初代シーマに乗ろう サイトマップ

ホーム > ボデー電装 > ランプ類 > HID > レーシングギアHID H4切替式(1)

公開日:2007年3月31日
最終更新日:2010年1月14日

スプリットファイアからレーシングギアに変更

レーシングギアHID H4切替式(1)
(追加装備)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに限らず適用

上のページへ

1 2


概要

2007年1月、走行距離21.2万キロの頃、スプリットファイアHIDが点灯不良のため、レーシングギアHIDに交換しました(フォグはベロフHIDのままです)。

2009年9月、このHIDが故障しました。


購入

2006年12月30日、RG(RACING GEAR) 4500K RGH-CB146を、店頭表示年末特価49,800円のところを49,100円で購入しました。

メーカー RG(RACING GEAR:レーシングギア)http://www.racinggear.co.jp/
TMY CORPORATION自動車用品部
商品名 "POWER HID" (車検対応)

POWER HID CONVERTIBLY SYSTEM Bulb & Converter Kit

HIDシステム H4切替タイプ コンバージョンキット
TYPE:バラスト&バルブキット H4DD
R-CODE:RGH-CB146

構成部品(付属品を含む) H4DDバルブ×2、イグナイタ&インバータ×2、インバータ電源線(15Aヒューズ)×2、H.I.Dコントロールユニット×2、コントロールハーネス(リレー&20ヒューズ)×2、イグナイタ用汎用ステー(20mm×70mm)×2、インバータ用汎用ステー(100mm×145mm)×3、タイラップ(大・小)×9、フード(シェード)×2、タッピングビス(M3×20mm)×4、ナット(M6)×4、両面テープ(20mm×25mm)×2、スペアヒューズ(15A)×1、取付要領書×1


以前から店頭でサンプルを点灯させてみては(ベロフHIDと比較して)「最初から安定した光り方をしている」と感じていた商品です。

店員に値段交渉したら、年末特価の10%引きなのでこれ以上は値下げできず、大晦日でも11%引きになるだけということでした。ちなみに近くのカー用品店ではRGのHIDは「49,800円からさらに値引きします」という札が貼ってあったのだが、4500Kは一昔前のパッケージの商品しか置いていないため、ちょっと離れた同系列のカー用品店まで行きました。最終的にはそのお店の宝くじ当選くじ700円分を引いて購入しました。

使用した RG(RACING GEAR)製HIDシステムの製品仕様
H4切替タイプ HIDコンバージョンキットの主な構成部品
H.I.Dバルブ
(バーナー)
タイプ : H4ハイ/ロー切替タイプ(2灯/セット)
消費電力:35W

色温度:4500K°(やや電球色っぽいです)

寸法:
バルブ取付面から前方:65mm(シェードキャップあり)
バルブ取付面から後方:49mm

コードの長さ:20cm(イグナイタのコネクタから)、10cm(コントロールユニットのコネクタから)

ハイビーム切り替え時の消費電流:約0.3A(12.0V時。ハイビーム時はこの電流が流れ続ける)

ハイ/ロー切り替えコネクタ
コード ビーム
0V 0V ロー
12V 0V ハイ
※白コードに電源、黒コードにアースをつなげるとハイに切り替わる。その時の消費電力は約3.6W。

※バルブ取付面から前方の約10mmの区間が黒色になっているため、ヘッドランプユニットにこの黒色が映り込んで黒目に見えてしまう。

インバータ
(バラスト)

取付要領書ではバラストのことをインバータと呼んでいる。

Electronic Ballast for HID Lanp
MITSUBISHI ELECTRIC W3T15371 6209

定格入力電圧:DC13.5V
定格出力電圧:85V
定格出力電力:34W
無負荷二次電圧:400V
適合バルブ:D2S、D2R 2000H


3本線出力

イグナイタ

MITSUBISHI ELECTRIC W3T15471 6204

無負荷二次電圧:15kV以上

3本線入力、2本線出力

コントロールユニット

ハイ/ロー切り替えとリレーのコントローラ。
小型のコントロールユニットが左右それぞれにある。

純正のライトコネクタから電源を取得して、ライトスイッチがONならリレーを作動させるユニット。このユニットのアースも純正コネクタから得ている。また、ライトスイッチがハイビームのときは、バーナーをハイ側に切り替える仕事もする。

ハイビーム時は、バーナーにハイ側に切り替えるための電流を流し続けるタイプ。これはスプリットファイアHIDも同じなのでコネクタの違いを克服できれば流用はできそうである。ベロフHIDは切替時のみ電流を流すタイプなので流用はできない。

リレー

SONG CHUAN 804-1A-S 12VDC 30A/12VDC

2つ。ライトスイッチをONにして純正コネクタに電気が通ったときにリレーが動く。そしてバッテリーのプラス端子からリレーの接点を通って各バラストに電気が供給される。
純正コネクタからの電気(アースも含む)は、コントロールユニットを通ってくる。

写真は、コントロールハーネス。ヒューズは20A。


装着


取り付けは、バーナーに近い場所から行いました。これは、バラスト&イグナイタからバーナーまでの配線が一番重要だからです。というのも、万が一、配線が届かない事態に陥ったとしても、高電圧のかかるコードは防水コネクタで武装されているのでいじれないからです。
ということで、バーナーに近く、一番大きくて設置場所に困るバラストから取り付けました。

