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公開日:2014年6月23日

排気系統
Exhaust System
(基本資料)

Y31シーマおよびY31セドリック/グロリアに適用

サービス周報・整備要領書より抜粋


概要

主な特徴は次の通りです。

全車、マフラーの総容量(センター+メイン)を増大し(従来比)、消音向上を図りました。VG系:17.5L→19.9L、RD28:18.9L→24.3L(従来比)。

・デュアルチューブ(ショートおよびロング)の採用およびショートテールチューブに開閉バルブを設けたデュアルモードマフラーを採用し、低回転時消音向上と排気抵抗低減を図りました(VG20DET、VG30DE、VG30DET)。

フロントチューブ(フロントチューブと遮熱板間)にグラスウールを設け、消音向上を図りました(VG20DET、VG30ET)。

・遮熱板一体型フロントチューブを採用し、さらに遮熱板間にグラスウールを設け、消音向上を図りました(VG30DE、VG30DET)。

フロントチューブにフレキシブルチューブを採用し、振動低減を図りました(RD28)。

・継手部をフランジタイプとして作業性向上を図りました。

VG20DET車のセンターマフラー、メインマフラーを変更し、消音向上を図りました(後期VG20DET)。

VG20DET車に、新型オートマチックトランスミッション採用に伴い、#1マウントブラケットの形状を変更しました(後期VG20DET)。

・メインマフラーASSYに、ダイナミックダンパーを採用し、アイドル時の車室内騒音低減を図りました(後期VG30DE、後期VG30DET)。



仕様

Y31セドリック/グロリア

↓項目

エンジン仕様→

Y31セドリック/グロリア
VG20E VG20DET VG30E VG30ET RD28
フロント チューブ
チューブ外径

(mm)

φ50.8 φ63.5 デュアル:φ45×2、
シングル:φ54
φ63.5 φ50.8
フレキシブル チューブ
- 付き
デュアル チューブ
付き - 付き
ロング デュアル チューブ
- 付き -
センター マフラー
チューブ外径

(mm)

前期 φ50.8
後期 φ45 φ54 φ50.8 φ54 φ50.8
マフラー容量

(L)

6.0
メイン マフラー
チューブ外径

(mm)

前期 φ45 φ60.5 φ50.8 φ54 φ50.8
後期 φ54
マフラー容量

(L)

13.9
テール チューブ外径

(mm)

φ45 ロング:φ45、
ショート:φ50.8
φ50.8
デュアル テール チューブ
- 付き
(ショート
とロング)
-
フィニッシャー
付き 付き(2個) 付き
触媒コンバーター
種類
モノリス型三元 -
サイズ

(容量L)

A(1.3) -
触媒貴金属
プラチナ + ロジューム -
排気温度警報装置
型式

(作動温度)

熱電対式(850℃) -



Y31シーマ

↓項目

エンジン仕様→

Y31シーマ
VG30DE VG30DET
フロント チューブ
チューブ外径

(mm)

デュアル:φ45×2、
シングル:φ60.5※
φ63.5
フレキシブル チューブ
-
デュアル チューブ
付き -
ロング デュアル チューブ
付き -
センター マフラー
チューブ外径

(mm)

φ54
マフラー容量

(L)

6.0
メイン マフラー
チューブ外径

(mm)

φ54
マフラー容量

(L)

13.9
テール チューブ外径

(mm)

ロング:φ54、ショート:φ50.8
デュアル テール チューブ
付き(ショートとロング)
フィニッシャー
付き(2個)
触媒コンバーター
種類
モノリス型三元
サイズ

(容量L)

A(1.3)
触媒貴金属
プラチナ + ロジューム
排気温度警報装置
型式

(作動温度)

熱電対式(850℃)
※整備要領書A003015では シングル:φ54 の記述あり要確認。


 

前期   VG30ET、VG30E、VG20E
 
VG20DET
 
RD28(IRS車)
 
VG30DE
 
VG30DET
   
後期 VG30ET
 
VG30E
 
VG20E
 
VG20DET
 
RD28(IRS車)
 
VG30DE
 
VG30DET



遮熱板(排気管)


遮熱板(RD28を除く)


センターマフラー前部のチューブの遮熱板

 

マウンティング インシュレーター

接着型と総ゴム型を採用し、振動低減を図りました。

 

マウンティング インシュレーター

#1 #2 #3 #4
ガソリン車 接着型 総ゴム型
ディーゼル車 総ゴム型

 

接合型 総ゴム型


 

ダイナミック ダンパー

Y31シーマ後期型(VG30DE、VG30DET)にダイナミックダンパーを採用し、アイドル時の車室内騒音低減を図りました。

ダイナミックダンパー採用に伴い、メインマフラー前部のチューブに、ダイナミックダンパー取付用ブラケットを追加(溶接)しました。


Y31シーマ後期のみ採用されているダイナミックダンパー



デュアル モード マフラー

デュアルモードマフラー




排気温度警報装置

従来と同じく、センサーは熱電対式を採用しました。
スイッチング モジュールはセンサーと一体型です。

排気温度センサー・スイッチングモジュール




締め付けトルク

排気管、触媒コンバーター、遮熱板の締め付けトルクを下図に示します。
 


前期 Y31セドリック/グロリア VG20E、VG30ET、VG30E



前期 Y31セドリック/グロリア VG20DET




前期 Y31シーマ VG30DE、VG30DET



排気系部品点検、整備時の注意事項

・排気系部品は材料的に耐熱、耐腐食性、また形状的にも十分配慮してあるので、必ず純正部品を使うこと。

・各接続部は、きれいに清掃し、ガス漏れのないよう確実に接続すること。

・触媒コンバーター前後のガスケットは必ず新品を使うこと。

・各部品組み付け後、エンジンを暖機し、エンジン回転を2000〜3000rpmに上げて、各結合部からのガス漏れ、シール剤の吹き出しの無いことを確認する。

・遮熱板に著しい変形のあるものは、修正または交換する。また泥などの著しい堆積ががあるものは、これを取り除く。

・遮熱板を取り付ける際、各排気管との間に著しく隙間不足や干渉が無いこと。



関連ページ

基本資料 〜 デュアルモードマフラー
基本資料 〜 燃料系統
メンテナンス 〜 センターマフラーの交換
コネクタ表 〜 排気温度センサー・スイッチングモジュール

 

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