キーを抜くと電源が入ります
キー抜き電源アダプタ (追加装備)
Y31シーマ全車および Y31セドリック・グロリア(後期型のみ?)に適用
キー抜き電源アダプタ
(ケースはSW-40、基板はTPC-25-35、リレーはOMRON G5V-1 12DC 1.0A30VDC、1S1588)
製作日:2007年1月23日
キー抜き電源とは
エンジンキーを抜いたときに12Vになる電源のことです。普通はキーを差し込んだときに12Vになりますが、キー抜き電源はその逆の作用をします。
電源電圧はバッテリー電圧です。
どんなときに必要か
クルマを駐車させているときに、簡易セキュリティーシステムなどの電装品を作動させたい場合にキー抜き電源が必要です。この電源にミニパトスキャナーなどつなげておけば、キーを抜いたときに光り始めます。
キーを抜いたときに12Vを取得するには
車両既存の回路ではそのような電源はありませんので、キー差込スイッチの電源を変換して取得します。
キー差込スイッチのコネクタの端子No.7「キー差込検知」では、キーを差し込むと12Vが取得できますが、その逆にキーを抜いた時に12Vを取得するには下記のような変換回路が必要です。
回路図
※12VリレーはNC(ノーマルクローズ=通常時に接点が閉じているスイッチ)を使います。リレーの接点電流容量は出力につなげる電装品の電力によって決めます。
キーの状態 |
出力 |
キーを差していない |
12V |
キーを差している |
0V(OPEN) |
これを利用すれば、キーを抜いた時に電源が入るので、セキュリティシステムやリモコンドアロックなどに活用できます。
Y31シーマでなくても、キー抜き忘れ防止アラーム機能やランプ消し忘れ防止アラーム機能が付いている車種なら取得できるはずです。
補助バッテリーとの併用
変換回路の電源入力に補助バッテリーをつなげると、キーを抜いてから出力される電源は補助バッテリーが使われます。
駐車中に必要な電源は補助バッテリーから取ることになるので、メインバッテリーの上がりにも安心です。
関連ページ
コネクタ表 〜 キー差込スイッチ
コネクタ表 〜 キースイッチ
追加装備 〜 リモコンドアロック
追加装備 〜 ミニパトスキャナー
追加装備 〜 補助バッテリー |