インバータの取付

インバータ(通称バラスト)は、フロントバンパーにつながっているフレームに固定しました。このフレームには既にHIDフォグ用のバラストが取り付けてありますので、それに両面テープで抱き合わせ、脱落防止用にタイラップで固定しました。ここは水がかかる場所ですので、バラストの上に薄いゴムシートを貼り付けました。このゴムシートはベロフHIDの付属品で、バラストの固定に用いる物ですが、最初のHID装着時からこのような防滴用に使っています。


バラストの取付(車両左側)


イグナイタの取付

イグナイタは、もっともバーナーに近いところに置かなければならないので、写真の位置に取り付けました。イグナイタを固定し、バラストからのコードが届き、なおかつイグナイタ〜バーナー間のコネクタを容易に脱着するためには、この場所しかありません。
この場所には既にHIDフォグ用のイグナイタが取り付けてありますので、それに抱き合わせてタイラップで固定しました。


イグナイタの取付(車両左側)


インバータ電源線の配線

続いてインバータ(バラスト)までの電源コードの配線です。


インバータ電源線

このコードにはヒューズ15Aが付いていますので、このヒューズホルダは写真の場所に差し込みました。ここはちょうど良い置き場所です。ベロフHIDフォグ用のヒューズホルダもここに入れています。
アース線は、写真に写っている金属フレームの裏側にあるビスにナットで締めました。


ヒューズホルダ(15Aヒューズ)の置き場所


コントロールハーネスの配線

続いてインバータ(バラスト)までの電源コードの配線です。このハーネスは、バッテリープラス端子→20Aヒューズ→リレー→バラストへのキボシ端子メスおよびコントロールユニットへの専用カプラまでを配線するコードです。

まず気になったのは、バッテリープラス端子からヒューズホルダまでのコードが10cmしかないこと。そして次に気になったのは、左右2つのハーネスともにヒューズホルダからリレーまでのコードの長さが2メートルもあることです。普通は片方が短くて、バッテリーに近い方に使うようになっていますが、これは両方とも長いままでした。バッテリーまでわずか20cmなのに2メートルものコードを束ねては邪魔でしょうがないので、配線替えを行いました。


ヒューズホルダにつながっている2本のコードを、長い方と短い方を入れ替えた。
写真は入れ替え後で、これからリレーのコネクタに端子を差し込もうとしているところ。
バッテリープラス端子につなぐはずだったコードの先は平型端子に交換している

リレーは、先に取り付けたインバータ電源線のヒューズホルダの近くに設置しました。


リレーはこの場所にタイラップで固定

バッテリープラス端子につなぐコードは、バッテリープラス端子の空きコネクタにつなげました。左用と右用のコードを一つにまとめ、平型端子を付けて空きコネクタに差し込みました。この空きコネクタを利用すると、配線がキレイにまとめられて便利ですし、後付けっぽさを感じさせない配線になります。


矢印のところが空いていた
(以前のベロフHIDスプリットファイアHIDでも使用している)


バッテリープラス端子につなげるコードを2本一緒にして平型メス端子を付ける


装着完了。
コネクタのツメが破損していたのでタイラップで抜け止めをした(赤いタイラップ)。
このように空きコネクタを利用するとバッテリープラス端子がスッキリする


コントロールユニットの配線


コントロールユニットからは、車両側のヘッドライトのコネクタにつなげるコードと、リレーへの点灯コントロールコード、バーナーへのHI/LO切替コントロールコードが出ていますので、それぞれつなげます。各コードは短いので、コントロールユニットはバーナーのすぐそばに置きました。固定はしてません。


バーナーの装着

バーナーは台座と離れる2分割式ですが、バーナー後方のサイズが小さいので分割しなくてもそのまま装着できました。
分割して装着する場合、台座部分の穴が狭いため、挿入時に点灯管を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。


バーナーはこのように分割できるが、分割しなくても装着できる

また、初めてバーナーを装着する時は、車両側のゴムキャップの穴を大きくする必要があると思います。


バーナーを装着したところ。
キャップ・カバーを戻して完了


点灯させてみて

初めて点灯させたときは、ものすごく黄色っぽい感じがしました。これはスプリットファイアHIDの6000Kに目が慣れていたからだと思います。また左右に色の差がありましたが、数十分で正常になりました。


発光色について

発光色は幾分赤味&黄色味を帯びています。

悪く言えば、「ハロゲン電球を明るくしていくとこうなりますよ」という感じの電球色。4500Kの色温度を実現するために、明るさを犠牲にしてまでわざわざわざ黄色っぽさを出しているようにも思えます。

良く言えば、ドライバーに一番優しい色。街灯と同様の色なので釣り合いが取れ、孤独や寂しさは感じられません。


照射光について


まずロービームは、明るくて見やすい反面、照射光の明るさにムラがあるので、その分だけ見にくくなっています。
次にハイビームは、かなり明るさにムラがあり、焦点が合っていないような感じでした。いずれも光軸調整を行えば改善すると思います。


ロービーム
(ヘッドライト内拭き掃除後&反射リング装着後)
(デジカメの設定:プログラムAE、F値=3.5、露出時間=1/3秒、露出補正=-1.7EV、光源:蛍光灯)


ハイビーム
(ヘッドライト内拭き掃除後&反射リング装着後)
(デジカメの設定:プログラムAE、F値=3.5、露出時間=0.62秒、露出補正=-1.7EV、光源:蛍光灯)



★★★★★★


上のページへ

1 2 次へ
 

関連ページ

基本資料 〜 光軸調整
メンテナンス 〜 レーシングギアHIDの故障

 

ホーム | サイトマップ | このサイトについて | ご利用条件 | プライバシーポリシー
© 2004-2019 初代シーマに乗ろう実行委員会