左前輪の車高が下がったまま上がらない
供給バルブの故障 (メンテナンス)
E-FPAY31シーマ、E-PAY31セドリック・グロリア (電子制御エアサスペンション装着車)に適用
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▲フロントサスペンションのバルブアッセンブリー
概要
1999年12月、走行距離8.1万kmの頃、左フロントの車高が下がったままでまったく上がらなくなり、左フロントのエア供給バルブを交換しました。
供給バルブの交換はこれが初めてです。
アッセンブリー交換なのでカットバルブも同時交換しました。
※供給バルブは、車高調整時にエアの通り道を開閉するバルブで、各輪のサブタンクに取り付けられています。

フロントサブタンク&バルブASSY (小さい方が供給バルブで、大きい方がカットバルブ)
症状
・ 左フロントの車高が下がる(クルマが左に傾く)。
・ コンプレッサーが動いても左フロントのみ車高が上がらない。 ・ エアサスキットの車高インジケータが点灯したまま。
原因
左フロントの供給バルブのソレノイドの断線。
供給バルブが壊れると、サブタンクや空気室にエアが供給されず、車高が上がらなくなります。
修理費用
約10,000円(税込み)
日産で点検
馴染みの日産ディーラーで主治医に診てもらいました。
初めはエア漏れと思ったのか石鹸水で確認していましたが、漏れはありませんでした。主治医はコンサルトを持ってきて、診断していたらすぐにソレノイドの断線だとわかりました。コンサルトでエアサスの診断ができて原因がわかったのか、コンサルトを触っていてひらめいたのかは不明です。
日産にて交換
日産で交換してもらいました。

故障した供給バルブ
(カット&サプライ バルブアッセンブリー 53601-17V00)
請求金額:10,605円(税込み) |
日産プリンス販売M営業所 |
費目 |
コード |
作業内容および部品名称 |
記号 |
数量 |
技術料 |
部品代 |
用 |
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左フロント下がり |
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技 |
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FR供給バルブ LH |
交換 |
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6,800円 |
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部 |
53601-17V00 |
バルブ アッセンブリー |
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1 |
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3,300円 |
※供給バルブとカットバルブのセットになっている。供給バルブのみやカットバルブのみの交換は不可。 |
供給バルブが故障した原因として考えられること
市販の車載用電気ポットをフロントシガライタソケットでスパークさせてしまい、そのときちょうど車高調整中だったため、ソレノイドのコイルが断線したと思われます。そのときからエアサスキットの車高インジケータが点灯したままになったので、このスパークが原因で間違いないでしょう。
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