慎重に剥がしていけば外れます。
粘着剤がネバネバして伸びるときはカッターで切れば大丈夫です。このときカッターの刃にシリコーンスプレーやフッ素コーティング剤を塗っておくとベタ付きません。
粘着剤が衣服に付くと取れないので注意して作業します。
 


液晶ミラーは粘着剤で張り付いている



メイン基板を外す

基板は4本のビスで留まっています。ビスを外して基板の反対側にあるコネクタを抜いて基板を取り出します。コネクタは引っ張るだけで抜けます。
 


基板はビス4本で留まっている



コネクタは引っ張るだけで抜ける



粘着剤を落とす

液晶ミラーの裏側と基板に残った粘着剤を残したままでは、作業中にあちこちにくっついて取れなくなるのできれいに取ります。必要なければやらなくても良いです。粘着剤を残したままにするときはビニールをくっつけておきます。

粘着剤を剥がすときは、まず多く残っているところを指で引っ張るようにして剥がします(爪は使わない)。少なくなってきたら、剥がした粘着剤の粘着力を利用してくっつけたり離したりしてネチネチと取ります。この方法が一番確実で早くきれいに取れます。どうしても残ってしまう場合は、最後にKUREのエレクトロニッククリーナーで拭き取ります。
 


粘着剤が残っている



粘着剤をきれいに落としたところ



操作部のカバーを外す

操作部の保守を行う場合はこのカバーを外します。操作部のカバーは裏側から2本のビスと2ヶ所のツメで留まっています。
 


操作部のカバー



操作部のカバーは裏側から2本のビスと2ヶ所のツメで留まっている



ツメのある辺りに細いマイナスドライバーなどを差し込んで
広げるようにしてこじ開ける



操作部基板とスライドボリュームの取り外し

保守を行う場合に必要に応じて取り外します。
操作部基板は4本のビスで固定されています。取り外すときはコネクタを抜きます。このコネクタは引っ張るだけで抜けます。
スライドボリューム(感度調整ボリューム)は2本のビスで固定されています。
操作部基板とスライドボリュームは2本のコードでつながっています。
 


操作部基板とスライドボリューム(感度調整ボリューム)



スライドボリュームを外したところ



操作部基板を外したところ



ピボット部をばらす

ここでいうピボットとはルームミラーの角度を調整するための回転軸のことです。メイン基板と操作部基板をつなげているハーネスを取り出すにはここをばらす必要があります。
ピボット部は2本のビスで固定されています。ピボットトルク調整用スクリューも外すとばらしやすくなります。
 


ピボット部



ピボット部のばらし中



ピボット部のばらし中

 

終わり
 


最終的に基板だけにしたところ。ここまですることで基板の検査がしやすくなる




使った工具類

・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・KUREエレクトロニッククリーナー


関連ページ


基本資料 〜 オートリフレックスルームミラー > 液晶ミラー
基本資料 〜 オートリフレックスルームミラーの光センサー感度微調整
基本資料 〜 防眩式ルームミラー
コネクタ表 〜 オートリフレックスルームミラー
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