公開日:2018年2月14日
最終更新日:2018年5月15日

右後輪の車高が下がる3

リア右のエア漏れ(3回目)

Air leak from rear right

カテゴリー : メンテナンス

E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア
電子制御エアサスペンション装着車)に適用

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新品のショックアブソーバー(リア右)

概要

2017年12月、走行距離39.6万kmの頃、リア右の車高が下がる症状が現れていたため、リアのショックアブソーバーを左右交換してもらいました。

症状

  • リア右の車高が極端に下がることがある(クルマが右後ろに傾く)。

  • リア右のショックアブソーバーにオイルが付く。

車高が極端に下がる症状が出始めたときにオイルが付くようになりました。

原因

右リアショックアブソーバーのゴムからのエア漏れ。

右リアショックアブソーバーの減衰力切換機構のオイルも漏れていました。内部で漏れてエア通路に混入し、漏れたエアと一緒に外に出てきていたようです。そのオイルでゴムがやられてしまったのかどうかはわかりません。

交換するまでの処置

エア漏れは直せないので、車高が下がりにくい状態にすることで維持します。

車高が低くなっている状態で駐車しているとさらに車高が下がってしまいますから、なるべく標準以上の車高を維持するようにします。
これを防ぐには、標準以上の車高に調整後、エアサススイッチで機能停止します。具体的には、停車中にエアサススイッチの「HIGH」の次に「SPORTY」か「 NORMAL」を押して強制的に車高調整して車高を安定させ、スイッチ3つを同時に押して機能停止させてからエンジンを切ります。

なお1回の車高調整では安定しないことがあります。それは、クルマの右後ろが下がると、必然的に左前が上がってしまうからです。このバランスの悪い状態で車高調整をすると、まず左前を下げる調整がされます。もう1回車高調整をすることで、リアの車高が調整がされて、やっと正常な車高になります。

見積もり

近々車検ですが先にエアサスだけ直してもらおうと思い、部品を注文しに日産に行きました。車検中にクルマが傾いたらかっこ悪いですからね(笑)。
注文だけのつもりでしたが、見積もりをもらいました。夜だったので在庫は確認できず、2日後に連絡がありました。

ショックアブソーバー : 左右共在庫あり → 2~3日で入荷する
Oリング : 在庫あり
ホース : 左側は在庫あり、右側は在庫なし → 入荷は来月になる

このため今回もホースは交換しないことにしました。
交換修理は3日後に決定。代車をお願いしていましたが手配できないということで、引き取りに来て修理してもらうことになりました。

概算見積もり金額:98,053円(8%税込み) 日産サティオ系
作業内容および使用部品名称 作業区分 技術料 部品
数量 金額
右リア車高時々下がる 修理
左右リアエアサス 交換 28,285円
RRショック アブソーバー 1 34,884円
RRショック アブソーバー 1 34,884円
※これは概算見積書。見積もり日は2018年1月。部品コードは記入なし。

修理費用

日産で交換してもらいました。
漏れているのは右側だけですが、左右同時交換してもらいました。

請求金額:98,895円(8%税込み) 日産サティオ系
作業内容および使用部品名称 コード 作業区分 技術料 部品
数量 金額
右リア車高時々下がる 修理
左右リアエアサス 交換 28,285円
RRショック アブソーバー 56210-17V25 1 34,884円
RRショック アブソーバー 56211-17V25 1 34,884円
シール, O リング 53564-17V01 2 842円
※左右同時交換。部品代計:70,610円、技術料計:28,285円、整備料合計:98,895円、消費税(8%):7,325円
※リアショックアブソーバーの部品番号は56210-17V01だが、右のキットと左のキットで部品番号が異なる。リアショックアブソーバーキットにはインシュレーターアッセンブリー、上のナット、下のナットが含まれる。刻印は左右共、56210-17V01、NISSAN、UNISIAJECS JAPAN。
※左のキットは56211-17V25(ロット:171129-12)、右のキットは56210-17V25(ロット:1701122-8)。ロットは製造年月日と何個目かを表していると思われ、171129-12は2017年11月29日に作った12個目、1701122-8は2017年11月22日に作った8個目。
※Oリングは2回目の交換時は4個だったが今回は2個。見積もりのときに4個交換するようお願いしたが、ホースを交換しないことになったためか、2個しか交換されなかった。
※取り外した部品は持ち帰り(Oリング除く)。
ショックアブソーバー(リア右) 56210-17V25 5.4kg
ショックアブソーバー(リア左) 56211-17V25 5.4kg

交換の目安

リアショックアブソーバーの交換は今回で3回目です。
前回交換から12年間、約19万キロ走りました。
長持ちした方だと思いますが、それまでの間に、減衰力切り替え機構のオイル漏れや、減衰力切り替えの不良(モーターの固着)がありました。
愛車の場合、リアは右側が弱いようです。

交換してみて

ロットが2017年なのでまだまだ製造しているみたいです。
乗り心地は、速度が出ているときほど、安定しています。これが本来の乗り味なんでしょうね、忘れてました(笑)。エアサススイッチはNORMALのときが安定しています(条件:リアは標準車高、BBS-RSホイール装着タイヤ=ダンロップLM704)。

交換したショックアブソーバーだけキレイだ(笑)
取り外したショックアブソーバー(リア右)のエア通路からオイルが出てきた
汚れたエンジンオイルのような色をしているが、これは減衰力切り替え機構のオイル

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