スロットルの開度を検出します
スロットル センサー コネクタ
Throttle Sensor Connector
(コネクタ表)
Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
スロットルセンサーの基本資料はこちら
スロットルセンサーのコードは下側から出ている
(横にあるのはスロットルバルブスイッチのコネクタ)
コネクタを抜くとどうなるか
試しにこのコネクタを抜いて走ったら1速から変速しませんでした。走行中にアクセルペダルONでカチッ音、OFFでプチュ音がしました(笑)。何の音かは不明です。
コネクタ表
スロットルセンサーのコネクタは、スロットルバルブスイッチのケースから10cmくらいのコードの先にあります。
実測に使ったのはサンワのテスターRE-1とトラストのインフォメータータッチ。
コネクタ色:グレー
取り付け状態ではケースの下からコードが出ています。
下表の変化量はアイドルスロットル開度時からフルスロットル開度時まで変化させた時の状態です。アイドルスロットル開度時とは、アクセルペダルを踏んでいない状態です。フルスロットル開度時とはアクセルペダルを一杯に踏んだ状態のことです。
端子 No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
1 |
電源 |
茶 |
黄2/- |
細 |
4.5V〜5.5V |
スロットルセンサーに供給する電源。
A/Tコントロールユニットの端子No.10につながっている(後期型は端子No.31)。
電圧4.5V〜5.5Vは許容範囲であり、スロットル開度とは関係ない。
実測で4.5V。スロットルを動かしても変化しない。
エンジンをかけている時と、かけないでキーのみ「ON」にした時では若干電圧が異なる。 |
端子No.1〜2間の電圧変化量:4.4V(アイドルスロットル開度時)〜スロットル開で電圧が下がる(エンジン始動、コネクタは差し込んだ状態)
端子No.1〜2間の抵抗変化量:2.2KΩ〜2.7KΩ〜1.5KΩ(エンジン停止、コネクタは差し込んだ状態)何故? |
2 |
スロットルセンサー出力電圧 |
赤 |
緑2/- |
細 |
0.1V〜0.5V(アイドルスロットル開度時)〜2.5V〜3.5V(フルスロットル開度時)(Y31シーマ前期)
0.2V〜0.6V(アイドルスロットル開度時)〜3.4V〜4.4V(フルスロットル開度時)(Y31シーマ後期、Y31セド・グロ前期・後期)
|
A/Tコントロールユニットの端子No.11につながっている(後期型は端子No.34)。
スロットルを開けると電圧が上がる。
実測では0.4V(アイドルスロットル開度時)〜3.7V(フルスロットル開度時)。
この電圧はアクセルペダルの踏み込みと共に連続的に変化する。断続的になったりキレイに変化しない場合はセンサーの故障である。 |
端子No.2〜3間の抵抗変化量:750Ω〜2.5KΩ(エンジン停止、コネクタは差し込んだ状態) |
3 |
アース |
黄 |
緑2/- |
細 |
0V |
アース。
ボディーアースと同電位。
A/Tコントロールユニットの端子No.15につながっている(後期型は端子No.35)。
スロットルを動かしても変化しない。 |
|
下表はコネクタを抜いたスロットルセンサー単体のコネクタ表です。
コネクタを抜くと電圧は入力されないため、電圧の欄は「-」表記にしてあります。
上記コネクタ表の端子No.に対応しています。
端子 No. |
名称 |
コード |
電圧 |
内容 |
色 |
帯 |
太さ |
1 |
電源 |
赤 |
- |
細 |
- |
端子No.1〜3間の抵抗:約12KΩ
実測では9.2KΩ一定(コネクタを抜いた状態) |
端子No.1〜2間の抵抗変化量:8.5KΩ〜1.8KΩ(エンジン停止、コネクタを抜いた状態) |
2 |
スロットルセンサー出力 |
白 |
- |
細 |
- |
端子No.2〜3間の抵抗変化量:0.7V〜1.7V(スロットルバルブスイッチのアイドル接点がON/OFF点)〜9.2V〜10.3V(スロットル全開時)
実測では0.8KΩ〜7.5KΩ変化した(エンジン停止、コネクタを抜いた状態)。
この抵抗はスロットル開度と共に連続的に変化する。断続的になったりキレイに変化しない場合はセンサーの故障である。 |
3 |
アース |
黒 |
- |
細 |
- |
|
センサー改で・・・センサー補正(?)
2011年1月現在、気になるほどの変速ショックはありませんが、気にしていると気になるものです(笑)。もしかしたらスロットルセンサーの抵抗がスムースに変化していないのかもしれません。
変速しそうな時にアクセルペダルを少し戻すとショックが少なく変速できる時があるので、センサー出力を独自の方法で補正すればなんとかなりそうな気がします。スロットルセンサーはエアサスの車高センサーと構造が似ていますから、車高センサーのエアサスキットによる「ごまかし方」が通用するかもしれません。変速ショックが大きくなっていざとなった時には試してみようと思います
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