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公開日:2011年7月12日


連動して欲しくない方へ

運転席ドアの解錠と
他のドアを連動させない方法
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
 

概要

運転席ドアの鍵を開けても、他のドアは鍵を開けなくする方法です。


解説

この方法を実施すると、運転席以外のドアは解錠しなくなります。これにより、無駄なアンロック動作やロック動作が減り、音も静かになります。

他のドアが解錠しないということは、ドアロックアクチュエーターが動かなくなるということなので、電力消費が少なくなります。
また、解錠しなければ施錠する必要がなくなるので、運転席ドアを施錠したときや車速感応ドアロック時も電力消費が少なくなり、音も静かです。

この方法は特に、運転手しか乗降しない場合に有効です。

この方法を実施すると、下記の操作をしても他のドアは解錠(アンロック)しなくなります。

・車外からキーで運転席ドアを解錠したとき
・車内から運転席のドアロックノブを引き上げて解錠したとき
・車内から運転席のドアハンドルを引いて解錠したとき(オーバーライド機構)
・車外から市販のリモコンドアロックで解錠したとき

※次の操作には影響しません。
・ドアアームレストスイッチ(パワーウインドウメインスイッチ)の”UNLOCK”ボタンを押したとき



作動モードの変更点(赤文字で示す)

この方法を実施して影響があるのは下表の赤文字部分のみです。

操作↓/作動→ 運転席ドア 運転席以外のドア
運転席 キーシリンダー 解錠 解錠 解錠 連動せず
施錠 施錠 解錠 連動せず
インサイドハンドル 解錠 解錠 解錠 連動せず
ドアロックノブ 解錠 解錠 解錠 連動せず
施錠 施錠
ドアアームレストスイッチ UN LOCK 連動せず 解錠
DOOR LOCK 連動せず 施錠
車速15km/h以上 連動せず 施錠

※運転席以外のドアを運転席で解錠・施錠操作するには、従来どおりドアアームレストスイッチ(パワーウインドウメインスイッチ)で行えます。




実現方法

運転席ドアのドアロックスイッチからのアンロック信号をパワーウインドウメインスイッチへ入力しなくすることで実現できます。

方法はパワーウインドウメインスイッチの端子No.14(灰色コード)を抜くだけです。また、ドアロックスイッチの端子No.3(灰色コード)を抜いても同じことです。

ここではパワーウインドウメインスイッチ側の端子を抜く方法を画像で説明します。



運転席のドアアームレストからパワーウインドウメインスイッチを取り出したところ


コネクタから灰色のコードを端子ごと引き抜く


コネクタから抜いたところ


絶縁するため端子を自己融着テープで絶縁し、他のコードに巻き付けた
(自己融着テープはテープ同士がくっつくテープだけどベタベタしない)

 


やってみてどうか

リモコンドアロック操作時の作動音が静かになりました。
車速感応ドアロックの作動音も静かになりました(解錠したドアしか作動しないため)。
電力消費の減少については体感できません。

ちょっと不便なときもあります。


関連ページ

基本資料 〜 ドアロック機構
コネクタ表 〜 パワーウィンドウメインスイッチ

 

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