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公開日:2004年7月12日
最終更新日:2013年6月2日


電装品の電源スイッチに流用できます

クルーズ コントロール スイッチ コネクタ
Cruise Control Switch Connector
(コネクタ表)

Y31シーマおよび
Y31セドリック・グロリアのASCD装着車に適用


クルーズコントロールスイッチ



スイッチ内部

このスイッチはステアリング右側のパネル部分にあります。

別名、ASCDスイッチやオートクルーズのメインスイッチとも呼ばれます。

 

電装品の電源スイッチに流用

クルーズコントロールスイッチは普段はほとんど使わないので、電装品の電源スイッチに活用してみましょう。愛車ではこのスイッチを補助バッテリーの充電スイッチとして使っています。クルーズコントロールの機能は従来通り利用できます。

このスイッチを使うことの利点は、

●新しいスイッチを取り付けなくてすむ(穴あけなどがない)
●エンジンがかかっている時だけONにできる(実際はキースイッチを「ON」の位置にしているとき)
●エンジンを切ると自動的にOFFになる(スイッチの切り忘れがない

電源のON/OFF信号は端子No.3から取得します。低負荷の電装品ならこの端子から直接電源が取り出せますが、高負荷の電装品はリレーで回路を組む必要があります。

管理人のようにクルーズコントロールスイッチを利用する場合には、クルーズコントロールの機能を使わなくても必ず純正のハーネスはそのままで使用してください。さもないと電源ONが保持されません。また、Y31型系車以外のおクルマで利用する場合には、自己保持用のリレーが別途必要です。


コネクタ表

2 3 5 6
× × 1 4

コネクタ色:黒

端子
No.
名称 コード 電圧 内容
太さ
1 IG電源 12V/0V キースイッチを「ON」の位置にすると12V。

車室内のヒューズ#14(電子部品.IG)につながっている。ONスイッチを押している時に端子No.2、端子No.3とつながる。
2 自己保持用 ピンク - 12V/0V ONとOFFのどちらのスイッチも押していない時は、端子No.3とつながっている(自己保持用)。
自己保持とは、ONスイッチから指を離しても”ON”が持続するように保持すること。ONスイッチを押している時に端子No.1とつながる(電圧は12Vとなる)。OFFスイッチを押している時に端子No.3と離れる(電圧は0Vとなる)。
3 クルーズコントロール電源 12V/0V クルーズコントロールの電源とスイッチ部の”CRUISE CONTROL”インジケータと連動。電源が入っている時は電圧12V、切れている時は電圧0V。インジケータのプラス端子とつながっている。ONとOFFのどちらのスイッチも押していない時は、端子No.2とつながっている。(2005年10月4日訂正)

OFFスイッチを押している時に端子No.2と離れる(電圧は0Vとなる)。これで自己保持が解除される。

端子No.1(IG電源)が一度0Vになった時(例えばエンジンを切った時)も自己保持が解除される。
愛車では、この自己保持作用を利用して補助バッテリーの充電スイッチに活用している。
4 アース - 0V 常に0V。

インジケータおよびクルーズコントロールメインリレー用のアース。

端子No.6とつながっている。
5 イルミネーション電源 ピンク 12V/0V スモール点灯で12V。
6 アース - 0V 常に0V。

イルミネーション電源用のアース端子No.4とつながっている。


スイッチの内部
(2005年10月8日追加)

この図はスイッチ内部の端子間のつながり方を説明したものです。実際の接点の形状とは異なります。

●通常時

ONスイッチもOFFスイッチも押していない状態です。端子No.2と端子No.3がつながります。




●ON時

ONスイッチを押している間は、端子No.1と端子No.2と端子No.3がつながります。




●OFF時

OFFスイッチを押している間は、端子No.1と端子No.2と端子No.3は独立してつながりません。





スイッチ周辺の回路
(2005年10月8日追加)


※ASCDスイッチ=クルーズコントロールスイッチ

この図は愛車(Y31シーマ後期型)のクルーズコントロールスイッチ周りの回路を示した物です。純正でこのような回路になっています。

他の電装品の電源スイッチとして使う場合には、端子No.3から電源を取得します。
Y31型系車以外で電源スイッチとして使う場合には、図中のASCDリレー(ONを保持するためのリレー)が別途必要です。


作動説明

1. 端子No.1にIG電源がつながっていますが、ASCDリレーがまだ作動していな
いときは端子No.3に電源は出力されません。

2. ASCDスイッチの「ON」を指で押している間は、端子No.1→スイッチ内部→端子No.3へIG電源がつながります。同時に端子No.2にもつながるためASCDリレーが作動し、ASCDリレーの接点がONになるのでIG電源→ASCDリレー→端子No.3へとつながります。

3. ASCDスイッチの「ON」から指を放しても、端子No.3にはASCDリレーの接点を通じてIG電源がつながっていますから、端子No.3→スイッチ内部→端子No.2へも電源がつながったままになり、ASCDリレーは作動を続けてONを保持します(これを自己保持という)。

4. ASCDスイッチの「OFF」を押している間は、端子No.3と端子No.2が切り離されるので、ASCDリレーが停止します(自己保持の解除)。よってASCDリレーの接点はOFFになり、端子No.3にIG電源は出力されなくなります。

5. ASCDスイッチの「OFF」から指を放しても、ASCDリレーが停止しているので端子No.3に電源は出力されません。


■付■録■(2005年10月8日追加)

当ホームページをご覧になったrin様がASCDスイッチを購入して、補助バッテリーの充電スイッチとしてお使いになられています。

rin様はY31型系車以外のおクルマにお乗りですが、ASCDスイッチには「ON」、「OFF」スイッチ両方あり、イルミネーションランプやインジケータランプも付いているので気に入っているそうです。

愛車はHP10プリメーラ、2005型VWポロ、2005型アルファ156を所有しておられ、アルファ156に組み込まれました。



回路図はrin様提供


画像はrin様提供

 

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